まるごと美術館 妙蓮寺へ
上京区の寺院を中心に、11月16日(土)より「まるごと美術館」が始まりました。寺社仏閣の特別拝観や寺宝に加えアート作品や伝統工芸品の展示を行う“展覧会”のことです。
その“まるごと美術館”に11月18日(月)に回るため、先ずは車を妙顕寺近くの、上御霊通り沿いにあるコインパーキングに9時47分に止めました。そこから歩いて西に進み堀川通りに出て、寺之内通りまで下がります。そこから堀川通りを西へ渡りますが信号が結構長かって、その寺之内通りを西に進むと大きな山門が見えてきました。2013年(平成25年)2月10日以来の訪問となる妙蓮寺に10時1分着きました。
当初の予定では、こんなに時間がかかるとは思っても無かったので・・・15分もかかったことになります。そのため10時の拝観開始には待たずに済みました。
「山門」を入って直ぐに「鐘楼」があったはずですが、工事中のようです。すっかり忘れてましたが前回の写真を見て思い出しました。
山門を入って、真っ直ぐに北に進むと、左手に「本堂」が見えます。2014年(平成26年)頃に修復工事されたようで、外観は綺麗です。
案内にしたがって拝観受付所のある「庫裏」に向かうと、今回のイベントである「まるごと美術館」の幟がありました。
10時4分頃に庫裏を入りましたが、「拝観受付所」に人が居ません。靴を脱いで正面に僧侶の方が居たので聞いてみると、行方不明?暫く待ちました。
受付の人が遅れて来られて、そこで拝観料800円を納めました。朱印は以前いただいてる筈で、納経所はスルーです。写真撮影は宝物館と本堂内は禁止だそうです・・・と言うことは、通常拝観で入れない宝物館と本堂に入れる・・・と言うこと。これは嬉しいですね。また、案内で「結婚式の前撮りをされてるので」ともありました。
先ずは通常拝観(500円)で見られる「十六羅漢石庭(じゅうろくらかんせきてい)」を目指しました。先ずは“表書院”から見てみます。
この庭園は、桂離宮の造営に携わった妙蓮寺の僧侶、玉淵坊日首(ぎょうくえんぼうにっしゅ)の作庭です。
表書院は24畳もあり広いです。ここには“まるごと美術館”の作品が展示してあり、中山智介さんの作品とありました。
そして、ここに来るまで知らなかったことですが、表の案内に宝物庫(収蔵庫)や本堂にも入れるようなことが書いてありました。それなら喜んで先ずは「宝物庫(収蔵庫)」を目指します。
ここに入るには通常、予約拝観で+300円が必要です。館内には重要文化財の長谷川等伯一派の「鉾杉の図」などの襖絵が展示されてました。ガラス越しに間近で見られるので良かったです。あと、「松尾社一切経」(重文)などもありました。
長谷川派の代表的な作品で「鉾杉の図」「柳の図」「松桜の図」「桜の図」など長谷川等伯様式の雄大さと久蔵様式の繊細さは妙蓮寺独特のものだそうです。
次に、予約拝観でも入れない「本堂」に向かいます。ここには滅多に入れないですね、直近では2014年の「平成26年度 春の非公開文化財特別公開」では公開されましたが、私は行けてません。初めて入ります。
平成24年から平成25年にかけて本堂大屋根が改修工事されました。それにより堂内も整備されたようです。それを記念してか「平成26年度 春の非公開文化財特別公開」されたようですね。
万燈会の模様を、全国の新進作家から著名作家さんまで、奉納された3500枚が絵が展示されてました。
本門法華宗の大本山。開基は日像上人。鎌倉時代末期の1294年(永仁2年)に、柳屋 仲興入道 妙蓮法尼が、日蓮聖人のご遺言により入洛された日像上人に帰依して、西洞院五条の邸宅を寺に改め、柳寺と称したのがこの寺のはじまりです。その後たびたび法難にあいましたが、1587年(天正15年)に豊臣秀吉の聚楽第造営に際し現在の地に移りましたが、天明の大火て多くの伽藍を消失するも、1789年(寬政元年)以降順次復興し、現在に至っています。
