世界文化遺産 仁和寺 御殿へ
世界文化遺産 仁和寺 御殿は、昨年の12月14日に来てますが、そのときには既に「御殿内の宸殿檜皮葺き替え工事」が始まってました。昨年の台風21号の影響により、宸殿の被害が大きく、この度檜皮葺屋根の葺き替え工事に伴って足場が組まれ、景観は損なわれてました。しかし、その代わりとして庭園が普段と違う目線で見学できるようになったことを知り、この日の再訪となりました。
「仁和寺 特別拝観(御殿内 北庭・南庭)」2月16日~12月31日 9時から16時30分 拝観料500円
御室桜苑を出て、中門から二王門を見ています。もう9時を回っているので、平日でも団体さんが入ってこられています。
中門から緩やかな石段を降りて、砂利道を二王門に向かって歩いてくと、参道の両側には綺麗に桜が咲いています。膝を痛めているので、この砂利道は堪えます。そして、今日は開いてない勅使門を超え、御殿入口までやって来ました。
本坊入口には拝観受付があって、結構な人が並んでいますが、この日は圧倒的に修学旅行生が目立ちました。タクシーの運転手に引きつられて何組も入って来られます。
この玄関前では、「桜は、ここで良いんですか?」と来られる観光客が多かったです。二王門から入ると、直ぐに目にするのが御殿前の拝観受付でしょうから、間違って来られたのでしようね。
入ると奥に進みます。この建物は国の登録有形文化財で「勅使門・白書院・黒書院・宸殿・皇族門・霊明殿・大玄関」が指定されています。
渡り廊下、どんどん進んで行くと「白書院」に出ます。その白書院の前ら“南庭”が広がっているので、後で見てみます。
「白書院」の室内には、襖絵が描かれており、1937年(昭和12年)に福永晴帆画伯によって、松を主題にした四季おりおりの景色が描かれました。
この白書院の南庭に、この特別拝観の期間中、降りられます。このためだけに来たようなもので、勿論降りて行きました。
下に降りるときはスリッパに履き替えます。屋根が無いので雨降りはどうなるのかなぁ・・・と考えながら降りて行きました。
南庭のほぼ真ん中まで降りて来られるので、普段は正面から見ることができない「白書院」をみることができます。1890年(明治23年)の再建。
次に工事中の「宸殿」に行きます。1887年(明治20年)の大火で焼失したあと、1914年(大正3年)に再建されました。
工事用の幕で覆われいるため、昼間でも薄暗いです。写真上から、「下段の間」は、冬の「鷹野行幸図」が描かれて、「中段の間」は。「大堰川三船之図」です。最後が「上段の間」は、床には「遠山流水」、襖絵には春の「桜花」が描かれています。
檜皮葺き替え工事が無ければ、ここから綺麗な“北庭”が見える筈なんです。しかし、今は見えません。その対策に仁和寺がされてました。
宸殿の北側に、見学用の渡り廊下が出来てました。ここもスリッパに履き替え奥に進みます。ただこちらも屋根が無いので雨降りでは困るでしょうね。
最初は正面に「霊明殿」が見えます。普段は、こんなに近くには見えないでしょう。さらに奥に進むと・・・。
こんなに近くで「北庭」を見ることは先ず無いです。茶室「飛濤亭」(ひとうてい)も、はっきり見えますしね。残念なのは五重塔の工事だけです。
入る時に、多かった修学旅行生も、エアポケットのように、この時だけ誰も来なかったです。ラッキーでした。私が出たら、そのあと後続が続々入ってきました。
次に渡り廊下を通って「霊明殿」に行きました。本尊は薬師如来座像ですが秘仏です。ここから正面に工事中の“宸殿”が見えます。
霊明殿の北側に出ると、その奥には“御室桜苑”があるので、“御室桜”が少しだけ見えます。普段は非公開ですが、飛濤亭へ行くには、ここを通ります。
次に「黒書院」に入ります。御殿の焼失復旧のため旧安井門跡の寝殿構造の遺構を移したもので、1910年(明治43年)の再建されました。宸殿と白書院の双方と、檜皮葺屋根の渡廊下で繋いでいます。
こちには黒書院の北側にあたり、室内は「竹の間」と呼ばれ、堂本印象画伯が手がけました。
黒書院の南側に移動し、順に「柳の間」「松の間」「上段の間及び秋草の間」で構成されています。黒書院の襖絵は、1931年(昭和6年)の第59代・宇多天皇一千年、弘法大師一千百年御忌の記念事業で、堂本印象画伯によって描かれました。
黒書院から中庭を見ながら、白書院に出て、大玄関から出て行きました。この日来たのは、テレビニュース映像を見たからです。
昨年の12月14日に来ているので、今日は“御室桜”だけ帰っていたでしょう。工事は年末まで続くようですが、もう来ないです・・・今日で充分です。
帰りも東門から出て行きました。その東門に至る参道には、京の名産店が出ています。ここでバスの添乗員さんが「ここは誘惑の森で、帰りに寄りましょう」と。美味いこと言いますね。
