念願の「びわ湖疎水船」に乗船
2018年(平成30年)3月から復活した「琵琶湖疏水通船」ですが、人気が凄く中々予約が取れない状況が続いています。私も昨年の秋に乗船したかったんですが、予約が取れず春の桜の時期も予約開始日に早々と満席となりました。殆ど諦めていた・・・と言うより忘れてたんですが、ある日急に思い出して、予約状況を調べると、大津から蹴上の“下り便”は取れませんでしたが、蹴上~大津の“上り便”は比較的空いていたので、4月26日(金)10時45分発を予約することができしまた。
そして当日です。怪我して以来、公共交通機関は利用してませんでしたが、この日は初めて利用するつもりでしたが・・・前日の天気予報は朝まで雨降りでした。それで急遽、タクシー会社に予約入れましたが満車のため無理でした。当日は、やっぱり雨降りのため、ダメ元で電話しましたが、繋がりません。スマホの予約も繋がりませんでした。それで約2ケ月振りにJRに乗ることにしましたが、大丈夫・・・乗れました。JRと地下鉄東西線を乗り継いで、やって来たのは地下鉄「蹴上」駅です。普段は乗らないエスカレーターに乗って地上に出たら左へ進みます。暫くすると日向大神宮の鳥居が見えてきます。
10時45分出航ですが、案内では「30分前には必ず来てください」とあるので、ここには10時前に通過しました。
ハイキングされる方や、日向大神宮に参拝される方が数名、先を歩かれています。ひょっとしたら、同じ船に乗られるかも知れませんが・・・。
この石段を上がって、少し先が日向大神宮ですが、乗船場は橋を渡らず、写真右に行きます。
最近、テレビのニュースで度々報道されてますが、猿に噛みつかれる観光客が、この東山で増加しています。それで注意喚起でしょか、案内されてました。
ここは。つい最近までは満開の桜を見に、観光客が大挙押し寄せていた“インクライン”の上部にあたります。
平安神宮の近くの疎水を“岡崎十石舟めぐり”といって、京都市動物園近くから船が出ています。私は、琵琶湖疎水船がそこから出航するものと思い込んでました。ただ、よくよく考えるとインクラインがあるので、そこから琵琶湖に行ける筈がありません。たしか前々日に念のため、乗船場を確認し分かったことです。全席予約制のため、払い込んだ料金が無駄になるところでした。
10時7分に着きました。10時45分の30分前・・・10時15分に間に合いました・・・と言うのも、久し振りに乗ったJRが何が要因が不明ですが、二条駅到着が遅れたんでハラハラしました。
入ると名前を言ったらテントの中で待つように案内されます。それに先にトイレに行くようにも言われます・・・それには理由があって・・・。
10時15分は回ってたと思いますが、先に琵琶湖疎水の歴史を紹介するビデオが見ます。約25分だそうで、それを見ていると、北垣国道(きたがき くにみち)が出てこられ、琵琶湖疏水の計画と建設の歴史を詳しく話されます。
このビデオを興味深く見ていると北垣国道・・・の口が上手に動くんですね、面白い演出です。・その北垣が「それでは、この続きはガイドさんに・・・」と言ったところで、テントの外から本物のガイドさんが入って来られました。
ガイドさんは、乗船についての注意事項や見所なんか話され、話が終わると最初に配られたジャンパーを着ます。これは自由ですが、大変蒸し蒸して暑かったんですけど、船は遮るものがないので、常に冷たい風に当たるのと、何箇所かあるトンネルが外気より4℃程度寒いため、強制ではありませんが着た方が良いと言われたので、私も着ることにしました。
満席は12名でしたが、ざっと数えて9名だったように思います。その9名がガイドさんの後ろをついていきます。
調べると、上り便は「1日4便」(定員9名)。下り便は「1日5便」(定員12名)でした。それで9名は満席・・・と言うことですね。
すると、蹴上に10時20分に着いた船で下船されたのでしょう、この「旧御所水道ポンプ室」でガイドさんが説明してました。私らのグループは後程、案内を聞きます。
ここが、この日の琵琶湖疎水船の出発点です。ここから流れに逆らって、大津を目指します。このあと、“ポンプ室”の案内があって・・・。
1912年(明治45年)竣工。円柱付きバルコニー備えたネオ・ルネサンス様式とされ豪華な装飾などが見所です。残念ながら耐震性の問題があって、内部の見学は出来ません。
京都御所の防火用水路のため造られた煉瓦造りの建物。ここから琵琶湖疎水の水をポンプで山間の貯水池まで汲み上げる役割がありました。ここから京都御所まで水道管が通っており、ここから高低差を利用して京都御所の紫宸殿の屋根より高く放水が出来るようになっていたそうです。
設計者は、片山東熊(帝国京都博物館現立)、山本直三郎と聞きました。ここからは見えませんが、円柱付きのバルコニーは、船が出発したら必ず見てくださいと。もちろん見たいですが・・・。
船に乗り込む前に、再度注意事項の確認です。船に乗ると、前に乗り出すとか立ち上がるとかは厳禁で、悪い見本を実演してくれます。また、必ず救命具を装着する義務があるので、その取付方法もここで聞きます。
船長さんも紹介されました。若い船長さんに安全で無事に大津まで運んでもらいます。平日のこの時間ですので、乗客の平均年齢は多分・・・高かったでしょう。
船は、小さいため乗り込むのは一人づつです。申込み順だそうで私は2番目でした。基本お連れは隣同士となります。
