「蹴上発電所見学会」に参加へ
9月2日(金)は「蹴上発電所見学会」に参加してきました。申し込んだのが6月1日で、申込書に必要事項を記入して、FAXかmailで送ると関電さんから折り返し電話があるので、それで申込み完了です。3ヶ月先のことでしたが、見学会は毎週金曜日に実施されるので、金曜日が休みの私は絶好の日、私はFAXを送りましたが、直ぐに電話がかかってきて、予約が取れました。そして当日ですが・・・その前に・・・。
9月2日に舞鶴観光から帰ったあと、9月4日(火)に台風21号が12時頃に徳島県南部に上陸した後、14時頃に神戸市付近に再上陸し、京都市内には14時から15時頃最接近しました。その時、14時34分に最大瞬間風速39・4㍍の突風が吹きました。その日は交通機関が乱れる(止まる)のが予想されたで朝に会社へ電話を入れ休みました。これが大正解で、滅多に止まらない京都市バスや嵐電まで止まるほど一日中交通機関は大混乱でした。京都市内での風速は過去最大を記録したのが室戸台風(34年9月21日)で、その時に観測した42・1㍍が過去最大でした。そして、今回の台風21号が2番目です。私は家に居ましたが、今まで経験したことがない猛烈な風が吹き乱れ家が飛んで行くのかと思うぐらいの強風が吹き荒れました。台風は侮ってはいけません、怖かったです。余談ですが京都市内の国宝・重文の建物も大変な被害に遭われたようで、元に戻るのに相当な時間がかかるでしょう。
また、9月6日(木)の未明に発生した北海道胆振東部地震では、厚真町など大きな被害が出ました。この地震で、被害に遭われました皆さまに対し、謹んでお見舞いを申し上げます。また一日も早く平穏な日々が戻りますよう心よりお祈り申し上げます。
9月7日(金)に戻ります。当日の天気予報は雨・・・そして出かける時も雨降り・・・3ヶ月前には、まだ残暑厳しい晴れを予想していましたが、見事な外れ。見学会は10時から、集合は10分前の9時50分。だいたい9時40分ぐらいに着けばと思い車で家を出発しました・・・が、道が空いてて・・・車は「岡崎公園駐車場」に入れました。蹴上近辺のコインパーキングも考えましたが“満車”の恐れがあったので、“確実に止められる”を選びました。
関西電力蹴上発電所の正門が集合場所でした。ここには9時30分過ぎに着いてしまいましたが既に、担当の方がスタンバイされてて受付してもらいました。ただ発電所内には立ち入れず、「私らが目の届く範囲で」と念押しされました。
ここで20分も傘を持ちながら待つのは辛かったです。早く来てしまった私が悪いのは分かってましたが、集合時間の前にトイレには行かせてもらいました。
ここでサプライズが。トイレの窓から、明治期に建てられた蹴上発電所が見えています。これからあの建物の見学会に参加しますが、その前に写真が撮れました。
募集人員は20名でしたが、後で数えると16名ぐいだったと思います。ここは、いくら早く来てもウロウロできません。後で分かったことですが、ヘルメットの着用が義務付けられてるから・・・でしょう。集合時間には殆ど揃ったようで、少し早く「第三期蹴上発電所」の建物に入るように案内されました。確か3階まで上がったかと思います。そこの会議室で9時55分ぐらいから「蹴上発電所見学会」が始まり、先ずはDVDを見ながら担当者が説明をされます。“水力発電のしくみ”や“蹴上発電所の歩み”について10時35分ぐらいまで、詳しく話された担当の方は、京都市内は約90カ所発電所(有人・無人を含めて)があり、そこの保守点検を主に業務をされてる方でした。なお注意事項は、写真撮影はOKですが、変電所の設備だけはNG(セキュリティのため)でした。飲食は禁止ですが、熱中症の恐れがあるので水は、どんどん飲んでくださいと。
説明は約40分で終わると、保安帽(ヘルメット)を被って下に降ります。するとそこには巨大な「水車発電機」2基が見えます。1936年(昭和11年)に竣工した、現在も発電を続けているそうです。
この日は、先の台風21号の影響により停止していたので、建物内部も静かですが、稼働していたら轟音らしいです。この発電所では、一般の家庭5000軒ものお客様に送電できるぐらい発電をされてるようです。
私は、こうして発電所の見学は初めてです。ひょっとしたら子供の頃に遠足で来てるかも知れませんが・・・次に建物の外に出ます。40分の間に雨は・・・やまずに、ますます強く降っていました。建物を出て直ぐに案内があって、琵琶湖疎水から2基の発電機に水を送り込む「水圧鉄管」の案内でした。
