紅葉が見頃 名勝及び史跡の妙心寺塔頭 退蔵院へ

10時30分頃に天珠院を出たので、花園会館前の駐車場に向かう途中に、妙心寺塔頭 退蔵院の前を通りました。ここも紅葉は綺麗だと言われていますが、人が多いので今まで敬遠してきました。しかし、今年は紅葉の見頃が早まって、まだ観光客が追いつかない状態です。それなら行ってみようと思い入りました。

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門前に手書きで「紅葉は見頃でございます」と書かれています。ここは桜が有名ですが、紅葉時は初めて来ました。

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山門を入って正面に庫裏、右手に拝観受付があって、そこで拝観料500円を納めます。そしたら「順路にしたがって進んで下さい」と案内がありましたが、何度か来てるので案内は不要です

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受付を済ませると、先ずは本堂へ行くのが本来のコースです。そこに通ずる参道の紅葉が綺麗でした。

そして本堂です。桜の時期は特別コースとなっているので、堂内に入れますが、今は上がれませんので、先に元信の庭を見学です。本堂に入る手前の門は、重要文化財に指定されてる袴腰の大玄関と呼ばれるものです。

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前途のとおり、本堂に上がれると違う角度から見ることができます。2013年4月の時は、そうでした。しかし、元信の庭には紅葉が無いですね。

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本堂前には、国宝『瓢鮎図』のレプリカがあります。本物は以前京都国立博物館で見ました。その時に買ったポストカードです。

ここ退蔵院には、昭和の名造園家の中根金作(足立美術館が有名)が室町・桃山期の作風でつくりあげた余香苑があり、そこの紅葉を早く見たい・・・と、気がはやります。

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ここが余香苑の入口です。門の欄間には“ナマズ”が。国宝『瓢鮎図』のナマズなんですよね。

余香苑と書かれた石碑と門をくぐると右手に「陰の庭」と左手に「陽の庭」がありますが、紅葉の綺麗な「陰の庭」から。

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この庭には、有名な枝垂れ桜があるんです。2013年4月に見に行きましたが、それはそれは凄く綺麗でした。

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こちらは「陽の庭」です。どちらを廻っても、出てくるのは同じなんですけど、「陰の庭」で写真を撮られる人は多かったです。

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白砂と黒砂を使った枯山水庭園を抜けると、今度は池泉回遊式庭園を目にします。また、茅葺きの四阿には入れませんが、この綺麗な庭に合いますね。

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そこから左手には蹲踞と水琴窟がありました。確か、ここで初めて水琴窟を知ったんだと記憶しています。

やっと余香苑(よこうえん)のビュースポットまでやって来ました。瓢箪池と呼ばれる池の端で、そこには待合や藤棚もあって、ゆっくり座って観賞できます。

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ご覧のように、綺麗な紅葉を座って観賞できました。この時、10時37分でしたが、天気が良かったら思い切り逆光でしたが、良い具合に雲ってくれました

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今年は見頃が1週間早まりました。急に冷え込んだので、紅葉の当たり年だと言われるほど色が綺麗です。ここも充分楽しめました。

こちらは茶席「大休庵」です。こちらで庭園を観賞しながら抹茶をいただけますが、大法院でいただいたので、入るのをやめました。

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庭園を見ながらお茶と和菓子をいただくのは好きなんですけど、糖分を制限されてるので仕方ないですね

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最後に、山門近くの紅葉を撮りました。入る時に気になってたんですけど、先を急いだので最後にしました。ここも綺麗でした。

ここを11時頃に出て駐車場に戻りました。大法院から桂春院、そして天珠院と退蔵院を2時間かけて廻ったことになります。あまり知られてませんが、妙心寺塔頭の紅葉を充分楽しんで帰りました。

【妙心寺塔頭 退蔵院 瓢箪池】



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