私も、何品か買って帰った次第です。駐車場には9時40分頃に出て行きました。帰る頃には駐車場には多くの車が止まっており、観光バスも目立ちます。まだ3分咲きですが、この日来られた人は物足りなさはあったでしょうね。昨年は4月6日で満開過ぎ、今年は4月16日頃に満開になったようです。今日は、これだけで帰りました。
【仁和寺】
「仁和寺 特別拝観(御殿内 北庭・南庭)」2月16日~12月31日 9時から16時30分 拝観料500円
御室桜苑を出て、中門から二王門を見ています。もう9時を回っているので、平日でも団体さんが入ってこられています。
中門から緩やかな石段を降りて、砂利道を二王門に向かって歩いてくと、参道の両側には綺麗に桜が咲いています。膝を痛めているので、この砂利道は堪えます。そして、今日は開いてない勅使門を超え、御殿入口までやって来ました。
本坊入口には拝観受付があって、結構な人が並んでいますが、この日は圧倒的に修学旅行生が目立ちました。タクシーの運転手に引きつられて何組も入って来られます。
この玄関前では、「桜は、ここで良いんですか?」と来られる観光客が多かったです。二王門から入ると、直ぐに目にするのが御殿前の拝観受付でしょうから、間違って来られたのでしようね。
入ると奥に進みます。この建物は国の登録有形文化財で「勅使門・白書院・黒書院・宸殿・皇族門・霊明殿・大玄関」が指定されています。
渡り廊下、どんどん進んで行くと「白書院」に出ます。その白書院の前ら“南庭”が広がっているので、後で見てみます。
「白書院」の室内には、襖絵が描かれており、1937年(昭和12年)に福永晴帆画伯によって、松を主題にした四季おりおりの景色が描かれました。
この白書院の南庭に、この特別拝観の期間中、降りられます。このためだけに来たようなもので、勿論降りて行きました。
下に降りるときはスリッパに履き替えます。屋根が無いので雨降りはどうなるのかなぁ・・・と考えながら降りて行きました。
南庭のほぼ真ん中まで降りて来られるので、普段は正面から見ることができない「白書院」をみることができます。1890年(明治23年)の再建。
次に工事中の「宸殿」に行きます。1887年(明治20年)の大火で焼失したあと、1914年(大正3年)に再建されました。
工事用の幕で覆われいるため、昼間でも薄暗いです。写真上から、「下段の間」は、冬の「鷹野行幸図」が描かれて、「中段の間」は。「大堰川三船之図」です。最後が「上段の間」は、床には「遠山流水」、襖絵には春の「桜花」が描かれています。
檜皮葺き替え工事が無ければ、ここから綺麗な“北庭”が見える筈なんです。しかし、今は見えません。その対策に仁和寺がされてました。
宸殿の北側に、見学用の渡り廊下が出来てました。ここもスリッパに履き替え奥に進みます。ただこちらも屋根が無いので雨降りでは困るでしょうね。
最初は正面に「霊明殿」が見えます。普段は、こんなに近くには見えないでしょう。さらに奥に進むと・・・。
こんなに近くで「北庭」を見ることは先ず無いです。茶室「飛濤亭」(ひとうてい)も、はっきり見えますしね。残念なのは五重塔の工事だけです。
入る時に、多かった修学旅行生も、エアポケットのように、この時だけ誰も来なかったです。ラッキーでした。私が出たら、そのあと後続が続々入ってきました。
次に渡り廊下を通って「霊明殿」に行きました。本尊は薬師如来座像ですが秘仏です。ここから正面に工事中の“宸殿”が見えます。
霊明殿の北側に出ると、その奥には“御室桜苑”があるので、“御室桜”が少しだけ見えます。普段は非公開ですが、飛濤亭へ行くには、ここを通ります。
次に「黒書院」に入ります。御殿の焼失復旧のため旧安井門跡の寝殿構造の遺構を移したもので、1910年(明治43年)の再建されました。宸殿と白書院の双方と、檜皮葺屋根の渡廊下で繋いでいます。
こちには黒書院の北側にあたり、室内は「竹の間」と呼ばれ、堂本印象画伯が手がけました。
黒書院の南側に移動し、順に「柳の間」「松の間」「上段の間及び秋草の間」で構成されています。黒書院の襖絵は、1931年(昭和6年)の第59代・宇多天皇一千年、弘法大師一千百年御忌の記念事業で、堂本印象画伯によって描かれました。
黒書院から中庭を見ながら、白書院に出て、大玄関から出て行きました。この日来たのは、テレビニュース映像を見たからです。
昨年の12月14日に来ているので、今日は“御室桜”だけ帰っていたでしょう。工事は年末まで続くようですが、もう来ないです・・・今日で充分です。
帰りも東門から出て行きました。その東門に至る参道には、京の名産店が出ています。ここでバスの添乗員さんが「ここは誘惑の森で、帰りに寄りましょう」と。美味いこと言いますね。
私も、何品か買って帰った次第です。駐車場には9時40分頃に出て行きました。帰る頃には駐車場には多くの車が止まっており、観光バスも目立ちます。まだ3分咲きですが、この日来られた人は物足りなさはあったでしょうね。昨年は4月6日で満開過ぎ、今年は4月16日頃に満開になったようです。今日は、これだけで帰りました。
【仁和寺】