今日も水は入っていますが、発電機が停止しているため、水は流れていません。ここでは常時毎秒、11~13㌧の水が流れています。
そして次が、この日のお目当て「第二期蹴上発電所(旧発電所)」の案内です。1912年(明治45年)に竣工した赤茶色の煉瓦が特徴ですが、内部の見学はできません。
雨が降っているので皆さん傘を差してます。正直、写真は片手で撮るのと、後ろでは傘が邪魔で撮れないから、早めに前に行き撮りました。
外観だけの見学ですが、内部は先ほどDVDで見せて貰いました。要するに何も無いんです。旧発電機も何も無いので見ても仕方ない・・・のです。ちなみに煉瓦の積み方は“イギリス積み”と言われるらしい。
ここで正面の壁にある扁額についての案内がありました。「功天亮」(てんこうをたすく)と読みます。電力会社の思いは「水力エネルギーという自然の恵みを人々の暮らしに生かしてこそ、天の意志に叶うもの」と解釈していると説明されました。
琵琶湖疎水のトンネルの出入口に扁額が架かっており、ここを含めて13カ所もあるそうです。ここは今上天皇の母方のお爺さまである久邇宮邦彦(くにのみやくにひこ)殿下の筆によるものです。
この建物は「近代化産業遺産」2017年(平成19年)に、経済産業省から認定されているようです。そして案内は、先ほど室内で説明のあった“六芒星”に移ります。残念ながらこの建物の裏側で見えません・・・が、ここから見えるポイントあるそうで、そちらに行って見ると・・・。
建物の屋根に“風見鶏”があります。そこに小さな穴が開いていますが、その形が“六芒星”なんです。私のカメラを望遠で撮りましたが、やっと分かる程度・・・肉眼では無理です。
六芒星は、「京都市上下水道局」前身のマークで、元々この事業は下水道局のものでした。そのため六芒星のマークが入っているそうです。
次に、ヘルメットを着用したまま、最初に集合した正門近くまで傘を差しながら移動です。そこにはアーチ型をした「放水口」がありました。
発電に使われた水が、ここから出て行き、トンネを通って動物園の噴水前に出てきます。毎秒13㌧の水が、ここから出て行きますが、発電機故障のため、水は流れていません。
案内の人は、例をあげられ、50㍍の競技用のプールを空にして、ここの水を放水いると50尾秒から70秒で一杯になるそうです。放水・・・見たかったですね。そして集合場所まで戻ってきました。そこには「水力発電発祥の地」と書かれた石碑があります。
1962年(昭和37年)当時の芦原義重関西電力社長によって建てられました。この石碑の設計デザインは、村野藤吾(むらのとうご)氏、書体は炭山南木(すみやまなんぼく)氏によるものです。
最後に2016年(平成26年)に蹴上発電所が「IEEEマイルストーン」に認定されたことを示す銘板の案内もありました。
最後に補足です。京都市内の河川は北から南に流れいますが、疎水の水は南から北に流れています。そのカラクリは・・・琵琶湖の標高が80㍍、京都の北に位置する松ヶ崎が標高が70㍍・・・琵琶湖の方が高いですね。補足説明でした。説明会は11時5分に終わりました。ここでヘルメットを返して解散です。「第二期蹴上発電所の六芒星は三条通から見えるから帰りに余裕がある方は見ていって」と言われましたが、この日は帰りました。
そして一週間たった9月14日(金)、この近辺に来た帰りに“六芒星”を確認するため再び蹴上発電所にやって来ました。
仁王門通りを歩いていると、先の説明会で聞いた“風見鶏”が見えました。こちらから見る方がはっきり見えますが、やっぱり肉眼では無理ですね。
仁王門通りと三条通りが交差する所から「第二期蹴上発電所」が見えます。下を見れば“水圧鉄管”が見えています。この日は水・・・流れていたのかなぁ・・・。
ここから見れば“六芒星”はっきり見えます。今まで気がつかなかったことですが、やっぱり説明をきけば見方が変わります。
先週も雨でしたが、この日も雨でした。2週続いて金曜日の雨、この日の説明会も傘が必要でしたね。この時、12時30分頃でしたので、昼からの部が13時30分・・・正門は閉まっていました。
帰りに「インクライン」に寄ってみました。:現在、ここは桜の名所で有名ですが、復元された“三十石船”があるように、蹴上発電所からの電気が用いられました。
