2019年(平成31年)「京都十六社朱印めぐり」今宮神社へ

わら天神宮から「船岡山バス停」まで京都市営バスに乗りました。そこから今宮門前通りを北上すると、大鳥居がありますが・・・

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1928年(昭和3年)に建立された「大鳥居」ですが、2017年(平成29年)10月の台風による災禍により傾き損なわれたため、現在解体されたようです。

調べると、10月23日に静岡県に上陸した、台風21号のことでしょう。この台風が秋雨前線を刺激し、大雨を降らしたようですが、私の記憶にはありません。

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今宮門前通りをゆっくり歩いて北上すると、前方に朱塗りの楼門が見えて来ました。ここには11時頃に着きたかったんですが、到着時間は11時25分でした。

やって来たのは、“京都十六社朱印めぐり”の今宮神社です。16社の中では、最も北に位置するかと思います。

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楼門前に、例年楽しみにしている「絵馬」が飾ってあります。ただ帰りに、ここを通ったら“絵馬”と“門松”は撤去されていました。ギリギリセーフ・・・間に合った

楼門を入った右手にある「手水舎」ですが、ここは通過です。それは・・・訳があって・・・・・・それで少々急ぎます

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この手水舎は“お玉の井”と呼ばれています。1694年(元禄7年)に桂昌院によって寄進されたからでしょう。

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楼門から境内に入りましたが、朱塗りの「神橋」を渡って、東門から出て行きます。今日は、次に行く店を楽しみにして、ここまでやって来ました

今宮神社の門前には、“あぶり餅“の名店が向かい合わせで2店営業されています。以前来たときは、「一和(一文字屋和輔)」に入りましたが、今日は“かざりや”さんに入ろうと思ったんですけど、“一和”さんが空いていたので、そちらに入りました。

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寒かったけど、ずっと歩いてきたので少し汗をかいてました。それで店内に入らず、入口の床几に座っていただきました。

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一人前で500円、それで12本ついてきます。甘めに味付けされた白味噌ダレに香ばしく焼かれたお餅に付けていただきます。お昼を食べて無かったので、本当に美味しかったです。

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東門から再び境内に入って左手にある「神馬舎」に寄りました。中には“白馬”も居ましたね。

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次の「宗像社」にも寄りました。1694年(元禄7年)に桂昌院(お玉の方)造営時の社殿で、弁天さんの使者として鯰の彫り物が台座にあります。

それで、前途した手水舎を使いました。長らく枯渇していたそうですが、水盤を東向きから北向きに復元した時に、水の流れが復活したそうです。

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境内の中央に「拝殿」が見えていますが、その先に「本殿」があります。お昼時になったので、参拝者も増えてきました。

境内を進み本殿に向かって歩いて行き、横目で社務所を見てみると・・・混雑してました。「本殿」もそうでしたが、人が空くのを待って参拝しました。

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御祭神は、中御座:大己貴命(おおなむちのみこと)、東御座:事代主命(ことしろぬしのみこと)、西御座:奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)です。

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こちらは本殿の西側にある摂社「疫社」です。祭神が、素盞鳴命(すさのをのみこと)でした。御利益が本殿が健康長寿・良縁開運。疫社が厄除・健康長寿です。

この疫社の向かいにあるのが、TVでも取り上げられたことがある「阿呆賢(あほかし)」さんです。神占石(かみうちいし)」と呼ばれ三度石を持ち上げると・・・。

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“重軽石(おもかるいし)”と呼ばれ、まず軽く手の平で三度石を打ち、持ち上げると、たいそう重くなり、再度願い事を込めて三度手の平で撫でて持ち上げると軽くなったら願いが成就すると言われています

次に、境内の末社を巡ります。先程の疫社の近く・・・境内の西側にある「織姫社」から。

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名前のとおり七夕伝説の織姫彦星にゆかりがあるとか。御祭神は、栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)で、西陣織物の祖神とされているそうです。

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次が「八社」で、左から(南側から)諏訪社・鏡作社・香取社・熱田社・八幡社・住吉社・事代主命社・大國主命社の順に並んでいます。そしてお隣が「八幡社」です。

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右が「紫野大将軍」で、祭神が牛頭天王(ごずてんのう)と八大王子。左が「日吉社」で祭神が、大山咋神(おおやまくいのかみ)大物主神(おおものぬしのかみ)が祀られています。

次に、少しだけ小高い所にある「紫野稲荷社」と「織田稲荷社」です。今日は、時間の都合で上がりませんでした。

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稲荷社の御祭神は、宇迦御魂命(うがのみたまのみこと)。織田稲荷社は、墓所寺町 阿弥陀寺の移転跡地、西陣元伊佐町から1987年(昭和62年)に遷し祀られました。

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こちらは拝殿もある「若宮社」です。祭神は、天津彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)。今宮祭の牛車で巡行するお社はここだそうです。

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この南側に「月読社」があって、その手前には下からは見えませんが「地主稲荷社」がありますが、ここも時間の都合で上がりませんでした。

ちなみに、地主稲荷社の祭神が、倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)。月読社の祭神が、月読尊(つきよみのみこと)が祀られています。

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拝殿の前には「狛犬」が鎮座しています。その台座を見ると、苦しそうに“天邪鬼(あまのじゃく)”が支える姿に笑ってしまいます

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こちには「桂昌院(お玉の方)」の肖像画です。一介の市井(しせい)の人から身を起こし乍ら、いわゆる「玉の輿」を昇りつめた類まれな女性とし、その生涯を偲慕する人々も少なくないと書かれていました。

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大きな酒樽が積まれた「拝殿」の内側には、゛三十六歌仙”の歌が掲げられています。このあと、社務所に向かいました。

社務所は比較的、空いていたので“京都十六社朱印めぐり”の御朱印をいただきました。これで残り4社・・・最初は晴れてましたが、この時間から曇り出しました。昼からの降水確率は0%なんですけど・・・何だか雨が降ってきそうな・・・空模様です。今宮神社の楼門から出ましたが、“絵馬”“門松”が無くなってて・・・撤去されたんだなぁ・・・と思いながら、今宮門前通りを南下し、再び「船岡山バス停」まで行くと、直ぐにバスが来ました。次は地下鉄に乗るので「北大路バスターミナル」まで乗るだけでした

【今宮神社 楼門】



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