春季展「お雛さま展」開催中の博物館 京都さがの 人形の家へ

嵯峨野の愛宕街道沿いに博物館 京都さがの 人形の家があります。近くには二尊院や祇王寺、少し先に化野念仏寺がある奥嵯峨に位置します。

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普段は不定期で開館されてますが、春季展「お雛さま展」と題して、2月20日(水)~3月31日(日)まで開催されてました。

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ここに来るのは多分・・・十数年ぶりだと思います。足の状態が、まだまだ良くないので、最近は近場しか行けてません。

入ると右手に受付があって、入館料800円を払います。すると受付の方より、拝観の順路の説明があります。要するに1階を見て、2階にあがり展示物を見て、そこから庭園に出て、茶室を見学し、元に戻ってくる・・・コースでした。

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それでは1階から見て行きます。今回のテーマである「お雛さま展」らしく、雛飾りがお出迎えです。

早速、見て回ろうとしたら受付の方より、「“からくり人形”を実演するので見てください」と案内されたので、後ろをついて行くと・・・。

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最初は「段返り人形」の実演です。水銀の重力移動を利用して、階段を降りてきます。写真では上手く伝わらないですね。

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次が「水からくり」自動噴水器です。明治時代・・・鹿鳴館の時代だそうで、不思議なことに水が噴水のように噴き出してきます。

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次に移動し、台付からくり「大道芸人」の実演です。台の横についてるハンドルを廻し大道芸人の人形が肩に担いだ子供の人形を高く持ち上げます。

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最後が「蘇民将来(紀伊熊野本宮)」です。こちらも実演されたかどうか・・・これは印象に残ってないです

この実演が終わると、後は自由に見て回ります。本当は、「水からくり」(自動噴水器)は、最初は水が吹き上がらなかったんです。この館を一周して戻ってくると、担当の方が待っておられ、もう一度実演してくれたわけで・・・有難いことです。

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見立て軍配持ち行司」(国登録有形民俗文化財)

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兎引き烏帽子童子」(国登録有形民俗文化財)

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這い這い」(国登録有形民俗文化財)

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頷き座り童子(嵯峨手)」(国登録有形民俗文化財)

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参内人形」(国登録有形民俗文化財)

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木目込み嵯峨人形」(国登録有形民俗文化財)

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手持ち鶴」(国登録有形民俗文化財)

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1階は“からくり人形”の実演のあと、展示されてる人形を、ゆっくり見させて貰いました。前回の記憶が殆ど無いので、初めて来たようなものです

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次に案内に従って、2階に上がろうとしたら、その奥にも展示室がありました。こちらもゆっくり見て回ります。

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こちらの部屋では、中央に“葵祭の行列”と、郷土人形として栄えた“土人形”の展示を鑑賞し、次へと行きました。

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2階にも展示室があるそうですが、その2階から外に出られ、庭園を見学できると聞きました。私は、そちらの方に興味が引きましたが・・・。

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2階に上がり、最初の展示室に入ると、この「お雛さま展」にふさわしい、“雛人形”を鑑賞しますした。

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次の展示室でも“雛人形”を中心に展示されていました。“庭に出たい”と流行る気持ちを抑え、鑑賞されてもらいました。

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庭園の入口が2階とは、“不思議だなぁ・・・”と思いながら出ると、そこには、茶室「玄古庵」があって、“七段飾りの雛飾り”が展示されていました。

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ここから山の斜面を利用した石段を下って行きます。最初の案内で、「庭園には二つの茶室がある」と聞いていたので、もう一つの茶室を探します。

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石段を降りて下まで降りてきます。すると少し上がった所に茶室「萬慶亭」がありました。二尊院の老僧の東屋を復元されたものです。

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障子は閉まってましたが、開けました。下の案内板に、「畳みも屋根も菱形」と書いてあったので、確認するためです

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庭園や茶室を見終わったら、この通路を通って元に戻って行きます・・・ちょうど最初に“からくり人形実演”があった所に・・・です。

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展示室からドアを開けて、「苔の庭」を見に行きました。その先には“愛宕街道”が見えていて、化野念仏寺に向かう人が見えていました。

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ここを帰ろうとしたら、スタッフの方から「ストリートオルガン(トイツ製)」を弾いてください・・・と言われたので、妻が数分弾きました

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ここを出たのが、10時37分でした。随分ゆっくりさせて貰ったわけです。その向かいの水清大神を見て驚きました。

昨年、9月4日の台風21号の被害でしょうか、鳥居が潰れて無くなっています。今では誰もお参りは出来ない状態になっていました。それと、ここから猿が出てきました。街中で猿が出たら新聞、テレビのニュースに載るでしょうが、ここでは珍しくないですね。それにしても驚きました

【京都さがの 人形の家】



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