本堂を出て来ました。左手に見えているのが「宝物庫(収蔵庫)」です。正面には表書院があって、突き当たりに「十六羅漢石庭」があるわけです。
再び表書院に戻り、次に奥書院に行きます。ここには18畳の部屋が3部屋ありますが、そのうち2部屋は撮影禁止でした。
まるごと美術館の作品は、あとにして「十六羅漢石庭」を横から見てみます。中央の青石は、伏見城から移築されたと言われており「臥牛石(がぎゅうせき)」と言い豊臣秀吉公が寄進したものです。
この友禅流しのような作品は、「西陣ぬり絵巻」で、冬乃太陽(とうのたいよう)氏の作品でした。そして、唯一撮影が可能だった部屋に寄りました。
こちらの作品は「平成/令和・京都百景」で三宅章介氏で、所狭しと作品が置いてあり、私も部屋の中に入って鑑賞させてもらいました。
最後の作品は、「Day By Day」冨永大士氏でした。奥書院では入る時に伺った結婚式の前撮りをされていたので少々邪魔でした。
10時21分に出て行くときに受付の方より「本堂前に珍しい桜が咲いているので見て行って」と言われたので、2013年(平成25年)2月10日に訪れた記憶が蘇りました。
「御会式桜(おえしきざくら)」といい、10月13日の日蓮大聖人御入滅の日、前後から咲き始め、年をまたいで、4月8日のお釈迦様の聖誕日ごろ満開となる珍しい桜です。
この日は、雨降りの心配があって折りたたみ傘は持参してました。でも午前中は大丈夫でしょう、ここの山門から10時24分に出ました。
開催場所・・・妙蓮寺
開催期間・・・2019年11月16日(土)〜12月8日(日)
休館日・・・・不定期
拝観時間・・・昼の部10時~16時 夜の部18時~20時
拝観料・・・・800円(小学生以下無料)
キュレーター:中川 直幸
再び寺之内通りに出て、次に東に向かいます。今日は何件か回る予定にしているので足早に次へと向かいました。
【妙蓮寺】
その“まるごと美術館”に11月18日(月)に回るため、先ずは車を妙顕寺近くの、上御霊通り沿いにあるコインパーキングに9時47分に止めました。そこから歩いて西に進み堀川通りに出て、寺之内通りまで下がります。そこから堀川通りを西へ渡りますが信号が結構長かって、その寺之内通りを西に進むと大きな山門が見えてきました。2013年(平成25年)2月10日以来の訪問となる妙蓮寺に10時1分着きました。
当初の予定では、こんなに時間がかかるとは思っても無かったので・・・15分もかかったことになります。そのため10時の拝観開始には待たずに済みました。
「山門」を入って直ぐに「鐘楼」があったはずですが、工事中のようです。すっかり忘れてましたが前回の写真を見て思い出しました。
山門を入って、真っ直ぐに北に進むと、左手に「本堂」が見えます。2014年(平成26年)頃に修復工事されたようで、外観は綺麗です。
案内にしたがって拝観受付所のある「庫裏」に向かうと、今回のイベントである「まるごと美術館」の幟がありました。
10時4分頃に庫裏を入りましたが、「拝観受付所」に人が居ません。靴を脱いで正面に僧侶の方が居たので聞いてみると、行方不明?暫く待ちました。
受付の人が遅れて来られて、そこで拝観料800円を納めました。朱印は以前いただいてる筈で、納経所はスルーです。写真撮影は宝物館と本堂内は禁止だそうです・・・と言うことは、通常拝観で入れない宝物館と本堂に入れる・・・と言うこと。これは嬉しいですね。また、案内で「結婚式の前撮りをされてるので」ともありました。