明治期に造られた煉瓦造りの発電所を“見学会”では間近で見られます。中には入れませんが、仮に入っても何もありません、空洞なだけです、外観だけで充分でしょう。無料ですが金曜日しか実施されないのがミソですね。
【第二期 蹴上発電所】
9月2日に舞鶴観光から帰ったあと、9月4日(火)に台風21号が12時頃に徳島県南部に上陸した後、14時頃に神戸市付近に再上陸し、京都市内には14時から15時頃最接近しました。その時、14時34分に最大瞬間風速39・4㍍の突風が吹きました。その日は交通機関が乱れる(止まる)のが予想されたで朝に会社へ電話を入れ休みました。これが大正解で、滅多に止まらない京都市バスや嵐電まで止まるほど一日中交通機関は大混乱でした。京都市内での風速は過去最大を記録したのが室戸台風(34年9月21日)で、その時に観測した42・1㍍が過去最大でした。そして、今回の台風21号が2番目です。私は家に居ましたが、今まで経験したことがない猛烈な風が吹き乱れ家が飛んで行くのかと思うぐらいの強風が吹き荒れました。台風は侮ってはいけません、怖かったです。余談ですが京都市内の国宝・重文の建物も大変な被害に遭われたようで、元に戻るのに相当な時間がかかるでしょう。
また、9月6日(木)の未明に発生した北海道胆振東部地震では、厚真町など大きな被害が出ました。この地震で、被害に遭われました皆さまに対し、謹んでお見舞いを申し上げます。また一日も早く平穏な日々が戻りますよう心よりお祈り申し上げます。
9月7日(金)に戻ります。当日の天気予報は雨・・・そして出かける時も雨降り・・・3ヶ月前には、まだ残暑厳しい晴れを予想していましたが、見事な外れ。見学会は10時から、集合は10分前の9時50分。だいたい9時40分ぐらいに着けばと思い車で家を出発しました・・・が、道が空いてて・・・車は「岡崎公園駐車場」に入れました。蹴上近辺のコインパーキングも考えましたが“満車”の恐れがあったので、“確実に止められる”を選びました。
関西電力蹴上発電所の正門が集合場所でした。ここには9時30分過ぎに着いてしまいましたが既に、担当の方がスタンバイされてて受付してもらいました。ただ発電所内には立ち入れず、「私らが目の届く範囲で」と念押しされました。
ここで20分も傘を持ちながら待つのは辛かったです。早く来てしまった私が悪いのは分かってましたが、集合時間の前にトイレには行かせてもらいました。
ここでサプライズが。トイレの窓から、明治期に建てられた蹴上発電所が見えています。これからあの建物の見学会に参加しますが、その前に写真が撮れました。
募集人員は20名でしたが、後で数えると16名ぐいだったと思います。ここは、いくら早く来てもウロウロできません。後で分かったことですが、ヘルメットの着用が義務付けられてるから・・・でしょう。集合時間には殆ど揃ったようで、少し早く「第三期蹴上発電所」の建物に入るように案内されました。確か3階まで上がったかと思います。そこの会議室で9時55分ぐらいから「蹴上発電所見学会」が始まり、先ずはDVDを見ながら担当者が説明をされます。“水力発電のしくみ”や“蹴上発電所の歩み”について10時35分ぐらいまで、詳しく話された担当の方は、京都市内は約90カ所発電所(有人・無人を含めて)があり、そこの保守点検を主に業務をされてる方でした。なお注意事項は、写真撮影はOKですが、変電所の設備だけはNG(セキュリティのため)でした。飲食は禁止ですが、熱中症の恐れがあるので水は、どんどん飲んでくださいと。
説明は約40分で終わると、保安帽(ヘルメット)を被って下に降ります。するとそこには巨大な「水車発電機」2基が見えます。1936年(昭和11年)に竣工した、現在も発電を続けているそうです。
この日は、先の台風21号の影響により停止していたので、建物内部も静かですが、稼働していたら轟音らしいです。この発電所では、一般の家庭5000軒ものお客様に送電できるぐらい発電をされてるようです。
私は、こうして発電所の見学は初めてです。ひょっとしたら子供の頃に遠足で来てるかも知れませんが・・・次に建物の外に出ます。40分の間に雨は・・・やまずに、ますます強く降っていました。建物を出て直ぐに案内があって、琵琶湖疎水から2基の発電機に水を送り込む「水圧鉄管」の案内でした。
今日も水は入っていますが、発電機が停止しているため、水は流れていません。ここでは常時毎秒、11~13㌧の水が流れています。
