秋の知恩院ライトアップへ

紅葉シーズンに入ってから週末毎にライトアップに行っていますが、11月25日(金)も会社の帰りに、知恩院ライトアップに行ってきました。

京都駅から市バスで移動の予定が、バスターミナルに行くと、長蛇の列。予定を変更して地下鉄で移動しました。地下鉄烏丸線を利用して「御池駅」で東西線に乗り換えし「東山駅」で降りました。そこから徒歩で10分ぐらいでライトアップされてる日本最大級の木造二重門である三門前に着きました。

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昼間なら通行できる三門も柵があって行けません。要するに夜間(ライトアップ期間中)は拝観料を貼らないと奥に進めないようになっていました。

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三門の北側に知恩院の御影堂に至る階段があって、通称“女坂”と呼ばれる石段があって、その下に臨時の拝観受付所がありました。そこで拝観料800円を納めます。

それにしても観光客多いです。行きに知恩院の駐車場を見ると観光バスも数台止まっているしね。それで石段をを少しだけ登ると友禅苑の入口に着きました。

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こちらが入口です。通常は、ここの拝観受付で拝観料300円で入ることができます。知恩院には何度も来てますが、ここに入るのは2010年(平成22年)8月以来です。

入って直ぐに素晴らしい紅葉が目に飛び込んできました。写真やポスターで見たとおりです

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池の廻りは混雑してましたが、充分じっくり見られました。写真で見るより肉眼で見た方が、ずっと綺麗です

補陀落池の中央に建つ高村光雲作の聖観音菩薩立像は、知恩院第76世立誉行戒上人の記念塔です。1898年(明治31年)4月竣工。友禅苑は、友禅染の祖、宮崎友禅斎の生誕300年を記念して1954年(昭和29年)に造園されました。

順路に従って次ぎに進むと、兎門(うもん)があって、その門をくぐります。

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禹とは中国古代の伝説上の王だとか。その伝説にちなみ、禹門とは、立身出世で登竜門と同じ意味があるとか。

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門を入って少し登った左手に茶室「華麓庵(かろくあん)」があって、一人600円でお茶とお菓子をいただけますが、入りませんでした。

会社帰りで夕食もまだでしたので、入りたかったのは事実ですが、先を急ぐのでやめました。その先には茶室「白壽庵(はくじゅあん)」がありました。

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知恩院第79世現有猊下の白寿記念事業として、華頂会館の付属茶席として建てれたものを、友禅苑内に移築されました。裏千家14代家元より白壽庵と命名されました。

白壽庵から降りてくると、今度は枯山水庭園の鹿野園に出てきました。

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綺麗な紅葉をバックに収まっているのは、友禅染の創始者で江戸中期の京絵師である宮崎友禅斎(1688~1704)の銅像です。

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この枯山水庭園も綺麗でしたね、紅葉もあって見応えありました。6年振りの訪問でしたが、充分楽しめました。

友禅苑を出たら、目の前が国宝の三門でした。冒頭でお見せしたとおり綺麗にライトアップされています。しかし、思ってもみなかったことが・・・夜間でも登れるんですね。

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案内人に「三門上がれますよ」と言われたので・・・もちろん上がりました。ただここは、撮影禁止なのは分かってたので、京都市街地の夜景を楽しんで降りました。ただ、階段は急だし、暗いし恐かったです。

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こちらは男坂です。まるで城構えのような石段は高くて、ここはしんどいです。夜間は通行止めでしたので、女坂を上がります。
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この女坂を上がります。こちらの階段は緩やかですし、この時だけ空いてました。(行きも帰りもここを通るので、空いてたのはこの時だけ、奇跡です)

上に上がると、奥にある阿弥陀堂から何だか度胸が聞こえてきます。ここはライトアップの予定はなかった筈と・・・行ってみると・・・。

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ここまで来ると熱いお茶をいただきました。そしたら「別時念仏会を今日だけ、やっているので、是非堂内に入って下さい」と言われたので上がってみることに。

堂内ては、絶えず念仏を唱えながら木魚を叩きます。“南無阿弥陀仏”と唱えてリズムよく木魚を叩くこと約5分ぐらい居ました。

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阿弥陀堂の南側には霊塔があって、その手前に石水舎がありました。ここはほんのりライトアップされてました。

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こちらは、宝佛殿です。2013年(平成25年)10月12日の『知恩院文化財特別鑑賞』で入ったことを思い出しました。

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こちらは工事中の国宝御影堂です。同じく、鑑賞会の時に内部をヘルメットを被って見学させてもらいました。

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宝佛殿の奥、納骨堂の手前の池には紅葉があって、ライトアップされてました。ここも記念撮影される方で混雑してましたし、空くのを待ちました。

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再び女坂を下って、紅葉しているモミジと三門をセットで撮影したり、再び友禅苑に入ったりしましたが、直ぐに出ました。

ここには約50分ぐらい居ました。19時30分頃でしたが、ここは21時30分まで開いているので、高台寺や青蓮院門跡なんかと一緒に行けるのが良いですね。ここから地下鉄東西線「東山駅」まで歩き、帰路に着きました。

【知恩院 友禅苑】



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