涅槃図の修復終え初公開された轉法輪寺へ
京都市右京区の轉法輪寺(てんぽうりんじ)は、世界文化遺産の仁和寺に程近く通常非公開の寺院ですが、2月1日から修復が終わった所蔵の涅槃図(ねはんず)を初めて一般公開されました。
涅槃図の公開に先立って、新聞やテレビ・・・特にNHKで取り上げられ、連日多くの参拝者で賑わってるニュースを見て、私も行ってみようと・・・雨降る中、2月17日(金)に行ってきました。
雨が降ると写真も撮りにくいので、普段は行きませんが、せっかく平日の昼から休みが取れたので、一度家に帰って車で出掛けました。ここに来るのは、2014年の“京都浄土宗寺院大公開”以来です。
ここには駐車場はありますが、殆どは“月極駐車場”となっており、ホームページで参拝者用に3台分確保とあったので、車で来てみました。
雨じゃなかったら仁和寺の駐車場に止めたんですけど・・・平日だし止められました。京都浄土宗寺院大公開は無料で入れましたが、この日は拝観料400円とありました。
竜宮門を思わせる鐘楼門から境内に入ります。門を入って上を見上げると大きな梵鐘が吊されていました。
ひっとしたら、この門に拝観受付があるのかなぁ・・・と思ってたら外れました。車で来ても傘が必要なくらい雨はかなり降っています。その中を本堂に向かって進むと・・・。
2014年に来てるので境内の模様は、まだまだ覚えています。そのまま本堂に向かって参道を進むと本堂入り口にテントが見えました。あれが受付所なんだろうと・・・。
小雨とは言えないぐらいの雨が降っているので、一目散にテントの中へ入り、そこで拝観料400円を納めました。するとカラー版の由緒書きが付いてきて・・・受付の住職さん(多分)に「堂内の写真撮れますか」と尋ねると「どうぞ」と。
そしてもう一つ、朱印です。前回は住職さんが不在でしたので書き置きをいただきました。そして今日は、“大涅槃図公開記念”と称して特別な朱印があると聞き来たようなものです。そして・・・特別バージョンの朱印・・・いただきました。
京都浄土宗寺院大公開でも堂内の写真は撮れたので多分・・・OKだろうとは思っていましたが、今日は“涅槃図”が主役ですし、それが撮れるなんて嬉しいですよね。ただ住職さんの説明は残念ながら時間が合わなかったので聞けません(事前に調べて、11時と13時に案内があるのは知ってました。)でした。
堂内に入るとやっぱり涅槃図より、ご本尊の阿弥陀如来坐像に驚かされます。浄土宗寺院ですので、阿弥陀如来坐像は納得ですが、身の丈が7.5㍍もあり、大佛さまと親しまれており、先にお参りを済ませました。
堂内は平日にかかわらず多くの人が来られてました。後程お寺の方と談笑したら、一日平均100名程が毎日訪れてると聞きました。公開期間中(2月1日~26日)「300名ぐらいが来られたと思っていたら、3日でクリアしたわ」と言われてました。堂内は椅子が所狭しと置いてあって、その前にありました「釈迦大涅槃図」です。
1764年(宝暦14年)作。縦5.4㍍、幅3.9㍍。作者不詳。弟子たちが釈迦の入滅を嘆き悲しむ様子や、サイや獅子などの動物が色鮮やかに描かれてて、涅槃図には珍しいとされる猫もありました。
代々、大切のされていた大涅槃図ですが、近年カビが生えるなど損傷が目立つようになったため、1年半かけて修復されました。修復を記念し、一般の人にも見てもらおうと、釈迦が入滅した旧暦の2月15日に合わせて、2月からの一般公開を決められ、期間中、住職さんによる絵解きもされました。
また、本堂には“大涅槃図”を収納する「収納庫」も置いてありました。修復されたのをきっかけに、新たに造られたようです。しかし・・・巨大・・・です。
