奈良県所有の日本庭園 吉城園へ

依水園の正門を出ると、数歩で吉城園(よしきえん)の入口に着きました。

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入口の門をくぐると、正面に拝観受付があって、そこで入園料250円を払います。先の依水園は900円・・・随分、安いなぁ・・・と

吉城園(よしきえん)は、元興福寺子院の摩尼珠院(まにしゅいん)あった所と伝わりますが、明治になって民間の所有となり、1919年(大正8年)に現在の建物と庭園が造られたあと、奈良県の所有となり、1989年(平成元年)4月1日に開園しました。園内には“池の庭”“苔の庭”“茶花の庭”からなり、「池の庭」は、江戸時代からの地形の起伏、曲線を巧みに利用し、建物と一体となるよう造られています。「苔の庭」は、飛火野と同系の地下水脈が流れていると言われ、杉苔の生育に適し、全面に杉苔に覆われた庭園です。「茶花の庭」は、 茶席に添える季節感のある草花が植えられ、素朴で潤いのある庭園となっています。

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入ると先ず見るのは“池の庭”で、池越しに「旧正法院家住宅」が見えます。2011年(平成23年)に、奈良県指定有形文化財となりました。

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ここで、小高い所にある「四阿」に向かいます。上から“池の庭”を見てみようと思い、痛い膝を引き摺って登ってみると・・・。

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上がる前に、外国人観光客が旧正法院家住宅の前で写真を撮られてましたが、出て行かれたので、ここで暫くゆっくりさせて貰いました。

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四阿で休憩したあと、下に降りました。正面に「旧正法院家住宅」を見ながら、次へと向かうと・・・。

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次に木々に囲まれた石畳を歩いて行きます。初めて来たので要領が分かりませんが、とりあえず奥に行ってみると、ここにも石段があって登ります。

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石段を上がりきると、風景が一変します。一面に苔が敷き詰められた、ここが「苔の庭」でした。

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石段を上がった直ぐに「離れ茶室」がありましたが、ここも奈良県指定有形文化財で、帰りに内部を覗くことができました。

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ここを出ると、次の庭園である「茶花の庭」の入口に出てきました。ここに来て思ったことは、入園されてる殆どの方が外国人だと言うことです。

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ここでは、前途した外国人観光客と回ることとなりました・・・が、あまり印象に残ってないです。 茶席に添える草花とありましたが、どれがそうか分からないです

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帰りは“吉城川”沿いを通って拝観出入口まで帰るコースがありましたが、お隣の依水園が見えるだけです。それでもう一度“苔の庭”を通ってみると・・・。

思いがけないことですが、“離れ茶室”には入れませんが、その裏側に出るコースがありました・・・と言うのも、ここから人が出て来られてので分かった次第です。

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前途したとおり内部には入れないので、ここで座り暫く汗を拭いました。ここも奈良県指定有形文化財に指定されています。

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最初に見た、“池の庭”を旧正法院家住宅の前から綺麗な庭を見ました。対岸に先に上がった“四阿”も見えています。

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ここには10時50分前に出て行きました。隣り合った依水園も吉城園もともに良かったですね、是非季節を変えて再訪したいと思えました。

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写真、右が「吉城園」、左が「依水園」の入口です。こうして二つの庭園は、隣り合わせであることがお分かりかと思います。

ここから歩いて直ぐの所に、今日奈良に来た最大の目的である奈良国立博物館があります。ただ、後に回りしたため暑くて、もう体力と膝の痛みで、ここから何処かでお昼を食べて帰ることにしました。ただ、是非行きたい所がもう一箇所あったので寄って行きます。

【吉城園 池の庭】



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