“京のお伊勢さん”日向大神宮参拝【前編】へ
京都には古くから伊勢神宮の代わりに詣でる“京の伊勢”と称される日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)がありました。多くの参拝者で賑わったそうですが、私は未訪でしたので、さっそく2月25日(土)に行ってきました。
正直な話・・・日向大神宮の存在すら知りませんでした。何処で知ったかと言うと・・・“そうだ 京都、行こう。”のイベントで「“京の伊勢”日向大神宮参拝と順正の小豆粥」があったので初めて日向大神宮の存在を知った訳です。イベントは1月15日(日)・・・あの大雪の日に行われたようですが、私は参加していません。拝観料が必要な訳でもないので知った日から自力で行こうと決めてたからです。
当日は晴天に恵まれましたが、そのため朝ひどく冷え込んでました。JR嵯峨野線と地下鉄東西線を乗り継いでやって来たのは、京都市営地下鉄「蹴上駅」で、いつもなら南禅寺の方向(北向き)に向かいますが、今回初めて逆の方向(南向き)に向いて歩くこと約2分で、日向大神宮の一の鳥居が見えてきました。
駅からこんなに近くにあるとは思いませんでしたが、ここから大変なんです。ここから急勾配とは言いませんが、坂道を上がっていくことになります。
ほどなく歩くと、「大神宮橋」があって、欄干に1923年(大正12年3月建立)とありました。ここからトレッキングの人たちが多くなります。
この「大神宮橋」の下が桜の名所“インクライン”なんです。この下からトレッキングの人たちが上がってこられた訳です。(この時は2名だけでしたが・・・)
ここは「京都一周トレイル」のコースなんてずよね。ここには9時30分頃から登り始めましたが、この時はまだ2名だけでしたが、帰る頃には本当に多くの人が登りに来られてました。
少し急な階段を2分ほど上がると二の鳥居を通過します。二の鳥居と行っても柱だけしか残っていませんが・・・何があったのか・・・分かりません。
地下鉄「蹴上駅」(1番出口)から歩いて10分弱で境内に着きました。私は普段からエスカレーターやエレベータに乗らないので、駅のホームからここまで頑張って登りました(普段から歩いているまで苦も無く・・・です)。
着いたら先ずは汗拭きです。寒かったけどけっこうな汗・・・かきました。そしていつものように手水舎を使います。
トレッキングの方は、ここを素通りして山科にある毘沙門天堂の方に向かわれました。今日は天気が良いのでハイキング・・・気持ちいいでしょう。
ここで休憩しないで先を急ぎました。私の前方・・・ずっと前ですが、お一人見かけました。今は空いていそうだし、これからトレッキングの人が増えてきても困るので・・・。
手水舎から最後の階段を登って神明鳥居をくぐります。この鳥居も伊勢神宮と同じだそうです。私が伊勢神宮を訪れたのは小学生の時、修学旅行で行ったきりで、あまり覚えてません・・・いつかは再訪したいです。
あまり期待してませんでしたが、境内には誰も居ません。階段を上がった左手に社務所があって神職さんが座っているが見えましたが先にお参りさせてもらいました。
鳥居をくぐった左手が社務所。その反対側・・・右手には拝殿がありました。ここまで来たら、本当に静がでひっそりとしています。
その先の右手・・・山側に境内社の猿田彦神社で御祭神が猿田彦命ささるたひこのみこと)。花祭(かさい)神社で御祭神が木花開耶姫(このはなさくやひめ)がありました。
そして、その先にあるのが外宮(下ノ本宮)げく(しものほんぐう)で、“京の伊勢”と呼ばれる由縁ですね。
ここの御祭神は、天津彦火瓊々杵尊(あまつひこほににぎのみこと)と天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)の二柱でした。
余談ですが、私は寒いのでコートを着て参拝しました。しかし、後から来られた若い男性は、社務所横にあるテントでコートを脱いで、鞄をそのテント内に置いて参拝されてました。それが正式な参拝方法なんでしょうね・・・でも寒すぎです。
