令和元年度 京都浄土宗寺院 特別大公開 西光寺へ

八幡大菩薩・三吉稲荷神社を出て南に少しだけ下がると本日のお目当ての令和元年度 京都浄土宗寺院 特別大公開 西光寺に着きました。

CIMG0731.jpg西光寺の「山門」前に8時55分に着くと、驚いたことに1名雨宿りされてました。で、その方が写真を撮りに山門を出られたときに撮った1枚です。

ここは9時ちょうどに開門されました・・・と言うより山門内に受付の人がスタンバイされてましたが、準備が整った9時にしか受付されなかったのが本当でしょう。こんな大雨だし時間前に受付して欲しかっだてすね。

CIMG0744.jpg受付で、京都浄土宗寺院 特別大公開では珍しい拝観料300円を納めます。多分、スタッフの方は檀家さんでしょう、結構多くの人がお手伝いに来られていたようです。

入ると正面に“寺務所”があって、そこで御朱印の受付をされてました。先に朱印帳を出して番号札を・・・ではなく待つことに。あまり慣れてないでしょうね、時間はかかりました。書き置きは500円でしたが、ここのご本尊のにしました。書いていただいて300円でした。

CIMG0743.jpgCIMG0736.jpg次に「本堂」に向かいます。

入ったのが9時7分・・・随分時間がかかりましたね。私が二人目だったのに・・・。で、本堂に入ると案内が始まっていると・・・と思いきや自由参拝でした。驚いたことに堂内には既に約10名の方が来られてましたし、後ろを振り返ると次にから次へと来られます。ここが初公開の寺院だからでしょう。なお堂内は撮影禁止でした。

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ご本尊は阿弥陀如来坐像で、国の重要文化財に指定されています。平安時代初期の貞観様式で檜の一本造りです。

由緒書きもいただきましたが、手作り感が満載です。写真が撮れないのでそこから抜粋しました。他に令和時代に造られた一木造の「新観音菩薩」「勢至菩薩像」が、あと江戸時代作の「法然上人像」「善導大師像」が安置されてました。

西光寺は、1227年(嘉禄3年)浄土宗の開祖 法然上人のご遺骸が鴨川に流されそうになったとき、迫害勢力から約8ヶ月間 お隠した寺院です。西光寺の開祖 となる来迎房圓空上人は、ご遺骸を約8ヶ月間お護り通した縁で浄土宗寺院として再建され現在に至っています。

CIMG0742.jpg堂内では9時30分からご住職による法要、10時から同じく案内があるそうですが、そこまで待てないので、私は9時23分にここを出ました。

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本堂を出たら傘を差しながら少し撮影です。この石碑は「法然上人御廟(御廟塔)」で、元は広隆寺の山門前にあったようです。

CIMG0739.jpg山門前には「八臂弁財天」があって、御利益は智恵、財宝、延命、さらに悪夢・邪気・呪術・鬼神などの排除だそうです。

CIMG0742.jpgCIMG0745.jpg本堂は鉄筋コンクリートでしたが、山門は“茅葺き”で、市内では珍しいですね。20年周期で葺き替えられるみたいですが、材料を探すのも難しと思われます。

CIMG0735.jpgCIMG0734.jpg公開期間が10月25日(金)~27日(日)で、9時~16時、拝観料は300円でした。私は9時30分前に出ましたが平日と、この大雨にもかかわらず多くの人が来られてました。

ここから急いでコインパーキングに戻り精算すると9時24分出庫で200円でした。ここから次は東山に向かって車を進めます。

【太秦 西光寺】

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