洛中の酒蔵 佐々木酒造へ
御霊神社から地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅に行き、そこから11時15分の電車に乗って、「丸太町」駅に11時19分に着きました。参考までに、次の電車なら11時27分に着いたことになります。そこからバスに乗れば良いのに、歩いて行くことにしました。3分ほど遅れてたので、丸太町駅から地上に出たのが25分は過ぎてて、そこからゆっくり丸太町通りをひたすら西に進みます。
京都は碁盤の目のように通りがあるので分かりやすいです。目標の智恵光院通りに信号があるのて、その一つ東側、日暮通りまで来ると、北に上がります。すると西側に今日の目的地が見えてきました。そして着いたのが11時45分、集合時間の12時に間に合いました。
本日のイベントは、JR東海「そうだ 京都、行こう。」の会員イベントである『洛中の酒蔵 佐々木酒造』でした。普段は酒蔵見学をされてませんので、貴重な体験が期待できるのと、人気俳優、佐々木蔵之介さんの実家に興味があったのも事実です。
受付を済ませると、2階へ上がるように案内されました。1階は店舗になってて、一般のお客さんも買い物に来られています。
2階へ上がる階段の下には、佐々木蔵之介主演映画の『超高速!参勤交代 リターンズ』ポスターと『日野デュトロのCM(柳沢慎吾さんと共演)』ポスターが貼ってありました。ここがご実家であることが、なんとなく分かります。
2階は普段は事務所なんでしょう、超狭いです。今日の定員は20名でしたが、ほぼ揃ってて、私の後に入って来られた人が最後のようでした。そしてスタッフの方が「イベント開始時間には早いですが、全員揃ったので、前倒しで初めさせてもらいます」と挨拶があって、そのあと現在の社長が来られ、挨拶されました。
佐々木酒造 4代目社長 佐々木 晃さん
最初に挨拶と概要を話していたたぎました。約15分弱だったと思います。現社長は、俳優・佐々木蔵之介さんの弟さんで、前社長の3男だそうで、ちなみに蔵之介さんは2男だとか。
断っておきますが、このイベント中に、佐々木蔵之介さんの事は一切話は無かったです。写真撮影は、「どしどし撮って、どしどし宣伝して」との事で、私も写真撮りまくり後で宣伝もしておきます。
京都で造り酒屋といえば、伏見を連想される方が殆どですが、洛中と言われるこの地域に室町時代には350軒以上、明治時代に至っても160軒程の造り酒屋が京都の市街地に点在したといいます。ちなみに社長さんのお父さんが始められた頃には30軒。そして今や佐々木酒造の他には松井酒造と合わせて2軒のみとなりました。が、京都には品質の良いお米が集まり、また、京都盆地特有の気候や豊富な地下水など、良質な酒を醸し出す土壌がこのエリアには整っていたそうです。しかし街中の造り酒屋は衰退していき、江戸と船による交流が盛んだった伏見が主流となっていったそうです。街中の造り酒屋の多くはマンションに替わっていったそうで、佐々木酒造さんは、洛中の造り酒屋の伝統を守っていきたいそうです(細々と)。
約15分ぐらい話されたでしょうか、いよいよこれから酒蔵見学です。再び1階に降りたら売店がありますが、その奥に酒蔵がありました。京都市内の酒蔵だけに、中は狭いです。
洗米・蒸米の説明を受けました。山田錦の米袋が山積みされてました。山田錦は京都産(亀岡)は等級が低くて、酒造りには適してないとか。
そのお米が吊されてましたか。社長さんも手振り身振りで、案内していただいて、ありがたいことです。
そして次の部屋に移動します。ここは見学コースが設けられてないのが分かるような気がします。とにかく通路が狭いです。
この機械は、純米酒を圧縮し、清酒と酒粕に分離させるそうです。ここでもオーバーアクションで案内していただきました。
こちらは最近購入されたとか、最新鋭の高速分離機だそうです。 レボリューションネオなど造られるそうですか、購入費が高かったそうで・・・元は取れてないとか。
話が終わると次の部屋に移動します。ここには仕込用の貯蔵タンクが並んでいました。
一番上の写真が大吟醸用のタンクです。ここで会員さんが並んで梯子を登らせてもらいました。ようするにタンクを覗いて臭いをかがせて貰ったわです。凄く良い香りがしました。(下戸の人には無理かも)
