奈良大和 四寺巡礼 国宝 文殊菩薩を祀る阿部文殊院へ

岡寺のある明日香村では、コンビニも瓦屋根が必要なんですね、全てのコンビニに瓦屋根が付いてました。そして車は明日香村を出て桜井市に入ると、コンビニも普通の姿に戻ってました

次の目的地は、奈良県桜井市にある阿部文殊院です。ここは初訪問のため場所も知りません。車は、阿部文殊院の表門の前を通りましたが、ここには駐車場が無いので、運転手さんは表門からかなり離れた、阿部文殊院の境内駐車場に車を止められました。

CIMG9599.jpgここには11時13分に着きました。車を降りると正面に“金閣浮御堂”が見えています。そして手前にある「拝観受付所」で四寺巡礼のチケットを見せると・・・。

受付のかより「右手の白いテントのある本堂へ行ってください」と。正面は本堂じゃなのかなぁ・・・と思いながら言われたとおり本堂に向かいます。運転手さんからは「12時までに戻ってきたもらった良いです」と言われていました。

CIMG9600.jpg本堂に行く途中に、いろいろ見て行きます。先ずは「阿部仲麻呂公望郷詩碑」から。“平城京遷都1300年祭を記念し奈良時代に当山出生の阿部仲麻呂公の望郷詩碑を書家榊 莫山の揮毫により金閣浮御堂の前に建立する”とありました。

CIMG9601.jpgあの金閣浮御堂は、拝観料は別途いるそうです。時間があれば寄ってみたいと思いますが・・・。

CIMG9603.jpg次に「仲麻呂望郷しだれ桜」このしだれ桜は、先程の“阿部仲麻呂公望郷詩”の建立を記念して千本桜の名所から記念植樹されたものです。

CIMG9605.jpgその先が「手水舎」で、その奥に白いテントが見えています。その前が多分・・・。


CIMG9604.jpgCIMG9606.jpg本堂」です。扁額には「安倍山」の文字が、これは正式名称「安倍山崇敬寺」からでしょう。

CIMG9607.jpgCIMG9608.jpgここも「拝観受付所」です。徒歩で来る場合、表門から入ると、ここで受付をします。

私は、先に金閣浮御堂前で受付を済ませているので、そこで貰った半券を渡します。そして御朱印もお願いしました。ここは番号札を渡されて帰りに受け取ります。受付で「抹茶のサービスがあるので、上がったら座って待っててください」と。

CIMG9611.jpgCIMG9610.jpg上がると同時にお菓子が運ばれてきたので、先にいただきました。お菓子は落雁でしたね、美味しかったです。

この先が堂内です。堂内は撮影禁止で写真はありません。先ず目を引くのはご本尊・国宝 渡海文殊群像(とかいもんじゅぐんぞう)で、獅子に乗っています。そのご本尊を中心に向かって左に「維摩居士(最勝老人)」と「須菩提(仏陀波利三蔵)」、向かって右に「優填王」と「善財童子」が祀られていました。

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こちらは岡寺でも説明した奈良大和四寺巡礼」でいただいた散華です。残念ながら獅子は写ってませんが・・・。

大化改新の時に、左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が645年(大化元年)に安倍一族の氏寺として建立したのが「安倍山崇敬寺」(安倍寺)です。日本最大約7㍍と伝わる渡海文殊群像(国宝)を本尊とする安倍文殊院は、創建以来すでに1300以上の時を経ていますが、現在も常に人々の信仰を集める祈祷寺としてその法灯が守られています。

私はご本尊の前で、穴の空くほどじっくり鑑賞していたら、後ろから「ご案内しますから、集まってください」と言われので、前列の椅子に座ると、私ら夫婦の他に約5程度の方が聞かれてました。

興味深く聞かせてもらいました。日本三文殊の「奈良県・大和安倍の文殊」「京都府・天橋立切戸の文殊」「山形県・奥州亀岡の文殊」で、天橋立は既に訪れています。山形県まで行けるかどうか・・・このあと、「釈迦三尊像」と自分の干支の守り神をお参りして、ここを出ました。

CIMG9613.jpgCIMG9612.jpg本堂の前からは見えませんが、中からみると“賓頭盧尊”も祀られています。また、小さな舞台もありました。

本堂を出ても、快慶作の「渡海文殊菩薩群」(鎌倉時代)に圧倒された気持ちを引き摺ってましたね。圧巻でした。奈良はやっぱり仏像です。どの寺院に入っても見事な仏像に圧倒されます。

CIMG9616.jpg次に「金閣浮御堂」に向かいました。来たときは数名の方が拝観されてましたが、今は誰も居ないようです。

再び「拝観受付所」で聞くと、ここだれの拝観料は700円だそうで、本堂とのセットでは1200円だそうです。私は本堂に入っているので、追加料金500円だと聞かされました。そう度々行ける所じゃないので、ここも拝観することにすると受付の方よりお参りの方法の説明を受けました。

CIMG9618.jpg金閣浮御堂・霊宝館は開運弁財天(大和七福神)、安倍仲麻呂、安倍晴明の御尊像、安倍晴明の御尊軸をはじめ陰陽道に関する宝物を祀っている御堂です。

ここは“七まいり”といい、作法があります。まず橋を渡り正面で一礼します。次に時計回りに回廊を回ります。このとき周りながら願いごとを唱えます。正面の箱に“おさめ札”の右側から1枚切り離し入れます。1周ごとに1枚入れるので7周し7枚入れます。最後の“おさめ札”を入れ終わると左側の入口から堂内に入りお参りします。

CIMG9619.jpgCIMG9620.jpgCIMG9621.jpgCIMG9622.jpgCIMG9623.jpgCIMG9625.jpgCIMG9626.jpgCIMG9627.jpgCIMG9628.jpg何をお祈りしたか内緒です。御堂の裏側は大変狭いので、膝を痛めている私には、少々きつかったです。回り終わると堂内に入りましたが・・・。

堂内は蒸し風呂です。締め切ってあるので扇風機は回っていますが、これは熱風ですので効果ありません。堂内のご本尊にお参りしましたが、殆ど記憶が無い状態で出てきました。

CIMG9630.jpg金閣浮御堂は11時44分に出てきました。私らあと、一組の方が行かれましたが・・・やっぱり別料金が要るので引き返す人も多いです。

最後に国の特別史跡「西古墳」に入りました。入っていいのかどうか分かりませんでしたが、ここから人が出て来られたので、それなに見てみようと思い行ってみました。

CIMG9615.jpgCIMG9633.jpgCIMG9634.jpgCIMG9635.jpgCIMG9636.jpg内部は、645年(大化元年)当時のまま保存されており、石室最奥には、弘法大師が造られたと伝わる「願掛け不動」がお祀りされています。

CIMG9638.jpgこちらには「白山堂」や「花の広場」がありました。綺麗にコスモスが咲いてましたが、ここからタクシーに戻りし

CIMG9639.jpgここには、11時45分に出て行きました。まだ15分余裕あったけどね、もう充分堪能しました。

阿部文殊院は初訪問でしたが、大変良かったです。何年かしたらまた再訪したいですね、そんな事を考えながら次へと車は出発ました。

【阿部文殊院】

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