我が家にも「三国三十三箇所」と「洛陽三十三箇所」の掛け軸収納庫がありますが、比べのにならない巨大なもので驚きました。
皆さん盛んに写真撮られてました。ざっと見て20名程来て見られています。そこで次ぎに前回も見てますが、大佛さんの裏側に回り込みます。
先ずは堂内左側から。轉法輪寺の開山である関通(かんつう)上人坐像です。轉法輪寺が通称“関通さん”とも呼ばれ親しまれてるそうです。
こちらは思わず笑ってしまう「裸形阿弥陀如来立像」で子供の姿で裸・・・鎌倉時代の作だと言われ、この轉法輪寺ではもっとも古い仏像だそうです。
上が浄土宗の高祖「善導大師像(ぜんどうだいしがぞう)」で、下は「釈迦如来誕生仏像」と書いてありました。
上が「地蔵菩薩坐像」木造で造られたのは珍しいとか。下は「寂蓮社照誉上人坐像」関通上人の師匠とありました。
堂内を一周しました。もう一度お参りして堂内を出ました。ここは浄土宗寺院ですので、お参り時は“南無阿弥陀仏”とお唱えするですよね、忘れてました。
ここを出て、堂内の前で「甘茶か甘酒」の接待をうけ、そこで談笑した訳です。お寺の方は「NHKで放送されたので参拝者の数が半端なく多い」と言われ前途のとおり当初予定の300名は3日で達成。それから由緒書きを増版し椅子を増やしたりして、嬉しい悲鳴だったと・・・言われてました。
堂内を出ても雨は降り続いてて、それに・・・寒い・・・暖かい甘茶で体は温もりましたが・・・再び傘をさして本堂を後にしました。
雨で煙る本堂や触れた参道です。平日で雨降りにもかかわらず多くの人が来られてたので、土日にはどれだけの人が来られたのか・・・お寺の方が大変だったでしょうね。
再び、鐘楼門から境内を出ました。ここには14時過ぎに着いて、約20分で出て行き、再び車に乗り込みました。
ここから“きぬがけの路”に出ました。雨降りじゃなかったら「住吉大伴神社」に寄りたいところが、この天気は無理。車を西に進めると“仁和寺前交差点”まで来たところ、やっぱり妙心寺塔頭に寄って行くことにしました。
【轉法輪寺 鐘楼門】
涅槃図の公開に先立って、新聞やテレビ・・・特にNHKで取り上げられ、連日多くの参拝者で賑わってるニュースを見て、私も行ってみようと・・・雨降る中、2月17日(金)に行ってきました。
雨が降ると写真も撮りにくいので、普段は行きませんが、せっかく平日の昼から休みが取れたので、一度家に帰って車で出掛けました。ここに来るのは、2014年の“京都浄土宗寺院大公開”以来です。
ここには駐車場はありますが、殆どは“月極駐車場”となっており、ホームページで参拝者用に3台分確保とあったので、車で来てみました。
雨じゃなかったら仁和寺の駐車場に止めたんですけど・・・平日だし止められました。京都浄土宗寺院大公開は無料で入れましたが、この日は拝観料400円とありました。
竜宮門を思わせる鐘楼門から境内に入ります。門を入って上を見上げると大きな梵鐘が吊されていました。
ひっとしたら、この門に拝観受付があるのかなぁ・・・と思ってたら外れました。車で来ても傘が必要なくらい雨はかなり降っています。その中を本堂に向かって進むと・・・。
2014年に来てるので境内の模様は、まだまだ覚えています。そのまま本堂に向かって参道を進むと本堂入り口にテントが見えました。あれが受付所なんだろうと・・・。
小雨とは言えないぐらいの雨が降っているので、一目散にテントの中へ入り、そこで拝観料400円を納めました。するとカラー版の由緒書きが付いてきて・・・受付の住職さん(多分)に「堂内の写真撮れますか」と尋ねると「どうぞ」と。
そしてもう一つ、朱印です。前回は住職さんが不在でしたので書き置きをいただきました。そして今日は、“大涅槃図公開記念”と称して特別な朱印があると聞き来たようなものです。そして・・・特別バージョンの朱印・・・いただきました。
