第51回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開金 戒光明寺へ

西翁院を出て、雨も降り続いてることもあって金戒光明寺の御影堂の前までやってきました。御影堂に入るには料金はかかりません。それより「京の冬の旅のスタンプ」が2個溜まりました。あと一つで“ちょっと一服”の接待が受けられます。

それで「金戒光明寺」「聖護院」「妙心寺大庫裏・経蔵」の中から一つ選ぶか、既に既訪なので、行かないかの選択を思案してたら、やっぱり目の前だし金戒光明寺に行くことにしました。拝観受付は御影堂内にあります。

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上記3箇所の中で、一番多く訪問しているのが金戒光明寺で当初、まったく考えて無かったです。“寺宝でもじっくり見てみよう”と思った次第です。

第51回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 金戒光明寺は、“大政奉還150年記念”のサブタイトルで会津藩の兜などが展示とあったので少しは興味ありました

御影堂に入って左手に拝観受付所があって、拝観料600円を納めます。そしてスタンプラリーのスタンプを押してもらったので、これで三個貯まりました。「途中からになりのすが案内、聞いて下さい」と言われましたが、「最初から聞くので待ちます」と言いました。

そしたら後から来られた人には「次の案内まで暫く待って下さい」と案内されてました。それで堂内で待つこと約10分・・・まだ案内が終わりません。もうこれ以上待てないので、案内されてる後を通って次へと向かいました。(普通は、5分程度で終わりますが、後を通る時に聞いてみると・・・世間話されてました。後で多くの人が待っているのに非常識なガイドさんに怒り心頭・・・でも何度も来てるから聞かなくても良いわ

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御影堂内には、吉備観音(重要文化財)と中山文殊(京都市指定文化財)が安置されており、2年振りに拝見しました。

金戒光明寺には昨年は来てませんが、2013年「京の冬の旅」2014年「特別鑑賞会」2015年「ライトアップ」と来てるので、もう見ていない所はありません。ですから前途のとおり寺宝を見に来たので、案内は・・・もう良いです。

お参りの後、御影堂から渡り廊下を渡って、大方丈に出ます。堂内に寺宝が展示してありますが、撮影禁止です。

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いつものように方丈前庭園だけは撮影しておきます。この大方丈は、1936年(昭和11年)に再建されたもので、会津藩主・松平容保公の時代のものは残っていません。

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最初の「謁見の間」です。近藤勇らが会津藩主・松平容保公に拝謁し新撰組が誕生した当時の建物じゃありせんが、風情は伝わってきます。

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これも看板の写真ですが、会津藩士の鎧兜など会津藩ゆかりの寺宝をゆっくり楽しまさせてもらいました。

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それで、こちらが掘り出しもの 伊藤若冲筆「宝珠に槌図」がありました。最近ブームに乗り遅れないように最近見て来たばかり・・・一つだけでしたが、じっくり観賞させてもらいました。

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こちらは、「虎の間」でガイドさんがスタンバイ。しかし案内は聞きません・・・もう飽きました。明治から昭和にかけての画家・保田金僊筆によるもので、襖の開閉によって見え方が変わる面白い襖絵です。

ここまで来たら、最後は「紫雲の庭」に降ります。雨が降り続いているので協会が用意してある傘を借りました。(前途のとおり私は折りたたみ傘を持ってきましたが、協会の傘の方が大きいので借りた次第です。数は充分に置いてありました。)

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ここから傘を差して庭を散策します。見た所誰も居ません・・・本当かなぁ・・・・・・答えは本当でした。降りてから戻ってくるまで誰とも出会いませんでした。

雨が降っているのと、入口の案内で非常識なガイドさんが後続をブロックしてくれたおかげかなぁ・・・と分析しました

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庭園の中を矢印に従って進みますが、この中も慣れたものです。奥に進めば大方丈が見える位置まで来ても後続がくる気配はありません。

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2012年(平成24年)6月に完成したご縁の道を進んで、奥へ奥へと進んでいくと最深部まで、濡れた石畳で滑らないように気をつけてやって来ました。

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最深部から再び“ご縁の道”を下って行きます。そして池の畔に石碑があり読むと法然上人の「池の水 人の心に似たりけり 濁り澄むこと さだめなければ」和歌が書いてありました。

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また珍しい手水鉢も見つけましたが、多分・・・以前もあったのでしょうね。右手に池を見ながら傘を差して下って行くと、左手に茶室が見えて来ます。

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紫雲亭(左)と花峯庵(右)です。いつもなら内部を覗くことができましたが、花峯庵の扉は閉まっていました。

ここを出たのが13時30分・・・約30分で出てきましたが、最初の10分が無駄の時間でした。御影堂を出ても雨が降り続いてて、可愛そうに多くの人が濡れて歩かれてしまた。こんな見事に天気予報が外れてるなんて・・・でも確率10%でも“折りたたみ傘”を持ってきて良かったです

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