別名“らくがき寺”と呼ばれるユニークな寺 単伝寺(たんでんじ)へ

善法律寺を12時28分に出ましたが、次の寺だけ地図を何度も見直し覚えて来ました。と言うのもここだけ東高野街道沿いにないです。その東高野街道を北に進むこと約10分で大谷川に出ました。ここが私が覚えてたポイントで、そこから二筋目を東に入ると突き当たりに単伝寺がありました。

ここはテレビでも取り上げられたことがあり、別名「らくがき寺」と呼ばれています。今回、八幡市の特別公開の寺院を訪れるのに地図を見て、これなら行けるなぁ・・・と思い計画に入れました。

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門前の石碑には「単伝庵」と書いてありますが、後程いただいた由緒書きには「単伝寺」とありました。どちらが正解・・・

それより門に柵があって中に入れません。押してみたけど動かない・・・どうしよう・・・せっかくここまで来たのに・・・しかし門前には・・・。

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参拝日は土・日曜日9時~15時。参拝料100円。(ご用の方はベルを押して下さい。)と書いてあります。

完全に私のリサーチ不足でした。しかし、ここまでやって来て手ぶらで帰るのもと思いベルを押しました。しかし・・・反応なし・・・諦めて帰りかけると・・・。

30㍍ほど東高野街道側に戻った所で、後方で門が開いた音がして・・・振り向くと・・・住職さんが柵を開けてくれてます。慌てて走って戻り拝観をお願いすると快く入れてもらいました。

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住職さんに「朱印はありますか」と尋ねると、1階が書院で2階が本堂の建物に入れてもらい書き置きの朱印をいただき、由緒書きも貰いました。


朱印には“単伝庵”と書かれてました。そして堂内の拝観をお願いすると「どうぞ」と言われ「拝観料は」と尋ねたら「そんなの要らんは」と言われたので、後で志納しておきました。

先ずは“らくがき寺”の名の由来になったお堂から・・・1957年(昭和32年)に“走り大黒天”を祀る大黒堂が建てられたました。そこが・・・らくがき寺・・・なんです。

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平日にアポ無しで来てしまい恐縮しきりです。ここまで住職さんに案内していただき、「後は好きにどうぞ」という感じでした。

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堂内の中央に「走り大黒天像」、左に「八臂弁天像」、右に「高野大師像」が祀られてて、堂内の白壁には一面に寺公認の“らくがき”がビッシリ書き込まれています。

住職さんに“らくがき”のこと聞きました。“らくがき”と言っても要するに願い事を書くんですね。別にそれ以外でもかまいませんが・・・。私も、書きました・・・住職さんは言われませんでしたが300円と書いてあったので、先程の拝観料と合わせて志納しておきました。

なお、毎年大晦日に塗り替えられるみたいですし、決められた所(白壁)以外は書かないことを守って願い事を書かれたらいいかと思います。次は、右隣の地蔵堂に入ります。

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堂内に入ると中央に大きなお地蔵さんが鎮座されてました。見た所、まだ新しいそうな感じを受けました。

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大黒堂で願い毎を書き終わると、ここを出ることにしました。くれぐれも平日は、要予約ですね。たまたま在宅されてたので良かったですけど・・・。

臨済宗妙心寺派 直指山 単伝庵 本尊は、五大釈迦像を本堂に安置。2月3日・5月3日・8月3日・11月3日の年4回に箸供養で本堂内に入れます。

ここには約10分ぐらい滞在して12時55分に、外から柵を閉めて出て行きました。石清水八幡宮から神應寺、松花堂庭園・美術館から正法寺、そして善法律寺に行って、ここまで来ましたが、あと一箇所です。

【単伝寺 大黒堂】



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