一人づつ9名が乗り込んだら、いざ出発です。定刻どおり10時45分に出航しました。前方にはガイドさんが、後方には船長さんが乗り込んでいます。
船長さんがエンジンを掛けられガイドさんの合図で船は出航しました。そのスピードは、私の体験ですが・・・想像を遙かに上回るものでした・・・つづく。
【琵琶湖疎水船 蹴上乗船場】
そして当日です。怪我して以来、公共交通機関は利用してませんでしたが、この日は初めて利用するつもりでしたが・・・前日の天気予報は朝まで雨降りでした。それで急遽、タクシー会社に予約入れましたが満車のため無理でした。当日は、やっぱり雨降りのため、ダメ元で電話しましたが、繋がりません。スマホの予約も繋がりませんでした。それで約2ケ月振りにJRに乗ることにしましたが、大丈夫・・・乗れました。JRと地下鉄東西線を乗り継いで、やって来たのは地下鉄「蹴上」駅です。普段は乗らないエスカレーターに乗って地上に出たら左へ進みます。暫くすると日向大神宮の鳥居が見えてきます。
10時45分出航ですが、案内では「30分前には必ず来てください」とあるので、ここには10時前に通過しました。
ハイキングされる方や、日向大神宮に参拝される方が数名、先を歩かれています。ひょっとしたら、同じ船に乗られるかも知れませんが・・・。
この石段を上がって、少し先が日向大神宮ですが、乗船場は橋を渡らず、写真右に行きます。
最近、テレビのニュースで度々報道されてますが、猿に噛みつかれる観光客が、この東山で増加しています。それで注意喚起でしょか、案内されてました。
ここは。つい最近までは満開の桜を見に、観光客が大挙押し寄せていた“インクライン”の上部にあたります。
平安神宮の近くの疎水を“岡崎十石舟めぐり”といって、京都市動物園近くから船が出ています。私は、琵琶湖疎水船がそこから出航するものと思い込んでました。ただ、よくよく考えるとインクラインがあるので、そこから琵琶湖に行ける筈がありません。たしか前々日に念のため、乗船場を確認し分かったことです。全席予約制のため、払い込んだ料金が無駄になるところでした。
10時7分に着きました。10時45分の30分前・・・10時15分に間に合いました・・・と言うのも、久し振りに乗ったJRが何が要因が不明ですが、二条駅到着が遅れたんでハラハラしました。
入ると名前を言ったらテントの中で待つように案内されます。それに先にトイレに行くようにも言われます・・・それには理由があって・・・。
10時15分は回ってたと思いますが、先に琵琶湖疎水の歴史を紹介するビデオが見ます。約25分だそうで、それを見ていると、北垣国道(きたがき くにみち)が出てこられ、琵琶湖疏水の計画と建設の歴史を詳しく話されます。
このビデオを興味深く見ていると北垣国道・・・の口が上手に動くんですね、面白い演出です。・その北垣が「それでは、この続きはガイドさんに・・・」と言ったところで、テントの外から本物のガイドさんが入って来られました。
ガイドさんは、乗船についての注意事項や見所なんか話され、話が終わると最初に配られたジャンパーを着ます。これは自由ですが、大変蒸し蒸して暑かったんですけど、船は遮るものがないので、常に冷たい風に当たるのと、何箇所かあるトンネルが外気より4℃程度寒いため、強制ではありませんが着た方が良いと言われたので、私も着ることにしました。
満席は12名でしたが、ざっと数えて9名だったように思います。その9名がガイドさんの後ろをついていきます。
調べると、上り便は「1日4便」(定員9名)。下り便は「1日5便」(定員12名)でした。それで9名は満席・・・と言うことですね。
すると、蹴上に10時20分に着いた船で下船されたのでしょう、この「旧御所水道ポンプ室」でガイドさんが説明してました。私らのグループは後程、案内を聞きます。
ここが、この日の琵琶湖疎水船の出発点です。ここから流れに逆らって、大津を目指します。このあと、“ポンプ室”の案内があって・・・。
1912年(明治45年)竣工。円柱付きバルコニー備えたネオ・ルネサンス様式とされ豪華な装飾などが見所です。残念ながら耐震性の問題があって、内部の見学は出来ません。
京都御所の防火用水路のため造られた煉瓦造りの建物。ここから琵琶湖疎水の水をポンプで山間の貯水池まで汲み上げる役割がありました。ここから京都御所まで水道管が通っており、ここから高低差を利用して京都御所の紫宸殿の屋根より高く放水が出来るようになっていたそうです。
設計者は、片山東熊(帝国京都博物館現立)、山本直三郎と聞きました。ここからは見えませんが、円柱付きのバルコニーは、船が出発したら必ず見てくださいと。もちろん見たいですが・・・。
船に乗り込む前に、再度注意事項の確認です。船に乗ると、前に乗り出すとか立ち上がるとかは厳禁で、悪い見本を実演してくれます。また、必ず救命具を装着する義務があるので、その取付方法もここで聞きます。
船長さんも紹介されました。若い船長さんに安全で無事に大津まで運んでもらいます。平日のこの時間ですので、乗客の平均年齢は多分・・・高かったでしょう。
船は、小さいため乗り込むのは一人づつです。申込み順だそうで私は2番目でした。基本お連れは隣同士となります。
一人づつ9名が乗り込んだら、いざ出発です。定刻どおり10時45分に出航しました。前方にはガイドさんが、後方には船長さんが乗り込んでいます。
船長さんがエンジンを掛けられガイドさんの合図で船は出航しました。そのスピードは、私の体験ですが・・・想像を遙かに上回るものでした・・・つづく。
【琵琶湖疎水船 蹴上乗船場】