小野小町ゆかりの随心院へ

地下鉄「小野」駅を挟んで、西側に勧修寺。東に随心院があります。勧修寺は、桜・菖蒲・睡蓮・紅葉が有名ですが、随心院は、梅と紅葉でしょう。桜は聞いたことが無いので期待してません

勧修寺の山門を出て15分足らずで随心院の総門につきました。総門前には桜も咲いてまししたが、最初に断っておきますが、桜は・・・ここだけです

画像
画像
余談をひとつ。ここの前が醍醐街道で、醍醐寺には歩いて15分ぐらいで行けるでしょう。そのため、醍醐街道は醍醐寺に向かわれるであろう車がひっきりなしでした。

ここには2006年3月以来の訪問です。考えたら10年振りの再訪だったですね。総門を入って暫く道なりに歩きます。そしてら拝観入口の看板があってくぐります。ちなみに左端にみえているのが長屋門です。

画像

入口を入ると正面に重厚な庫裏が見えます。1753年(宝暦3年)に二条家から移築されたもので、桃山時代の建築です。

画像
画像
庫裏を入ると小野小町の屏風が出迎えてくれます。そこで靴を脱ぎ、拝観料500円を納めます。聞くと4月1日から値上げされたようです。

案内にしたがって、先ずは表書院に向かいますが、すぐに中庭がありました。ここではシャクナゲが咲いてました。

画像
殆どが蕾ですが、一部咲いてるんですけど・・・あとで、咲いてるいるシャクナゲを紹介します。ここでは桜が無いので、シャクナゲでも咲いてたので良かったです。

そして大玄関を通ります。その先には薬医門が見えてました。それで写真を確認すると、しだれ桜が写ってます。

画像
画像
それと、その奥には梅の名所である小野梅苑があるんですけど、そこの桜も写ってました。ただ今日は梅苑前に露店が並んでたので、その桜は撮らなかったんですと言うより、撮れなかったんです

10年振りの訪問のため記憶が曖昧でした。表書院に着いたら、前庭を撮りました。そして正面には本堂が見えています。

画像
画像
この風景、時代劇でよく見かけます。最近では、米倉涼子さん主演「松本清張スペシャル かげろう絵図(関西テレビ)でも使われてました。画面を見て直ぐに分かりましたね

先ず表書院に入って狩野派の障壁画を堪能しました。ただ室内は撮影禁止で写真はありません。外は桜が咲いていますが、ここの有料区域には桜がないので、拝観者も少ないです。ざっと5名でしたね。

次ぎに能の間に移動です。表書院と本堂との間にあるんですが、そこから前庭をゆっくり眺めることができました。

画像
画像
画像
画像
画像
10年前の記憶しかありませんでしたが、思ってたらそんなに広い庭園じゃなかったです。苔も春先だし、ライトアップされた紅葉の庭を見てみたいですね。池があったなんて・・・すっかり忘れてました。

能の間からは、裏庭も見ることができました。そこにはシャンナゲが綺麗に咲いてます。

画像

そして、次ぎに本堂に入りました。凜とした雰囲気がある中、お参りさせてもらいました。

中央厨子の中にご本尊は如意輪観世音菩薩像。その向かって右から、金剛薩埵像、薬師如来像、釈迦三尊像。次ぎに左から阿弥陀如来像、不動明王、弘法大師像、仁海像正像が安置されてました。

画像
本堂前から表書院と能の間を見ています。ここから15分の醍醐寺の混雑は、大阪市営地下鉄の車内並だというのに、ここはこの静けさです。写真中央が表書院、その隣か能の間です。

次ぎに本堂から奥書院に渡り廊下を通って移動しますが、その裏庭を見ながらです。10年前の写真にも写ってなかったので、ここ最近で整備されたのかなぁ・・・。

画像
画像
画像

奥書院も狩野派の絵師による障壁画や襖絵を堪能しました。ここも撮影禁止でしたが、10年前の写真が残ってました。当時は写真はOKだったようです。

画像
「宮廷人物画」九条家か寄進された襖絵だそうで、絵師は不明だそうです。多分・・・狩野派の絵師だとか。

画像
奥書院前から能の間を見ています。角度が違ったら咲いてるシャクナゲは見えません。

画像
再び拝観入口まで戻ってくる手前にあった、箱庭のような庭園です。庭園と呼べるかどうか微妙ですが・・・。

そして、15分足らずで出てきました。いつもならもう一周ぐらいするんですが、次ぎに見舞いに行くので・・・。それで庫裏の前にあった小野小町歌碑の石標です。

画像
入る時に、中国人観光客と思われる集団が、ここに屯してたので、スルーしてました。

ここで同じように廻ってた一組は、ここから醍醐寺の方に歩いて行かれました。醍醐寺の桜は満開でしたし、見応えあったでしょうね。いつかは見てみたいと思っています。ここから再び地下鉄「小野」駅から山科に向かい、病院に行きました。

【随心院 本堂】



この記事へのトラックバック