南禅寺塔頭 聴松院へ

南禅寺塔頭 慈氏院を出て東に徒歩1分、10時42分に着いたのが南禅寺塔頭 聴松院(ちょうしょういん)です。

画像
画像
こちらは聴松院の西門です。2007年(平成19年)まで湯豆腐屋をされてましたが廃業され、現在は摩利支天堂のみ公開されています。

西門の右側には「大聖摩利支尊天」と書かれた石碑があります。ここも以前から知ってましたが入るのは初めてです。

画像
画像
西門を入って正面摩利支天堂があります。その前にある白梅がちょうど咲き始めた頃で5分咲きといった具合でしょうか綺麗でした。

画像
画像
本堂の前には、狛犬ならぬ狛猪が鎮座しています。ここの本尊は「摩利支天(まりしてん)」で、亥年の守り神・・・そいて猪の背に乗っている神様・・・猪とは縁が深いようで・・・。

画像
画像
画像
堂内には靴を脱いで入りました。ご本尊は厨子の中でしょうかお姿は見えません。開運料理、福利円満、萬難消除の御利益があるとされています。

画像
摩利支天堂の上には「摩利支天」の扁額が架かっています。湯豆腐屋さんを廃業されたので庭園は見ることは出来なくなりましたが、こうして堂内にはいつでもお参りできます。

時の執権・北条高時に来日を熱心に請われた清拙正澄(せいせつしょうちょう)は、目前に猪に乗った摩利支天が表れ日本行きを強く勧められたことから、自刻の摩利支天像を袈裟に包んで来日したといわれています。来日後は、北条氏の庇護を受け、南禅寺や建長寺ほか五山派寺院の住持を勤めたされていますが、その清拙大師ゆかりの地である聴松院には、鎮守社として摩利支天堂があり、摩利支天のお使いは猪とされていることから、摩利支天堂の前には狛猪が安置されています。

画像
その摩利支天堂の左奥には庫裏が見えましたが、「拝観謝絶」の文字が。これ以上、奥に行くのは遠慮しました。

画像
お堂の前には手水鉢もありましたが、ここのは氷ってません・・・と言うのも、この冬は大変寒かったので、訪れる寺院では殆どが氷ってからです。

画像
こちらは鎮守社でしょうね。湯豆腐屋さんを廃業されて11年、今ではその名残すらありません。

画像
画像
摩利支天堂の北側には多分、庭園と本堂があるのでしょう、塀の向こうの様子を窺い知ることはできません。

画像
西門を出て、少し北に歩くと正門がありました。ここの門は固く閉まっています。湯豆腐屋さんの時は、ここから出入りしていたのでしょう。

ここは10時46分に出ました。予約しているレストランは11時30分、ここから15分ぐらいで行けます。それで少し時間が少なくなりましたが、当初の予定どおり“永観堂”を目指します。

【南禅寺塔頭 聴松院 摩利支天堂】



この記事へのトラックバック