平成28年 春の京都禅寺一斉拝観 妙心寺塔頭 大心院へ

4月20日(水)は、この日を含めて3日間しか公開しない寺院があって、これを知ってからは、昼から休みを取って行く予定にしてました。しかし母が入院している病院に用事ができたこともあって、一日休みを取りました。

以前は市バスや京都バスを利用してましたが、最近は通勤定期があるJRを使って経費を削減しています。JR「花園」駅から徒歩で向かったのは、妙心寺です。広い境内には46もの塔頭寺院がありますが、最初の目的池は、平成28年 春の京都禅寺一斉拝観 妙心寺塔頭 大心院です。ただ大心院は通常拝観しているので、目的はキリシマツツジです。

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2012年1月以来、4年振りに山門をくぐります。ちょうど9時前につきましたし、計算どおりです。後はキリシマツツジが咲いててくれるのを祈るのみ

初めて来たわけではなく、多分・・・3回目の迂訪問だと思います。ただキリシマツツジの時期には来たことがありまん。山門入って石畳を進むと庫裏があります。

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庫裏は開いてます。そして靴を下駄箱に入れて上がると・・・その前に入るとセンサーがあるのかチャイムが鳴ります。そしたら奥から住職さんが出て来られたので、拝観料300円を納めます。

簡単に拝観コースを案内・・・ほとんうに簡単です。そこには「平成28年 春の京都禅寺一斉拝観」のスタンプが置いてあったので、2ケ所をゲット。前途のおとり、あまり乗り気では無いんですが、一応貰うことに

それよりキリシマツツジはと思い進むと、直ぐにありました。もう4年も前のことで忘れてましたが、入って直ぐの中庭でした。

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まぁ・・・6分咲きでしょうかね。満開には遠かったです。昨日のニュースで長岡天満宮のキリシマツツジが満開だと紹介されてたので、この大心院を思い出したて来たみたんですけど・・・少し早かったです。

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まだ満開には早かったんですが、ガラスに反射したキリシマツツジが綺麗で納得です。また妙心寺には来る用事がありますが、今季はこれでお終い・・・また来年

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こちらはツツジが咲いてました。ツツジもゴールデンウィークの頃に見頃となるのに、こちらも早いですよね。先般訪れた平岡天満宮の宮司さんが、「年々桜や椿の開花が早まってる」と言われてました。「昔桜は入学式、今卒業式」と言われましたが、これはちょっと・・・でも近い将来そうなるかもね。

次ぎに目にするのが、この大心院では有名な庭園「阿吽庭(あうんてい)」です。

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阿吽庭は、本堂の東、書院(宿坊)の南にある長方形の枯山水庭園。1965年(昭和40年)に昭和の名作庭家・中根金作が作庭。中央の三尊石の石組を中心に、築山には多くの樹木が、また、苔地と白砂で州浜をあらわし美しい曲線を見せています。この曲線は龍が天に昇る姿をイメージしているとか。

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ここにはシャクナゲが咲いてました。ここは朝一番に来ると、空いてます。2012年1月の時も一人で独占でしたし、今日もです

そして最後に本堂に出てきます。受付から真っ直ぐ進むと本堂だったんです。本堂でお参りを済ませると受付に戻ってくるコースでした。

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ご本尊は分からなかったです。本堂の前には南庭があって、奥に祖堂があります。

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1666年(寛文6年)建立の祖堂は、後に妙心寺に売却されますが、2003年(平成15年)に数奇な運命を経て再び返却されました。

大心院は、1479年(文明11年)に足利幕府の管領・細川政元が、妙心寺第10世・景川(けいせん)和尚に帰依し相国寺の西に建立した寺院です。天正年間に細川幽斎の尽力により妙心寺山内に移転し中興されました。現在の方丈は蒲生氏郷の孫、忠知(ただとも)が有力檀家となり大心院7世の嶺南崇六(れいなん すうろく)に帰依して建立されたものです。

ここから前途のとおり受付に出てしまいます。誰も居ないの幸いに、再び戻って受付まで行くことにしました。

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本堂の東端にあった杉戸絵です。伊藤若冲の鶏そんな筈ないか。それなら由緒書に載ってる筈です。

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ここは宿坊をされています。一般の方でも電話や往復はがきで申込をするらしいです。この日も直接見たわけではありませんが、泊まられてたようで、そのため書院の奥には行かないようにしました。

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門を出るとき、たまたま下を見たら、○△□が読み取れました。禅宗寺院で、特に建仁寺にある「○△□の庭」もあるので、何か関係があるのかなぁ・・・と思って撮りました。

ここには8時55分に入って、9時7分に出てきました。次ぎに行く寺院が今日の本命ですが、ここのキリシマツツジが撮りたかったので、コース的には戻る格好ですが、次ぎに向かいました。

【妙心寺塔頭 大心院 キリシマツツジ】



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