紅葉が見頃となった妙心寺塔頭 桂春院へ

大法院を出て、広い妙心寺の境内をゆっくり歩いて行きます。大法院が境内のもっとも西側に位置しますが、いったん北門まで行き、そこからもっとも東側に向かいます。着いたのが妙心寺塔頭 桂春院です。

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平成28年 春の京都禅寺一斉拝観に来ましたが、その時から紅葉が綺麗そうだなぁ・・・と思ってました。そして・・・期待どおり・・・門前には“紅葉見頃”と書いてありました。

山門入ったら綺麗な紅葉がお出迎え。そして正面の庫裏に入り拝観受付を済ませます。

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靴を脱いで上がると、受付に人が来られ、そこで拝観料400円を納めました。どうやら先客は2名のようでした・・・。

受付を済ませて最初に目にするのが、坪庭の「清浄(しょうじょう)の庭」です。

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この庭は・・・どうでも良いんです・・・ただの通過です。この花頭窓から奥に赤く染まる紅葉が見て取れます。

そして、目的地の書院に着きました。平成28年 春の京都禅寺一斉拝観では、茶室「既白庵(きはくあん)」が公開されたんです。

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ここから見る紅葉が綺麗だと、前に写真で見たことがありました。書院から茶室「既白庵」にいたる露地庭園で、「侘の庭」と呼ばれていますが、評判どおりの綺麗な紅葉を見ることができました。

次ぎに方丈(本堂)の東側にある斜面を巧みに利用した「思惟の庭(しいのにわ)」から見た紅葉です。

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先程の大法院は、観光バスで来られる団体さんが入って来られましたが、この桂春院に関しては団体さんは皆無です。そのため充分綺麗な紅葉を楽しめます。

桂春院には以前、趣が違う庭園が4つあると紹介しました。そして最後の庭園は「真如の庭」と言い、方丈前にあります。

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方丈内は撮影禁止になっていますが、仏間にてお参りはしました。狩野山雪の襖絵なんかあるので、庭だけが見所じゃないです。

今日は、庭に降りるのはやめようと、思ってましたが紅葉も綺麗だし、やっぱり降りることに。そこからはスリッパに履き替えます。

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ここで、お庭の清掃をされてた住職さんにお目に掛かりました。以前、このお地蔵さんの前に池があったんですが・・・今はありません。そこで聞いてみたら、防火槽の代わりをしていたが、必要がなくなったからと・・・言われてました。

庭に降りて、最も奥まで行ってから再び方丈に戻ってきました。戻ると方丈に後続の方が来られてましたが、それだけでしたね、やっぱり空いてます、ここは。戻りながら、各庭のベストショットを撮っていきました

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最初に2名来られてて、あと私が入ってから2名来られてて・・・結局それだけでしたね。綺麗なな紅葉があるのに、あまり知られてないのが、もったいないです。

9時36分に入って、56分に出てきました。約20分、ここに居たことになります。さほど広くないのに長居した方です。そしてまもなく時計は10時なります。10時から拝観開始の寺院に急遽行こうと思い着きました。

【妙心寺塔頭 桂春院 侘の庭】



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