20名がそれそれ登るので時間がかかるのため、その間は自由に見て回りました。
古い蔵のため、耐震補強がされてました・・・と言うのは違って、単に古いから蔵が傾いたそうです。古い蔵を維持するのも大変ですね。
街中で、このような広い蔵があるなんて、外からは想像できないです。先程「マンションに替わって行った」話を聞きましたが、洛中の酒蔵を残してもらいたいものです。
そして次の蔵へ移動です。ここは倉庫のようで広かったです。一番に目につくのは、大きな書体でかかれた掛け軸でしょう。聞くと、俵 越山(越前屋俵太)さんによるものとか。
ここには有名料理店に納められる料理酒が一杯に置かれてました。そこでは大量に料理酒を使われるみたいです。
酒蔵見学は、12時13分~12時46分頃まででした。前回参加させてもらった丹山酒造に比べて、少し物足りなさはありました。(麹室の見学が無かったです)
酒蔵見学から出てきました。蔵を見ると確かに傾いてるのが分かります。ちなみに佐々木蔵之介さんの『日野デュトロのCM』はここで撮影されたんです。
そして2階に再び上がって、試飲会の始まりです。最初の案内では5種類でしたが、それ以上出してもらいました。
佐々木蔵之介さん主演ドラマ「ハンチョウ」のお猪口もありました。一応全部試飲しました。そのためほろ酔い気分となりました。無理を承知で、肴がほしかった。
予定では14時まで時間は取ってありましたが、13時頃に私は出て、1階の売店で買い物をしました。
酒粕と清酒2本を買って帰りました。洋酒が苦手な私は、お酒は好きです。特に大吟醸が・・・。
帰りは丸太町通りには出ず、佐々木酒造さんの北側の通りを行きました。そこからは酒蔵が一望できるので、最初から計画どおりです。
こうして見ると、結構広いのが分かります。街中で見られる風景としては大変貴重なものとなりました。
そして右がお土産にもらったもの。後2本は、自分で買って帰りました。川端康成が「これぞ京都の酒」と賞賛し、それが所以となって、自らの小説作品のタイトルをお酒の名称として冠することとなった「古都」は、ラベルの文字も川端の手によるものといいます。
ここからJR「円町」駅まで歩いて、そこで遅い昼食を食べてから帰りました。洛中の珍しい酒蔵を見せてもらって大満足の一日でした。
【佐々木酒造】
京都は碁盤の目のように通りがあるので分かりやすいです。目標の智恵光院通りに信号があるのて、その一つ東側、日暮通りまで来ると、北に上がります。すると西側に今日の目的地が見えてきました。そして着いたのが11時45分、集合時間の12時に間に合いました。
本日のイベントは、JR東海「そうだ 京都、行こう。」の会員イベントである『洛中の酒蔵 佐々木酒造』でした。普段は酒蔵見学をされてませんので、貴重な体験が期待できるのと、人気俳優、佐々木蔵之介さんの実家に興味があったのも事実です。
受付を済ませると、2階へ上がるように案内されました。1階は店舗になってて、一般のお客さんも買い物に来られています。
2階へ上がる階段の下には、佐々木蔵之介主演映画の『超高速!参勤交代 リターンズ』ポスターと『日野デュトロのCM(柳沢慎吾さんと共演)』ポスターが貼ってありました。ここがご実家であることが、なんとなく分かります。
2階は普段は事務所なんでしょう、超狭いです。今日の定員は20名でしたが、ほぼ揃ってて、私の後に入って来られた人が最後のようでした。そしてスタッフの方が「イベント開始時間には早いですが、全員揃ったので、前倒しで初めさせてもらいます」と挨拶があって、そのあと現在の社長が来られ、挨拶されました。
佐々木酒造 4代目社長 佐々木 晃さん
最初に挨拶と概要を話していたたぎました。約15分弱だったと思います。現社長は、俳優・佐々木蔵之介さんの弟さんで、前社長の3男だそうで、ちなみに蔵之介さんは2男だとか。
断っておきますが、このイベント中に、佐々木蔵之介さんの事は一切話は無かったです。写真撮影は、「どしどし撮って、どしどし宣伝して」との事で、私も写真撮りまくり後で宣伝もしておきます。
