「第29回 松花堂つばき展」が開催中の松花堂庭園へ

昨年、松花堂庭園・美術館(前編後編)を訪問したので2度目の訪問ですが、「第29回 松花堂つばき展」が開催中でした。

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吉兆で食事を済ませたら早速、庭園に入りました。入園料は正法寺で共通券を購入したのでチケットを見せるだけです。

この庭園だけなら400円だったと思います。併設の美術館との共通なら800円だったと記憶していますが、今日は庭園だけで帰る予定です。

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入口には“祝いの盃”と呼ばれる椿がお出迎えです。私は桜も期待してたんですが、ここでは椿・・・でした。

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昨年は、色付き始めた紅葉でしたが、今日は“椿”一色です。以前、平岡八幡宮の神職さんが「春の花の代表は桜ですが、以前は椿だった」と話されてたのを思い出しました。

今日はから八幡市は「桜祭り」が始まり、ここ松花堂庭園では「つばき展」が始まりました。それでしょうか結構多くの人が来られていました。そして椿を愛でながら進んで行くと、千宗旦好みの茶室「梅隠」(ばいいん)が見えて来ました。

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苔生した蹲踞にも椿が置いてあって・・・粋な計らいです。茶室内部は予想どおり・・・昨年の特別公開では室内まで見られましたが、この日は閉まってました。

この「松花堂つばき展」のメイン会場は、美術館別館内です。しかし外から見ても混雑しているようでしたので、外から見るだけで先に進みました。

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このメイン会場前の芝生広場でお弁当やお土産の販売もありました。そこで「亀屋芳邦」の“椿饅頭”を買って帰りました。これがまた美味しかったです

メイン会場前の枝垂れ桜・・・蕾すら膨らんでいません・・・咲く気配・・・ゼロです。そして次ぎに内園に入りますが、その前に前回見て無かった女郎花塚に向かいました。

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平安初期の叶わぬ恋の物語を今に伝えている五輪塔が、そこにはありました・・・詳しく知りたくて、八幡市観光協会のHPで読みました。

今までが外園で、次ぎに内園に入ります。昨年の京都非公開文化財特別公開では写真撮影が解禁されました・・・さて、この日は・・・

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この門の向こうが内園なんですが・・・ここから出て来られる人も居ます。逆走したら庭園から出られないのに・・・と思いながら門をくぐりました。(このカラクリは最後に分かりまります)


内園に入ってみて写真はOKでした。多分(推測です)昨年の秋から写真撮影を解禁されたのでしょうね。前回)と同じく、泉坊書院の唐破風の玄関(京都府登録文化財)がありますは青いシートのままです。

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内部には入れませんが、写真は撮れました。そこは前回と同じで、先に進みます。ただボランティアガイドさんでしょか、遠くで案内が聞こえてきます。

そのまま進むと、これは外せません松花堂昭乗が男山山中の坊内に建てた小方丈である松花堂(京都府指定文化財)です。

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ここは内部も公開されていました。内部には入れないのは前回と同じですが、それでも皆さん覗き込んで写真撮られています

次が泉坊書院(京都府登録文化財)で、扉が全開です。昨年の特別公開では展示物があったので、奥まで見られませんでしたが、この日は最も奥まで見ることができました。

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この建物は泉坊の客殿で、関ヶ原の戦いで徳川家康の東軍に寝返ったことで知られる小早川秀秋の寄進とも伝わります。ここの主室の間は“玉座”が設けられており、後陽成天皇、孝明天皇がしばしば行幸になりました。

そして、その先を進めば小高い塚のような所があって、調べると東車塚古墳(ひがしくるまづかこふん)と呼ばれる前方後円墳の一部だそうです。

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下の写真は、東高野街道沿いに「東車塚古墳」の石標がたってたので松花堂庭園に入る前に撮ってました。その内園にあるのは古墳墳丘が綺麗な苔に覆われてて、松花堂庭園の風景に溶け込んでいました。

前回は、ここから庭園を出ましたが、今日は「つばき展」に来たからには“椿園”を見て行きます。

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この椿園を抜けると先程の「女郎花塚」に出るんです。ですから、その逆で“女郎花塚”から入ると出て来るのは・・・内園の門・・・と言うわけなんです。ここまで来て、カラクリが解けました

ここには12時31分に出て来ました。この日は、正法寺の特別拝観を中心に桜も楽しみ予定にしてましたが、前途のとおり、まだ蕾・・・おそらく来週は満開でしょう。その八幡市に来週も予約拝観しているので、再び来る予定にしています。今度こそ桜の満開を期待して・・・。

ここからタクシーを呼びました。スマホのアプリで「全国タクシー」が、よく利用しています。ただ八幡市は圏外なんですよね。それで松花堂庭園の入口に“第一交通タクシー”の専用電話から呼ぶと10分足らず来てくれて、京阪電鉄「八幡市駅」まで戻り、そこから行きと同じコースで帰路に着きました。(自宅には14時30分頃に帰りました)

【松花堂庭園 椿園】



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