明治天皇の御製が刻まれた石碑がある北白川天神宮へ

8月16日(水)は、夏休みをいただいて早朝から銀閣寺門前にある護摩木の受付所に行き奉納してきました。朝の7時でしたが多くの人が来られていたのには驚きましたが、地元の人の話では「今年は行列ができてない」と。朝の6時から受付でしたので、近くのコインパーキングに止めました。京都市の銀閣寺駐車場は、1000円で・・・高すぎます

毎年、地元の鳥居本で"護摩木"を奉納してきましたが、初めて「五山の送り火」の大文字まで来て見ました。奉納したあと、ここから徒歩10分ぐらいの所にある北白川天神宮に向かいます。

画像
画像
銀閣寺の門前から、スマホで地図を確認しながら歩きます。東京では8月に入って連日雨・・・気温が低いとニュースで言ってましたが、京都は・・・滅茶苦茶暑い日が続いてて、汗だくになって・・・ようやく到着しました。

白川疎水沿いから志賀越道に入り約10分で北白川天神宮の駐車場に着きました。ただ、この駐車場は全て月極のようです。その駐車場の真ん中を通り橋の手前まで来たわけです。

画像
北白川は、古来より石の町として知られ、良質の"白川石"が採れました。この白川に架かる石橋も白川石で造られたとか・・・その欄干には「菊の御紋」が・・・天皇家とのゆかりを感じます。

画像
画像
橋を渡ると、大きな石造りの鳥居あって、そこに「天神宮」と書かれた扁額が架かっています。

どうやら社務所は、ここにあるようですが、まだ7時20分頃・・・早すぎます。そのまま進むと、手水舎がありました。

画像
画像
昨日は、結構な雨が降ったこともあって、蒸し蒸しした陽気で・・・暑くて暑くて・・・ペットボトルのお茶を飲んで、さぁ・・・境内に・・・と思ったら・・・

ここから「聞いてないよ・・・」と言いたくなるような、階段が続いていました。もう少し、調べておいたら・・・と言っても、ここから頑張って上がります

画像
画像
私は普段からエレベーターを利用しないので、こんな階段・・・普段なら何ともないですけど、この湿気には参りました・・・それより・・・下が滑る滑る

画像
上がりきって拝殿で汗を拭います。瀧のように吹き出す汗をぬぐってると・・・近寄ってくるのは蚊・・・もう・・・勘弁してよ・・・と

画像
画像
私の血が拙いのか刺されませんでしたが、妻は何カ所か刺されて・・・ポケムヒを持って来て助かりました。拝殿を見上げると、三十六歌仙の額が架かっています。

画像
画像
誰も居ない境内でゆっくり休憩もできないので、本殿に参拝しました。ここの御祭神は少彦名命(すくなひこのみこと)です。由緒書きも書かれてましたが、墨が汚れて・・・見にくい・・・ですが・・・。

北白川天神宮は、地元では「天神さん」と呼ばれ親しまれていますが、御祭神は菅原道真公ではなく大国主命の国造りに協力した"健康長寿・福徳開運"の神である少彦名命(すくなひこなのみこと)です。8世紀前半、近隣の"久保田の森"の小祠に氏神である「天使大明神」を祀ったのが始まりだとか。室町幕府8代将軍・足利義政の銀閣寺造営に際し、現在の千古山(せんこやま)に遷座し、王城鎮護を担ったと伝わります。

そう言えば「五條天神社」の御祭神も少彦名命だったような・・・それで前途のとおり蚊が多そうですが、見渡しら境内社が多くありそうなので、回ってみることにしました。

画像
画像
右から「日吉大神」「春日大神」「八幡大神」と書かれた扁額が架かっているので分かりますし、それぞれ小さな社殿がありました。

画像
ここから山の中に入っていくことになります。蚊が多いのと蜘蛛の巣に悩まされそう・・・だけど行きます

画像
画像
画像
少し入ると石造りの鳥居があるのが賀茂社(かもしゃ)で、その右隣の小さな社殿は、天照社(あまてらすしゃ)です。

画像
画像
やっぱり蚊が多いです。カメラを持つ手に止まったりして・・・それでも引き返さず先に進むと、小さな塚があって「瑜徳明神」と書いてありましたが・・・読み方・・・分かりません

画像
昨日の雨で、やっぱり下が滑ります。日差しが無いのに蒸し蒸し暑いのは変わらず・・・そして、ここが最奥だと思いますが、瑜宮稲荷社があって狛狐も鎮座しています。

ここから下りますが、下りの方が滑るので注意しながら、歩いて行くと再び塚があって「瑜崎」と書いてありますが、これも読めません

画像
画像
画像
ここから足元を気にしながら、どんどん下ると赤い玉垣に囲まれた場所がありましたが、何も説明がないので分かりません。前には、お賽銭箱もありましたが・・・。

画像
画像
まもなく参道に戻る手前には、「月影大明神、荒上大明神」と書かれてますが・・・また、このモニュメント(下の写真)は何だろう・・・分かりません。

画像
これで参道に戻りますが、「大崎元義翁像」とかかれた胸像がありましたが、はたして誰なのか・・・

画像
画像
画像
山の中を一周して再び境内に戻ってきました。やっぱり蚊と蜘蛛の巣には悩まされましたが、無事に戻れたので、長居は無用とばかりに下に降ります。ただ上にも手水舎あったんですね、水が入ってませんが・・・

先程から何度も言ってますが、前日の雨で下が滑ります。そして下り始めた一歩目・・・見事に滑りました。尻餅をつく寸前で止まりましたが・・・結果・・・3回も滑りました。雨の日や翌日は注意して下さい。

画像
画像
滑るのでゆっくりしか降りられないので、行きにスルーした階段の途中にも「白川石」のモニュメントなんかも見ながら無事降りることができました。

下に降りても7時40分だし、まだ社務所には寄れませんので、手水舎の近くにあった「花塚」と「白川女の顕彰碑」を撮りました。

画像
大原女は聞いたことがありましたが、白川女は知らなかったです。花を頭に載せた姿が印象的に見えました。

画像
こちらは明治天皇の御製(ぎょせい)が刻まれた石碑だそうで「いはほきる  音もしめりて  春雨の ふる日しづけき  白川の里」と書いてあります。

画像
画像
汗だくの体ですが、これから駐車場に戻ります。社務所は時間が早いので、人が居る気配はするんですが、そのまま通過しました。朱印は、次の機会に取って置きます。

最後に、橋の欄干に隠れるようにあったので、思わず通り過ぎて帰る所でした

画像
京極 為教(きょうごく ためのり)・・・藤原為教とも言うそうですが「秋の夜の 月も猶こそ 澄みまされ 世々にかはらぬ 白川の水」と書かれた歌碑でした。

ここから銀閣寺近くのコインパーキングに戻って清算すると、100円でした(入庫6時57分~7時56分正に綱渡りでした)。京都市営に止めると1000円でしたので、近くのコインパーキングを探して大正解。次回、朱印で再訪しますが、多分同じ所に止めて、ここまで来るでしょう

【北白川天神宮】



この記事へのトラックバック