京都で造り酒屋といえば、伏見を連想される方が殆どですが、洛中と言われるこの地域に室町時代には350軒以上、明治時代に至っても160軒程の造り酒屋が京都の市街地に点在したといいます。ちなみに社長さんのお父さんが始められた頃には30軒。そして今や佐々木酒造の他には松井酒造と合わせて2軒のみとなりました。が、京都には品質の良いお米が集まり、また、京都盆地特有の気候や豊富な地下水など、良質な酒を醸し出す土壌がこのエリアには整っていたそうです。しかし街中の造り酒屋は衰退していき、江戸と船による交流が盛んだった伏見が主流となっていったそうです。街中の造り酒屋の多くはマンションに替わっていったそうで、佐々木酒造さんは、洛中の造り酒屋の伝統を守っていきたいそうです(細々と)。
約15分ぐらい話されたでしょうか、いよいよこれから酒蔵見学です。再び1階に降りたら売店がありますが、その奥に酒蔵がありました。京都市内の酒蔵だけに、中は狭いです。
洗米・蒸米の説明を受けました。山田錦の米袋が山積みされてました。山田錦は京都産(亀岡)は等級が低くて、酒造りには適してないとか。
そのお米が吊されてましたか。社長さんも手振り身振りで、案内していただいて、ありがたいことです。
そして次の部屋に移動します。ここは見学コースが設けられてないのが分かるような気がします。とにかく通路が狭いです。
この機械は、純米酒を圧縮し、清酒と酒粕に分離させるそうです。ここでもオーバーアクションで案内していただきました。
こちらは最近購入されたとか、最新鋭の高速分離機だそうです。 レボリューションネオなど造られるそうですか、購入費が高かったそうで・・・元は取れてないとか。
話が終わると次の部屋に移動します。ここには仕込用の貯蔵タンクが並んでいました。
一番上の写真が大吟醸用のタンクです。ここで会員さんが並んで梯子を登らせてもらいました。ようするにタンクを覗いて臭いをかがせて貰ったわです。凄く良い香りがしました。(下戸の人には無理かも)
20名がそれそれ登るので時間がかかるのため、その間は自由に見て回りました。
古い蔵のため、耐震補強がされてました・・・と言うのは違って、単に古いから蔵が傾いたそうです。古い蔵を維持するのも大変ですね。
街中で、このような広い蔵があるなんて、外からは想像できないです。先程「マンションに替わって行った」話を聞きましたが、洛中の酒蔵を残してもらいたいものです。
そして次の蔵へ移動です。ここは倉庫のようで広かったです。一番に目につくのは、大きな書体でかかれた掛け軸でしょう。聞くと、俵 越山(越前屋俵太)さんによるものとか。
ここには有名料理店に納められる料理酒が一杯に置かれてました。そこでは大量に料理酒を使われるみたいです。
酒蔵見学は、12時13分~12時46分頃まででした。前回参加させてもらった丹山酒造に比べて、少し物足りなさはありました。(麹室の見学が無かったです)
酒蔵見学から出てきました。蔵を見ると確かに傾いてるのが分かります。ちなみに佐々木蔵之介さんの『日野デュトロのCM』はここで撮影されたんです。
そして2階に再び上がって、試飲会の始まりです。最初の案内では5種類でしたが、それ以上出してもらいました。
佐々木蔵之介さん主演ドラマ「ハンチョウ」のお猪口もありました。一応全部試飲しました。そのためほろ酔い気分となりました。無理を承知で、肴がほしかった。
予定では14時まで時間は取ってありましたが、13時頃に私は出て、1階の売店で買い物をしました。
酒粕と清酒2本を買って帰りました。洋酒が苦手な私は、お酒は好きです。特に大吟醸が・・・。
帰りは丸太町通りには出ず、佐々木酒造さんの北側の通りを行きました。そこからは酒蔵が一望できるので、最初から計画どおりです。
こうして見ると、結構広いのが分かります。街中で見られる風景としては大変貴重なものとなりました。
そして右がお土産にもらったもの。後2本は、自分で買って帰りました。川端康成が「これぞ京都の酒」と賞賛し、それが所以となって、自らの小説作品のタイトルをお酒の名称として冠することとなった「古都」は、ラベルの文字も川端の手によるものといいます。
ここからJR「円町」駅まで歩いて、そこで遅い昼食を食べてから帰りました。洛中の珍しい酒蔵を見せてもらって大満足の一日でした。
【佐々木酒造】