楊谷寺(柳谷観音) “あじさいまつり” 【後編】へ

柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)で奥之院を出てからの続きです。雨が少しだけ降って来ましたが、傘はさしません、ここからは参道を下っていきます。

画像
境内図では書いてないですが「観音講祈念碑」と書かれてます。内部には分かりませんが弘法大師でしょうか祀られています。

画像
次に納骨堂を越えて、大きな“十三重石塔”だと思いましたすがありました。案内図では「多宝塔」と書いてありました。石の数・・・一段づつ数えましたけど

画像
次は境内図の載っていた“石仏”です。何か楽器を持たれてる観音様に見えました。

画像
画像
画像
画像
行きは“あじさい回廊”から登りましたが、帰りは参道を下っていきました。すると遠くに社殿が見えてきましたが・・・。

ここで一旦、本堂まで降りてから再び上がる事にします。(実際は本堂に入る前に先に行ってました)

画像
本堂の右横に変わった門があります。竜宮門に似ているけど違うし・・・と思っていたら変額が掛かってました。「中陽門」と書かれており、それをくぐると・・・。

画像
画像
石段を上がる右手には「弁財天」がありました。ここの弁財天はお前立ちとして“淀殿”が安置されています。淀殿が観音様を信じ、阿弥陀堂の厨子も寄進された所以からだそうです。

画像
画像
画像
画像
最後の写真が下って来てからのものです。ここには「正一位眼力稲荷大明神」で楊谷寺の鎮守社で、伏見稲荷大社より勧請されましたものです。

画像
ここから出るときに、“手水鉢”を見つけました。龍の口から水がでるようになっていて・・・中々面白いです。

画像
また入口には歌碑もあって「見えぬ目の わがうつせみを みほとけの み手にすがりて 明るく生きむ」(夢生菴)とありました。

画像
画像
この後、境内を散策します。先ずは手前が「護摩堂」で毎月17日の縁日の日に護摩が焚かれるそうで、奥が「経蔵」で、お経や本が収まってるのでしょう。

画像
画像
その右隣には「地蔵堂」で内部には“親子地蔵”が祀られており、親子の絆を大切にとの思いだそうです。

画像
こちらは「阿弥陀堂」で内部は見られませんでした。阿弥陀如来座像・観音菩薩・勢至菩薩が祀られてるみたいです。前途のとおり淀殿が寄進しました。

画像
画像
境内の東側の奥には「寺宝庫」があって、この“あじさいウィーク”の期間中は、ここで寺宝展されてたようですが、ここも10時からのため、この日は帰りました。

画像
画像
ここで結構な汗をかいたので“無料休憩所”に入って、汗を拭うことに。最初に一緒に入った3組か4組だったと思いますが、その後あまり来られないですね。

画像
画像
画像
画像
画像
阿弥陀堂の横、寺宝庫の前から紫陽花が綺麗に咲いていたので登ってみました。写真のとおり見頃過ぎ・・・と言ったところでしょう。

画像
画像
紫陽花を見ながら登っていくと、下りは中陽門から降りてきます。そして本堂前まで戻ると気になる看板が出ていたので行ってみることにしました。

本堂の左側には811年(弘仁2年)に弘法大師が眼病に苦しむ人々のために霊水された、霊験あらたな湧き水・・・独鈷水(おこうずい)があります。

画像
「独鈷水」と書かれた大きな看板の奥に進むと、弘法大師の修行像があって、ここで「素足になって上がってぐたさい」とありましたが、この雨模様・・・無理です。

画像
画像
画像
奥に進んで、独鈷水(おこうずい)をコップ一杯いただきました。霊験あらたかな霊水を一滴も無駄にしません。最後は支納して出て行きました。

811年(弘仁2年)乙訓寺の別当を命じられた弘法大師は、たびたび楊谷寺を訪れてました。その際にお堂の片隅にあった溜水で子猿のつぶれた眼を洗う親猿を発見し、祈祷を施したところ満願の日に子猿の目が開きました。弘法大師はさらに祈祷を施し、眼病に悩む人々のために霊水「独鈷水」にしたと伝わります。

私は近頃、飛蚊症に悩まされてきました。加齢からくるものでしょう、眼下にも行きましたが、慣れるしかないそうで・・・ここで一杯の独鈷水(おこうずい)をいただいたら、翌日から不思議なことに飛蚊症・・・消えたんです。本当に不思議ですよね、次はペットボトルを持参して再訪します。

画像
画像
ここに来たときから、この手水舎を気に入られたのか、今ははやりの“インスタ映え”でしょうか、若い子が盛んに写真を撮られてます。近寄ると紫陽花が綺麗に浮かんでいました。

画像
その奥には鐘楼・・・どの寺院も鐘楼の鐘をつくのは禁止されてますが、ここは「1打50円」と書いてあって、「早打厳禁」とも

画像
この山門を9時45分に出て、山門前からの風景を撮りました。雨は降ったりやんだりで、もう一つの天候ですが、ここでは傘は必要が無かったのは良かったです。

画像
最後に“柳谷道”から見た楊谷寺の全景です。駐車場は大きいので止められない心配はいらないでしょう・・・ただし17日の縁日には来たことがないので分かりませんが・・・。

ここには9時50分頃に出て行きました。この日はお昼を予約していたので、長居はできませんが、この西山の古刹をもう一カ所寄っていくことしてました。

【楊谷寺(柳谷観音)】



この記事へのトラックバック