外宮を参拝したら次は内宮です。伊勢神宮と同じ参拝方法みたいですけど・・・外宮を超えたら池があって、その橋の先が内宮のようです。
その先に神明鳥居が見えていましたが少し離れています。その間にも境内社があるので寄って行きます。
最初は恵美須神社で山城国で初めてお祀りされたそうです。御祭神が事代主神(ことしろぬしのかみ)。そして天鈿女(あまのうずめ)神社で、御祭神が天鈿女命(あめのうずめのみこと)、大山祇神(おおやまつみのかみ)でした。
こちらは神社創建前より湧き出るご霊泉「朝日泉」がありました。今日は固く扉が閉まっていますが、正月三が日のみ参拝者に振る舞われるみたいです。
平安時代に疫病が流行した際、この水をもって鎮めたと伝わっており、“そうだ京都行こう”のイベントでは振る舞われたみたいです。そうこうしてたら内宮(上ノ本宮)(かみのほんぐう)に着きました。
御祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)。ここも静かにお参りさせてもらいました。
平安遷都の前、5世紀末、第23代顕宗天皇(けんぞうてんのう)の時、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが始まりだと伝わり、京都最古の宮です。古くから東海道を往来する旅人たちの道中の安全祈願、伊勢神宮への代参として多数参拝者が訪れました。
ここから訳あって、まだまだ登ります。実は、そこに興味があって訪れたようなものです。しかし上を見上げると階段が続いています。その登る手前に奇妙な岩があって・・・。
案内を読むと、影向岩(ようごういわ)と書いてあります。この岩に神様が降臨された神聖な岩だそうですね。
後を振り返ると、京都市内とも思えない、山間の神社に来たように錯覚してしまいます。余談ですが、ここは隠れ紅葉のスポットだそうです。
この上に“天の岩戸”があるんです。ここはその入口に当たる訳です。初めて来たので、この先・・・どのくらい上がるのか・・・心配ですが・・・。
ただこの先には、「京都一周トレイルコース」の七福思案処(しちふくしあんどころ).や南禅寺、水路閣へのルートになっているですね、帰りには多くのトレッキングの人達に出会いました。この続きは後編に続きます。
【日向大神宮 外宮】
正直な話・・・日向大神宮の存在すら知りませんでした。何処で知ったかと言うと・・・“そうだ 京都、行こう。”のイベントで「“京の伊勢”日向大神宮参拝と順正の小豆粥」があったので初めて日向大神宮の存在を知った訳です。イベントは1月15日(日)・・・あの大雪の日に行われたようですが、私は参加していません。拝観料が必要な訳でもないので知った日から自力で行こうと決めてたからです。
当日は晴天に恵まれましたが、そのため朝ひどく冷え込んでました。JR嵯峨野線と地下鉄東西線を乗り継いでやって来たのは、京都市営地下鉄「蹴上駅」で、いつもなら南禅寺の方向(北向き)に向かいますが、今回初めて逆の方向(南向き)に向いて歩くこと約2分で、日向大神宮の一の鳥居が見えてきました。
駅からこんなに近くにあるとは思いませんでしたが、ここから大変なんです。ここから急勾配とは言いませんが、坂道を上がっていくことになります。
ほどなく歩くと、「大神宮橋」があって、欄干に1923年(大正12年3月建立)とありました。ここからトレッキングの人たちが多くなります。
この「大神宮橋」の下が桜の名所“インクライン”なんです。この下からトレッキングの人たちが上がってこられた訳です。(この時は2名だけでしたが・・・)
ここは「京都一周トレイル」のコースなんてずよね。ここには9時30分頃から登り始めましたが、この時はまだ2名だけでしたが、帰る頃には本当に多くの人が登りに来られてました。
少し急な階段を2分ほど上がると二の鳥居を通過します。二の鳥居と行っても柱だけしか残っていませんが・・・何があったのか・・・分かりません。
地下鉄「蹴上駅」(1番出口)から歩いて10分弱で境内に着きました。私は普段からエスカレーターやエレベータに乗らないので、駅のホームからここまで頑張って登りました(普段から歩いているまで苦も無く・・・です)。