京都浄土宗寺院大公開でも堂内の写真は撮れたので多分・・・OKだろうとは思っていましたが、今日は“涅槃図”が主役ですし、それが撮れるなんて嬉しいですよね。ただ住職さんの説明は残念ながら時間が合わなかったので聞けません(事前に調べて、11時と13時に案内があるのは知ってました。)でした。
堂内に入るとやっぱり涅槃図より、ご本尊の阿弥陀如来坐像に驚かされます。浄土宗寺院ですので、阿弥陀如来坐像は納得ですが、身の丈が7.5㍍もあり、大佛さまと親しまれており、先にお参りを済ませました。
堂内は平日にかかわらず多くの人が来られてました。後程お寺の方と談笑したら、一日平均100名程が毎日訪れてると聞きました。公開期間中(2月1日~26日)「300名ぐらいが来られたと思っていたら、3日でクリアしたわ」と言われてました。堂内は椅子が所狭しと置いてあって、その前にありました「釈迦大涅槃図」です。
1764年(宝暦14年)作。縦5.4㍍、幅3.9㍍。作者不詳。弟子たちが釈迦の入滅を嘆き悲しむ様子や、サイや獅子などの動物が色鮮やかに描かれてて、涅槃図には珍しいとされる猫もありました。
代々、大切のされていた大涅槃図ですが、近年カビが生えるなど損傷が目立つようになったため、1年半かけて修復されました。修復を記念し、一般の人にも見てもらおうと、釈迦が入滅した旧暦の2月15日に合わせて、2月からの一般公開を決められ、期間中、住職さんによる絵解きもされました。
また、本堂には“大涅槃図”を収納する「収納庫」も置いてありました。修復されたのをきっかけに、新たに造られたようです。しかし・・・巨大・・・です。
我が家にも「三国三十三箇所」と「洛陽三十三箇所」の掛け軸収納庫がありますが、比べのにならない巨大なもので驚きました。
皆さん盛んに写真撮られてました。ざっと見て20名程来て見られています。そこで次ぎに前回も見てますが、大佛さんの裏側に回り込みます。
先ずは堂内左側から。轉法輪寺の開山である関通(かんつう)上人坐像です。轉法輪寺が通称“関通さん”とも呼ばれ親しまれてるそうです。
こちらは思わず笑ってしまう「裸形阿弥陀如来立像」で子供の姿で裸・・・鎌倉時代の作だと言われ、この轉法輪寺ではもっとも古い仏像だそうです。
上が浄土宗の高祖「善導大師像(ぜんどうだいしがぞう)」で、下は「釈迦如来誕生仏像」と書いてありました。
上が「地蔵菩薩坐像」木造で造られたのは珍しいとか。下は「寂蓮社照誉上人坐像」関通上人の師匠とありました。
堂内を一周しました。もう一度お参りして堂内を出ました。ここは浄土宗寺院ですので、お参り時は“南無阿弥陀仏”とお唱えするですよね、忘れてました。
ここを出て、堂内の前で「甘茶か甘酒」の接待をうけ、そこで談笑した訳です。お寺の方は「NHKで放送されたので参拝者の数が半端なく多い」と言われ前途のとおり当初予定の300名は3日で達成。それから由緒書きを増版し椅子を増やしたりして、嬉しい悲鳴だったと・・・言われてました。
堂内を出ても雨は降り続いてて、それに・・・寒い・・・暖かい甘茶で体は温もりましたが・・・再び傘をさして本堂を後にしました。
雨で煙る本堂や触れた参道です。平日で雨降りにもかかわらず多くの人が来られてたので、土日にはどれだけの人が来られたのか・・・お寺の方が大変だったでしょうね。
再び、鐘楼門から境内を出ました。ここには14時過ぎに着いて、約20分で出て行き、再び車に乗り込みました。
ここから“きぬがけの路”に出ました。雨降りじゃなかったら「住吉大伴神社」に寄りたいところが、この天気は無理。車を西に進めると“仁和寺前交差点”まで来たところ、やっぱり妙心寺塔頭に寄って行くことにしました。
【轉法輪寺 鐘楼門】