紅葉の平岡八幡宮へ

高山寺を出て周山街道を南下し、次に向かったのが平岡八幡宮で、2016年(平成28年)3月26日(土)に「花の天井」春の特別公開で一回だけ来たことがあります。

画像
画像
周山街道から少しだけ奥まった所に鳥居があります。車は案内にしたがって、この先の拝殿前まで行ったので歩いて戻りました・・・相当な距離ですけど。

画像
画像
ここは椿も見事で、「花の天井」春の特別公開では特別に「社務所」にも入れました。今は何もありませんが、先の鳥居から観光用駐車場まで往復は息が切れます

画像
駐車場は、この写真の左手にあります。それよりあまり期待してなかった紅葉が見事でした。観光客も誰も居ないのでゆっくり鑑賞です。

画像
拝殿前に何故か「土俵」が。以前、宮司さんから先代若乃花が土俵入りをしたと聞きました。

画像
画像
画像
画像
画像
階段下の右手には「手水舎」があって、以前、宮司さんの案内で手水の必要性や作法など詳しく聞きました・・・と言うより、手水舎が綺麗になってました。

画像
画像
画像
2年前の「花の天井」春の特別公開以来ですが、その間に修復されたのでしょう。そして階段を上がって「拝殿」まで来ました。“椿の平岡八幡宮”も紅葉が綺麗ですし、良い写真が撮れました

画像
特に拝殿横の紅葉が色鮮やかでしたが、境内には誰も居ません。高雄は紅葉の名所で、神護寺・西明寺・高山寺が有名です。しかし、ここはスルーされるのでしょう。

画像
画像
画像
画像
「花の天井」春の特別公開では宮司さんの案内の元、本殿内に入り、“花の天井”を鑑賞させてもらいました。その時、由緒書きも貰いましたが・・・手元にないので・・・。

平岡八幡宮は、梅ヶ畑八幡宮とも呼ばれ、応神天皇を祭神とする梅ヶ畑一帯の産土社です。809年(大同4年)に神護寺の鎮守として弘法大師空海が大分県の宇佐八幡宮から勧請したのが起源で、1407年(応永14年)の焼失後には足利義満が社殿を再建しています。現在の本殿は、1826年(文政9年)に造営されたもので、市内に数少ない切妻造本殿の一つであり、2000年(平成12年)に京都市有形文化財に指定されました。本殿天井には菊彩色の花卉図が44面描かれており“花の天井”と呼ばれ、更に内法長押(うちのりなげし)には熨斗(のし)に包まれた梅や椿が描かれるなど装飾性の高い空間になっており、これら彩色画を描いたのは綾戸鐘次郎藤原之信です。

画像
画像
境内をもう少し散策します。本殿左には「武内社」があって、ご祭神は、武内宿禰(たけしうちのすくね)。大和朝廷初期に活躍したといわれる伝承上の人物。

武内宿禰は、神功皇后の新羅征伐に従軍し,第12代・景行天皇(けいこうてんのう),第13代・成務天皇(せいむてんのう),第14代・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう),第15代・応神天皇(おうじんてんのう),第16代・仁徳天皇の各天皇に仕え,古代大和朝廷に仕えた日本最初の大臣だそうですが・・・単純に計算しても200年以上・・・伝説の人物でしょうね。

画像画像
その“武内社”の向かいに、源為朝が射抜いたとされる「為朝の試し石」であり、俳人の京鹿子の鈴鹿野風呂の句碑でもあります。

「眞開らきの龍胆(りんどう) 玉の如き晴れ」(野風呂) 「啄木鳥の天鼓のひびき山桜」(佐々木一水)と書いてありました。

画像
画像
年に何回か「花の天井」特別公開があるので、宮司さんの案内で見られますが、撮影禁止です。本殿前には“天井”の写真は色褪せてますが飾ってあります。

画像
次は本殿の右側です。そこには「平岡八幡やぶ椿」があって、室町時代からこの椿があったようで、樹齢300年とも500年とも伝わります。

画像
さらに奥に進むと「山の神石」があって君が代の“さざれ石”です。昼間でも薄暗いのでフラッシュ使いました。この辺りは春には綺麗な“椿”が咲き誇ります。

画像
画像
春の椿を思い出しながら奥に進むと、何故かボツンと狛犬が・・・それより晩秋にも椿の一輪を見つけました・・・と思いましたが、多分“山茶花”でしょうね。

画像
以前宮司さんより、狸・狐・ハクビシン・猪・鹿等々獣が出て困っていると聞いたので、これ以上奥には行かず拝殿前まで戻ってきました。

画像
こちらも境内社で「貴布弥社」で、御祭神は罔象女神(みつはのめのかみ)。水・雨など自然の恵みを司る神様です。

画像
画像
画像
「花の天井」春の特別公開では、“大福茶”の接待がありましたが、床几はそのまま置いてあります。既に御朱印はいただしてるので影響はありませんが、「授与所」は不在でした。

ここで境内の西側を見ると鳥居が見えました。先程、周山街道を高山寺に向かっている途中、右手に鳥居があるのを分かってたので、向かうことにしました。

画像
画像
周山街道から少しだけ奥まった所に鳥居が立っています。ここから車も入れるでしょうね・・・多分・・・

画像
画像
西側から入り再び拝殿の前を通って、階段を降り手水舎の右手に出ると小さな社殿がありました。

若宮社」御祭神は、誉田別命(ほむたわけのみこと)巫女を通じて怨霊の祟りを封じるために勧請され鎌倉時代には若宮社の前に専用の参道が鳥居がありました。

画像
最後に、もう一度手水舎周りの紅葉を写真に収めてここを出ることにしました。前途したとり、ここも紅葉が綺麗でしたが誰も来られなかったです。

ここには9時41分に出て行き、そのまま家に帰りました。平日だったこともあって、高山寺も空いてましたし、平岡八幡宮は誰も居なかったのでゆっくり紅葉を愛でることが出来ました。

【平岡八幡宮】



この記事へのトラックバック