西国三十三ヶ所「第十九番札所 革堂(行願寺)」へ

下御霊神社を出て、次ぎに少しだけ寺町通りを下がって革堂(こうどう)に行きました。革堂は通称で、正式には行願寺(革堂);と言います。

ここは西国三十三ヶ所 第十九番札所とともに、洛陽三十三ヶ所 第四番札所でもあるので、私は過去に何度も訪問していますが、調べると2012年(平成24年)に来て以来、4年振りの再訪でした。

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寺町通り沿いに山門はあって西向きに建てられているので、先程の下御霊神社と同じ、強烈な朝日を浴びて写真はどうしても逆光となってしまいます。

山門を入った左手に手水舎。境内に入ると先客があって、ご近所の人でしょうか、ご夫婦で散歩に来られてました。

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そして正面が本堂です。ここは靴を履いたまま上がります。そして静かに手を合わせてきました。ちなみに本堂内部は撮影禁止と書いてありました。

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本尊は、千手観音菩薩立像で、行円上人自ら刻んだと言われ、毎年1月17日と18日の初観音に公開される秘仏となっています。

何度も来ている革堂ですが、まだ初観音の時には行ってないですね。その時期は寒いし出掛けるのが億劫なのが難点です。

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お参りを済ませて階段を降りるとき、左に可愛い猫が(上の写真)、また、蓮の花も辛うじて咲いてました。

ところで通称の「革堂」ですが、開祖・行円上人が狩りで鹿を射止めたが、死ぬ間際に子供を産み落としたことかせ殺生を悔いて出家したと伝わり、いつも革の衣をまとっていたことから「革堂」の名が付いたと言う。

当初、一条油小路にありましたが、幾多の火災や応仁の乱なとで焼失。1708年(宝永5年)に現在地に移転し現在に至っていす。それでは、狭い境内ですが散策です。

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庫裏の前には、以前無かった・・・あったかも(記憶が無い)石碑がありましたが・・・朝早くでなかったら、札所巡りの人達で賑わう境内もガラガラです

このまま奥(境内北側)に進むと、最初に愛染堂を目にします。

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内部は見えませんが、愛染明王像が祀られているそうです。

また、そのお隣には寿老人神堂があり、内部には寿老人が祀られています。ここは都七福神巡りの1つで、お正月を初めてとする年頭には賑わいます。

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都七福神巡りは、ゑびす神(恵美須神社)、大黒天,松ヶ崎大黒天(妙円寺)、毘沙門天(東寺)、弁財天(六波羅蜜寺)、福禄寿神(赤山禅院)、寿老神(革堂)、布袋尊(萬福寺)。

そして突き当たりにあるのが鎮宅霊符神堂で、その横には鐘楼がありました。

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下の写真は、境内北側の奥にある百体地蔵堂です。この頃より、猫ちゃんが数匹表れて・・・そちらの方が気になって・・・

最後に加茂明神塔(かもみょうじんとう)で、高さが3㍍もある五輪石塔です。

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それより、ここから猫が現れて・・・猫好きには、どうしても追いかけてしまいます。首輪がないので、多分・・・野良でしょう。

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ここには2匹いて、私が近づくと逃げていき・・・鐘楼まで追いかけたんですが・・・諦めました。

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そしたら三毛猫が向から近づいてきました。今度は近づいても逃げません・・・と言いたかったけど・・・近づきすぎたら・・・やっはり逃げました・・・そのため最後は望遠で

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そろそろ出ようかなぁ・・・と思ったら・・・最初に見かけた猫が現れました。まだ居たんだね・・・誰かから餌を貰うのを待っているのかなぁ

朝から厳しい暑さで元気がなくなりかけてきたところ、猫を見て癒やされました。ここから再び下御霊神社の前を通って、御所東駐車場に戻りました。

【革堂 本堂】



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    Excerpt: 西国三十三ヵ所草創1300年特別拝観として革堂 行願寺の「内陣と御本尊」が御開帳されました。期間は、2016年10月30日~13日の8時から16時30分で、拝観料は500円でした。 Weblog: 古寺とお城の旅日記Ⅱ racked: 2016-12-27 03:08