旧幡枝村の産土神 幡枝八幡宮へ

岩倉 実相院門跡を出て、ナビを「圓通寺」にセットしました。本当は次に“幡枝八幡宮”に行く予定にしてましたが、あまりにも暑いので諦めたんですけど・・・それが圓通寺への案内の途中に幡枝八幡宮の前を偶然通ったので、慌ててブレーキをかけ寄って行くことに急遽決めました。(本当は、ナビの指示を聞き漏らし、行き過ぎたから分かったもの。怪我の功名かなぁ。

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「幡枝八幡宮社」と書かれた大きな社標が見えたので気がつきました。この右横の空き地に車を止めて、左の坂道を登って行くと・・・。

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車が一台通れるかと思うぐらいの細くて急な上り坂を上がりきると、二の鳥居が見えてきます。その前には3台ぐらい止められる駐車場がありました。

ただ道があまりにも細いのと坂が急なため、ここを車で入って行くには勇気がいるでしょうね、それで、その鳥居をくぐります。

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左手にも鳥居がありますが、それは後ほど行ってみることにして・・・先ずは正面から入りますが石段を少しだけ登ります。

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その石段下には使われてないであろう手水舎がありました。ただ水はありません。そして石段をあがると左手に拝殿が見えます。

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この拝殿には「八幡宮」と書かれた大きな変額が掛かっています。あの急な坂を、この酷暑に一気に駆け上がってきたので、ここで足がもつれました・・・

それでは境内を見てみると、南向きに本殿が建っていますが、どうやら二社あるようです。詳しく見てみると・・・。

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向かって右手の大きい社殿が幡枝八幡宮(はたえだはちまんぐう)で、左手の小さい社殿が摂社の貴船神社です。

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幡枝八幡宮(はたえだはちまんぐう)の御祭神は、誉田別命(ほんだわけのみこと・第15代・応神天皇)、息長帯比賣命(おきながたらしひめのみこと・神功皇后)が祀られています。

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幡枝八幡宮と同様、ここにも本殿前に狛犬が鎮座しています。御祭神は、高龗神(たかおかみのかみ)が祀られています。

894年(寛平6年)、幡枝の山麓に地鳴りが起こり、その音はこの地から都の中心まで及んでという。これは神のお告げと感じた里人らが地鳴りの中心地に行くと、新たに清水が湧き出しているのを見つけます。この報告を聞いた宇多天皇は、これは神のお告げとされ、都と人民守護のため、山の頂に新宮を造営させることを命じられ、男山八幡宮より分霊を受けてここに移し、幡枝八幡宮と命名された。鎮座地の南麓には「石清水」と呼ばれる清泉が湧き出で、桃山時代の名工、堀川国広は当社に祈願し、石清水の水を用いて名刀を鍛えたと伝えられています。

路上駐車ではありませんが、下に止めてる車が気になる所ですが、次に末社を見て回ります。先ずは西側から。

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左から「稲荷社(稲荷神)」「天満宮(菅原道真公)」「宇賀大神(宇賀能売命)」「白山社(菊理媛命、伊邪那岐命、伊邪那美命)」と並んでいます。

この奥にも摂社がありますが、前半で紹介したとおり、ここは最後にします。次に東側に移動です。

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左から、「若宮八幡社」「天照皇大神」「春日大神」「厄神社」「野々宮社」「愛宕社」「上高良社」「下高良社」「琴比羅社」「多賀社」と並んでいます。

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酷暑で急な坂を駆け上がったのでフラフラ・・・お茶を車に置いたまま・・・それでも社務所を覗いて見ましたが、居る気配は無いのでスルーし、下に降りました。

この石段を降りると、最初にスルーした鳥居があり、そのまま奥に進むことにします。(実際は、この猛暑・・・もう一度上がるのは酷です・・・もちろん上から下に降りてきました・・・。)

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幡枝八幡宮境内の西側・・・先ほど既に訪問してましたが、ここに末社の「針神社」あります。

御祭神は、鉱山の神様である金山毘古命(かなやまひこのみこと)、天麻旅命(あまのまろのみこと)、大牟須毘命(おおむすびのみこと)。刃物・金物、その他金属関係者からの崇敬を受け、また針の守護神として信仰を集めており、毎年12月8日に「針供養」が行われています。

その後、二の鳥居前まで戻って、来た道を戻らず・・・階段を降ります。こんな所に階段があったのか・・・と。

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階段の下には、一の鳥居がありました。ここは道路からは見えないので、ここにあったのかと、思った次第です。

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もう一段、下に降りたら大きな“社号標”もありました。道路から見えないのは、このためです。

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ここが幡枝八幡宮の参道でしょう。この先に車を止めてました。私は、最初の“社号標”の左を上がったんですけど・・・本当は、こちらからあがるのでしょう。

ここには10時ちょどに着いて、10分ぐらいで出て行きました。次は同じ幡枝の地にある古刹に向かいます。

【幡枝八幡宮】



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