東大寺の周辺を散策

東大寺大仏殿から手向山八幡宮、法華堂(三月堂)、三昧堂(四月堂)、二月堂に寄ったあと、次は国宝 正倉院にでも行く予定にしてましたが、開くのは10時からのため、まだ時間が早いです。そこで次に予定していた庭園を見に行くことに変更し、再び大仏殿の方に戻ることとなりました。

画像
画像
二月堂から三昧堂(四月堂)の前を通って、緩やかな石畳を下って行きます。膝が悪いので、これでも堪えるんですけど。

画像
ここまで降りてくると、遠くに鐘楼が見えました。遠くからでも、巨大な梵鐘だと分かります。それなら寄って行きます。

画像
鐘楼に行く前に、その手前にあった「東大寺念仏堂」に寄りました。特に、なにも書いてないので詳細は分かりません。

画像
画像
画像
国宝「鐘楼」は、鎌倉時代の承元年間(1207~1210)に再建されたもので、国宝「梵鐘」は、奈良時代、東大寺送検当初のもので、日本三名鐘の一つに数えられています。

こんなに巨大な梵鐘は、知恩院ぐらいしか見たことがないので驚きました。大仏さんといい、仁王像といい、東大寺は何で大きいです

画像
こちらは「行基堂」で、江戸時代初期の建造物です。内部には行基菩薩坐像が安置されているそうです。

鐘楼周りの建造物の最後が「東大寺 俊乗堂」です。鐘楼の北側に位置し、公慶上人が重源上人の遺徳を讃えて“俊乗堂”を建立しました。

画像
画像
堂内には、「重源上人坐像」が安置されていますが、この日もそうですが通常は非公開です。ただ毎年7月5日の「俊乗忌」と12月16日の「良弁忌」で堂内が公開されます。

今年の7月5日(金)、8時から法要、法要終了後(11時頃)から16時頃まで、拝観料600円で公開予定です。私は、金曜日が休みのため梅雨時の豪雨さえなければ行きたいとは思っていますが、膝の具合次第でしょうけど

余談ですが、5月26日(日)に放送された、NHKスペシャル「運慶と快慶 新発見!幻の傑作」で、ここ俊乗堂の仏像が紹介されました。それは、快慶の最高傑作とうたわれる「阿弥陀如来立像」(重要文化財)で、仏像を包み込む金色の光、飢餓も戦乱もない極楽浄土を誘う優しい光、見事な仏像美がそこにはありました。是非、見てみたいものです。

画像
ここから東大寺大仏殿の屋根が見えています。まだまだ、ここから下って行くと、次に右手に神社が見えました。寄ってみると・・・。

画像
画像
画像
鳥居の横に由緒が書いてあって「辛国社(天狗社)」と分かりました。大仏殿の東、猫段と呼ばれる石段を登った北側に位置し、小造りの小社で天狗社とも呼ばれています。

画像
画像
画像
前途した“猫段”を下ると、東大寺の東回廊に出ます。何故“猫段”と呼ばれるかは知りませんが、その先には「東大寺東楽門」がありました。

画像
画像
東大寺大仏殿の東回廊の外側をゆっくり下って行きます。東南角までくると右に行けば中門がありますが、行きと比べて観光客の数が半端なく増えています。

そして左には(西側)には「七重塔相輪」がありました。創建当時に実在した東西七重塔の上にある“相輪”ですが、1970年(昭和45年)に開催された「大阪万博」の古河パビリオンに、高さ86㍍の七重塔レプリカを建て、その飾りに23㍍の相輪を掲げたました。その塔は万博閉会のあと解体されましたが、相輪だけは東大寺に寄贈され、ここに展示してあります。

朝の8時頃に大仏殿の中門前を通りましたが、修学旅行生や外国人観光客の団体さん、そして日本人観光客の団体さんが入り乱れて、真っ直ぐ歩けないほど混雑しています。その中を掻き分けやっと人混みを抜けたところで鹿を見つけました。

画像
画像
東大寺大仏殿の西側を西に真っ直ぐ進みます。大仏殿の拝観入口を抜けると、嘘のように人が居なくなります。

そのまま進むと「東大寺戒壇院 戒壇堂」があって、ここも拝観料600円が要りますが、この日は時間が無いのでスルーし、次の目的地に向かいました。つづく。

【東大寺 俊乗堂】



この記事へのトラックバック