そして次が、この日のお目当て「第二期蹴上発電所(旧発電所)」の案内です。1912年(明治45年)に竣工した赤茶色の煉瓦が特徴ですが、内部の見学はできません。
雨が降っているので皆さん傘を差してます。正直、写真は片手で撮るのと、後ろでは傘が邪魔で撮れないから、早めに前に行き撮りました。
外観だけの見学ですが、内部は先ほどDVDで見せて貰いました。要するに何も無いんです。旧発電機も何も無いので見ても仕方ない・・・のです。ちなみに煉瓦の積み方は“イギリス積み”と言われるらしい。
ここで正面の壁にある扁額についての案内がありました。「功天亮」(てんこうをたすく)と読みます。電力会社の思いは「水力エネルギーという自然の恵みを人々の暮らしに生かしてこそ、天の意志に叶うもの」と解釈していると説明されました。
琵琶湖疎水のトンネルの出入口に扁額が架かっており、ここを含めて13カ所もあるそうです。ここは今上天皇の母方のお爺さまである久邇宮邦彦(くにのみやくにひこ)殿下の筆によるものです。
この建物は「近代化産業遺産」2017年(平成19年)に、経済産業省から認定されているようです。そして案内は、先ほど室内で説明のあった“六芒星”に移ります。残念ながらこの建物の裏側で見えません・・・が、ここから見えるポイントあるそうで、そちらに行って見ると・・・。
建物の屋根に“風見鶏”があります。そこに小さな穴が開いていますが、その形が“六芒星”なんです。私のカメラを望遠で撮りましたが、やっと分かる程度・・・肉眼では無理です。
六芒星は、「京都市上下水道局」前身のマークで、元々この事業は下水道局のものでした。そのため六芒星のマークが入っているそうです。
次に、ヘルメットを着用したまま、最初に集合した正門近くまで傘を差しながら移動です。そこにはアーチ型をした「放水口」がありました。
発電に使われた水が、ここから出て行き、トンネを通って動物園の噴水前に出てきます。毎秒13㌧の水が、ここから出て行きますが、発電機故障のため、水は流れていません。
案内の人は、例をあげられ、50㍍の競技用のプールを空にして、ここの水を放水いると50尾秒から70秒で一杯になるそうです。放水・・・見たかったですね。そして集合場所まで戻ってきました。そこには「水力発電発祥の地」と書かれた石碑があります。
1962年(昭和37年)当時の芦原義重関西電力社長によって建てられました。この石碑の設計デザインは、村野藤吾(むらのとうご)氏、書体は炭山南木(すみやまなんぼく)氏によるものです。
最後に2016年(平成26年)に蹴上発電所が「IEEEマイルストーン」に認定されたことを示す銘板の案内もありました。
最後に補足です。京都市内の河川は北から南に流れいますが、疎水の水は南から北に流れています。そのカラクリは・・・琵琶湖の標高が80㍍、京都の北に位置する松ヶ崎が標高が70㍍・・・琵琶湖の方が高いですね。補足説明でした。説明会は11時5分に終わりました。ここでヘルメットを返して解散です。「第二期蹴上発電所の六芒星は三条通から見えるから帰りに余裕がある方は見ていって」と言われましたが、この日は帰りました。
そして一週間たった9月14日(金)、この近辺に来た帰りに“六芒星”を確認するため再び蹴上発電所にやって来ました。
仁王門通りを歩いていると、先の説明会で聞いた“風見鶏”が見えました。こちらから見る方がはっきり見えますが、やっぱり肉眼では無理ですね。
仁王門通りと三条通りが交差する所から「第二期蹴上発電所」が見えます。下を見れば“水圧鉄管”が見えています。この日は水・・・流れていたのかなぁ・・・。
ここから見れば“六芒星”はっきり見えます。今まで気がつかなかったことですが、やっぱり説明をきけば見方が変わります。
先週も雨でしたが、この日も雨でした。2週続いて金曜日の雨、この日の説明会も傘が必要でしたね。この時、12時30分頃でしたので、昼からの部が13時30分・・・正門は閉まっていました。
帰りに「インクライン」に寄ってみました。:現在、ここは桜の名所で有名ですが、復元された“三十石船”があるように、蹴上発電所からの電気が用いられました。
明治期に造られた煉瓦造りの発電所を“見学会”では間近で見られます。中には入れませんが、仮に入っても何もありません、空洞なだけです、外観だけで充分でしょう。無料ですが金曜日しか実施されないのがミソですね。
【第二期 蹴上発電所】