日本最古の酒造の神や子授・安産の御利益で有名な梅宮大社へ

京都市右京区梅津フケノ川町にある梅宮大社は、四季それぞれ綺麗な花を楽しめる神苑には何度も足を運んでいます。この時期は紫陽花が咲き誇るので、それを見に6月22日(金)に来てみると・・・。

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四条通りから表参道を入ると、最初に目にするのは一の鳥居でしょう。車はそのまま北向きに直進すると・・・。

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次に、朱塗りの二の鳥居が見てきます。車は、そこから右に入って梅宮大社の駐車場に止めます。ここの駐車場は結構・・・広いです。

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境内はそのまま直進しますが、ここで東鳥居まで写真を撮りに行きました。ここからでも駐車場に止めることはできます。

そして元に戻って京都府登録文化財に指定されている楼門から境内に入ります。

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何度も来ている梅宮大社ですが、今までじっくり見てなかったことに気づき・・・神苑に入る前に散策することにしました。

その楼門ですが、随身が守護してたんですね、その随身として豊磐間戸命・奇磐間戸命の神像が安置されているそうで、初めて気がつきました。そして楼門から境内に入ろうとしたら、その左手に「西梅津神明社」を見つけて入ってみると・・・。

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御祭神が天照大神あまてらすおおみかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)で、2012年(平成24年)に旧西梅津村の神明社を移築して鎮座されたそうです。

随身といい、西梅津神明社といい初めて気がつくことが多いです。神苑は9時から開きますが、まだ8時50分・・・境内を散策します。

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境内の中央には拝殿があって、先ほどの楼門と同様、京都府登録文化財に指定されています。そして小さいながらも、今年の干支“戌”の絵馬が何気なく置いてあります。

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手水舎は、楼門を入って左手にあります。この日の目的は、紫陽花ですが、それ以外にも見所はあります・・・それは“猫”です。

動物写真家で有名な岩合光昭さんがNHKで放送された、「世界ネコ歩き」(京都編)で、梅宮大社の猫が放送されました。ここには数十匹の猫が暮らしているで、先ずは猫探しです。

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愛猫が死んでから野良猫を見るのも辛かったんですけど、ようやく猫を見て癒やされるようになりました。社務所あたりに集まってて・・・宮司さんを待っている

余談ですけど、9時前に社務所の呼び鈴を押しましたが、反応・・・無しでした。ここは9時まで待つことにして境内を散策です。

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先ずは本殿前の拝所でお参りです。どうも宮司さんは、神域内で清掃されてるようで、社務所が留守の理由が分かりました。

御祭神は本殿に、大山祗神(おおやまずみのかみ)、瓊々杵尊(ににぎのみこと)、彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の4柱を。相殿に第52代嵯峨天皇とその皇后である橘嘉智子(檀林皇后)、その皇后の父、橘清友(たちばなのきよとも)公、第54代仁明(にんみょう)天皇の4柱です。

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梅宮大社は、今からおよそ1300年前に橘氏の祖・橘諸兄(もろえ)公の母・県犬養三千代(あがたのいぬかいみちよ)が、山城国相楽郡井出庄(現在の京都府井出町付近)に橘氏一門の氏神として祀られたのが始まりで、その後、平安時代に檀林皇后によって現在の場所に移されたといわれています。

御祭神の大山祇神(おおやまづみのかみ)が日本で唯一の酒造の神様といわれ、境内には酒樽が並べてあります。それで境内を見てみると・・・。

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境内の東側から反時計回りで見ていくと、最初に目にするのは「お百度参りの見切石」で、さらに奥に進むと・・・。

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稲荷社」がありました。よく見ると“狛狐”も安置されてました。何度も来てるのに、ここまでは来なかったです。

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次に本殿の東側に社殿が見える「若宮社」で、京都府登録文化財に指定されています。御祭神は、橘諸兄(たちばなのもろえ)公です。

それで、この小さな社殿の横にある石が「またげ石」と呼ばれ、受胎祈願の石として有名です。

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檀林皇后が子授け祈願に訪れた時に、この石をまたいでご懐妊されたと言われ、それ以来、この石をまたぐと子どもを授かることができるといわれています。

次に本殿を挟んで西側に移動します。“またげ石”と木札がありましたが、この日は分かりませんでした。帰ってから調べると、いろいろ分かって・・・一週間後に再び訪問し確認に来ました。

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こちらも、京都府登録文化財に指定されている「護王社」で、御祭神が橘氏公(たちばなのうじきみ)公と橘逸勢(たちばなのはやなり)公です。

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その西側には「影向石(ようごうせき)」があって、「三石」とも呼ばれ紀州熊野より三の烏が飛来し、石と化したと伝わります。

そして最後の境内末社が神苑の出口・・・境内の最も西側に並んで建っています。それが・・・写真に収めにくい・・・です。

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左から「春日社、祭神が天児屋根命(あめのこやねのみこと)・天満宮、祭神が菅原道真公」「住吉社、祭神が表筒男命(うわつつのおのみこと)、底筒男命(そこつつのおのみこと)・厳島社、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」「薬師社、祭神が大己貴神(おおあなむちのかみ)、少彦名命(すくなびこなのみこと)」「天皇社、祭神が素戔嗚尊(すさのおのみこと)・愛宕社、祭神が伊弉冉尊(いざなみのみこと)」「幸神社、祭神が猿田彦神(さるたひこのかみ)、天宇受賣命(あまのうずめのみこと)」でした。

これで9時になったので、前途の通り中から宮司さんが出て来られ社務所に入られました。そこで拝観料を納めて神苑に入ろうとしたら、右手に・・・。

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ここは「猿田彦大神」とは読めますが、左の石碑と手前の駒札の文字が掠れて読めません

そして神苑の紫陽花をたっぷりと楽しんだあと、再び楼門から出ようとしたら、その門内に古いポンプを見つけました。

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明治15年と書かれています。私の子供頃は至る所で見かけたポンプですが、今では全く見ることができなくなりました。

ここの紫陽花は見事です。それは次回で

【梅宮大社 楼門】



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