着いたら先ずは汗拭きです。寒かったけどけっこうな汗・・・かきました。そしていつものように手水舎を使います。
トレッキングの方は、ここを素通りして山科にある毘沙門天堂の方に向かわれました。今日は天気が良いのでハイキング・・・気持ちいいでしょう。
ここで休憩しないで先を急ぎました。私の前方・・・ずっと前ですが、お一人見かけました。今は空いていそうだし、これからトレッキングの人が増えてきても困るので・・・。
手水舎から最後の階段を登って神明鳥居をくぐります。この鳥居も伊勢神宮と同じだそうです。私が伊勢神宮を訪れたのは小学生の時、修学旅行で行ったきりで、あまり覚えてません・・・いつかは再訪したいです。
あまり期待してませんでしたが、境内には誰も居ません。階段を上がった左手に社務所があって神職さんが座っているが見えましたが先にお参りさせてもらいました。
鳥居をくぐった左手が社務所。その反対側・・・右手には拝殿がありました。ここまで来たら、本当に静がでひっそりとしています。
その先の右手・・・山側に境内社の猿田彦神社で御祭神が猿田彦命ささるたひこのみこと)。花祭(かさい)神社で御祭神が木花開耶姫(このはなさくやひめ)がありました。
そして、その先にあるのが外宮(下ノ本宮)げく(しものほんぐう)で、“京の伊勢”と呼ばれる由縁ですね。
ここの御祭神は、天津彦火瓊々杵尊(あまつひこほににぎのみこと)と天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)の二柱でした。
余談ですが、私は寒いのでコートを着て参拝しました。しかし、後から来られた若い男性は、社務所横にあるテントでコートを脱いで、鞄をそのテント内に置いて参拝されてました。それが正式な参拝方法なんでしょうね・・・でも寒すぎです。
外宮を参拝したら次は内宮です。伊勢神宮と同じ参拝方法みたいですけど・・・外宮を超えたら池があって、その橋の先が内宮のようです。
その先に神明鳥居が見えていましたが少し離れています。その間にも境内社があるので寄って行きます。
最初は恵美須神社で山城国で初めてお祀りされたそうです。御祭神が事代主神(ことしろぬしのかみ)。そして天鈿女(あまのうずめ)神社で、御祭神が天鈿女命(あめのうずめのみこと)、大山祇神(おおやまつみのかみ)でした。
こちらは神社創建前より湧き出るご霊泉「朝日泉」がありました。今日は固く扉が閉まっていますが、正月三が日のみ参拝者に振る舞われるみたいです。
平安時代に疫病が流行した際、この水をもって鎮めたと伝わっており、“そうだ京都行こう”のイベントでは振る舞われたみたいです。そうこうしてたら内宮(上ノ本宮)(かみのほんぐう)に着きました。
御祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)。ここも静かにお参りさせてもらいました。
平安遷都の前、5世紀末、第23代顕宗天皇(けんぞうてんのう)の時、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが始まりだと伝わり、京都最古の宮です。古くから東海道を往来する旅人たちの道中の安全祈願、伊勢神宮への代参として多数参拝者が訪れました。
ここから訳あって、まだまだ登ります。実は、そこに興味があって訪れたようなものです。しかし上を見上げると階段が続いています。その登る手前に奇妙な岩があって・・・。
案内を読むと、影向岩(ようごういわ)と書いてあります。この岩に神様が降臨された神聖な岩だそうですね。
後を振り返ると、京都市内とも思えない、山間の神社に来たように錯覚してしまいます。余談ですが、ここは隠れ紅葉のスポットだそうです。
この上に“天の岩戸”があるんです。ここはその入口に当たる訳です。初めて来たので、この先・・・どのくらい上がるのか・・・心配ですが・・・。
ただこの先には、「京都一周トレイルコース」の七福思案処(しちふくしあんどころ).や南禅寺、水路閣へのルートになっているですね、帰りには多くのトレッキングの人達に出会いました。この続きは後編に続きます。
【日向大神宮 外宮】