丹波路を行く 京都府亀岡市 王子神社へ

8月17日(金)は亀岡や園部の古社を訪れたく7時30分頃に家を出発しました。前日までの蒸し暑さが嘘のように、北からの移動性高気圧に覆われたため涼しい風が吹いています。天気予報も晴れてでしたが、途中少し小雨が降って来たのは余計でしたが・・・。

車は国道9号線を西に向いて走り、京都縦貫道には乗らず、そのまま9号線を進みます。老ノ坂峠を超え、今度は亀岡盆地に向かって下って行き王子の交差点を右折すると直ぐに王子神社があってそこで車を止めました。

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9号線が空いていたので予定より早く、ここには8時6分に着きました。この次がこの日の目的でしたが、その前に寄ってみた・・・とそんな感じです。

次が足利尊氏ゆかりの神社で、地図を見ててこの神社の存在を知りました。ちょうど目的地に行く手前にあったので寄ってみましたが駐車場はありませんので路上に止めてます。

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石鳥居をくぐると拝殿が奥に本殿がありました。境内は雑草が・・・あまり手入れされてないのでしょう。そして手水舎を探して振り向くと・・・。

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手水舎はありません。水盤はこれでしょうけど、水はありません。社務所も見渡しても無いようです。

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前の通りが旧山陰街道だそうで、交通量は多いです。亀岡市内は信号が多いのでどうしても渋滞するので、通り抜けになっているのかも知れませんね。

鳥居前の拝殿は柵があって通ることができないようになっていました。それより拝殿の前に案内版があって、それによると・・・。

王子神社の創建由緒は定かではありませんが、鎌倉時代に熊野信仰によって当地に熊野若一王寺(くまのじゃくいちおうじ)を勧請し、この辺りを「王子」と呼ぶようになったといいます。社は「正一位王子大権現」や「位有宮」と呼ばれ、また、かつて広い境内に巨樹が生い茂り境内が暗かったことから「闇宮(くらがりのみや)」とも言われたそうです。本殿は、木階(きざばし)の高欄の疑宝珠銘(ぎぼしめい)などから1779年(安永8年)に造営とされています。当社は、山陰道沿いに立地していたため老ノ坂峠や山陰街道を往来する旅人等が旅の安全を祈願しました。

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本殿は、大型の一間社流造の杮葺。御祭神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冊尊(いざなみみこと)が祀られています。

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本殿の後方にある大木が「亀岡の名木」に指定されてる“王子神社のツブラジイ”です。幹周りが約5㍍、樹高が28㍍もあります。

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本殿は、ほぼ北東に向いており、その左手・・・東南には末社の社殿が並んでいます。左は朱塗りの鳥居「稲荷大明神」に変額が架かっており、右側には・・・。

「天満宮」の変額は社殿に架かかっています。1751年(宝暦元年)に造営され、今でも五穀豊穣・家内安全・学問の神として信仰を集め「王子天満宮」と呼ばれています。

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先ほどの「稲荷大明神」の左横にも小さな祠がありましたが、こちらには何も書かれてないので分かりません。

ここには8時8分に出て行きました。次の目的地はほぽ1㌔先にある筈です。

【王子神社】



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