先ずは通常拝観(500円)で見られる「十六羅漢石庭(じゅうろくらかんせきてい)」を目指しました。先ずは“表書院”から見てみます。
この庭園は、桂離宮の造営に携わった妙蓮寺の僧侶、玉淵坊日首(ぎょうくえんぼうにっしゅ)の作庭です。
表書院は24畳もあり広いです。ここには“まるごと美術館”の作品が展示してあり、中山智介さんの作品とありました。
そして、ここに来るまで知らなかったことですが、表の案内に宝物庫(収蔵庫)や本堂にも入れるようなことが書いてありました。それなら喜んで先ずは「宝物庫(収蔵庫)」を目指します。
ここに入るには通常、予約拝観で+300円が必要です。館内には重要文化財の長谷川等伯一派の「鉾杉の図」などの襖絵が展示されてました。ガラス越しに間近で見られるので良かったです。あと、「松尾社一切経」(重文)などもありました。
長谷川派の代表的な作品で「鉾杉の図」「柳の図」「松桜の図」「桜の図」など長谷川等伯様式の雄大さと久蔵様式の繊細さは妙蓮寺独特のものだそうです。
次に、予約拝観でも入れない「本堂」に向かいます。ここには滅多に入れないですね、直近では2014年の「平成26年度 春の非公開文化財特別公開」では公開されましたが、私は行けてません。初めて入ります。
平成24年から平成25年にかけて本堂大屋根が改修工事されました。それにより堂内も整備されたようです。それを記念してか「平成26年度 春の非公開文化財特別公開」されたようですね。
万燈会の模様を、全国の新進作家から著名作家さんまで、奉納された3500枚が絵が展示されてました。
本門法華宗の大本山。開基は日像上人。鎌倉時代末期の1294年(永仁2年)に、柳屋 仲興入道 妙蓮法尼が、日蓮聖人のご遺言により入洛された日像上人に帰依して、西洞院五条の邸宅を寺に改め、柳寺と称したのがこの寺のはじまりです。その後たびたび法難にあいましたが、1587年(天正15年)に豊臣秀吉の聚楽第造営に際し現在の地に移りましたが、天明の大火て多くの伽藍を消失するも、1789年(寬政元年)以降順次復興し、現在に至っています。
本堂を出て来ました。左手に見えているのが「宝物庫(収蔵庫)」です。正面には表書院があって、突き当たりに「十六羅漢石庭」があるわけです。
再び表書院に戻り、次に奥書院に行きます。ここには18畳の部屋が3部屋ありますが、そのうち2部屋は撮影禁止でした。
まるごと美術館の作品は、あとにして「十六羅漢石庭」を横から見てみます。中央の青石は、伏見城から移築されたと言われており「臥牛石(がぎゅうせき)」と言い豊臣秀吉公が寄進したものです。
この友禅流しのような作品は、「西陣ぬり絵巻」で、冬乃太陽(とうのたいよう)氏の作品でした。そして、唯一撮影が可能だった部屋に寄りました。
こちらの作品は「平成/令和・京都百景」で三宅章介氏で、所狭しと作品が置いてあり、私も部屋の中に入って鑑賞させてもらいました。
最後の作品は、「Day By Day」冨永大士氏でした。奥書院では入る時に伺った結婚式の前撮りをされていたので少々邪魔でした。
10時21分に出て行くときに受付の方より「本堂前に珍しい桜が咲いているので見て行って」と言われたので、2013年(平成25年)2月10日に訪れた記憶が蘇りました。
「御会式桜(おえしきざくら)」といい、10月13日の日蓮大聖人御入滅の日、前後から咲き始め、年をまたいで、4月8日のお釈迦様の聖誕日ごろ満開となる珍しい桜です。
この日は、雨降りの心配があって折りたたみ傘は持参してました。でも午前中は大丈夫でしょう、ここの山門から10時24分に出ました。
開催場所・・・妙蓮寺
開催期間・・・2019年11月16日(土)〜12月8日(日)
休館日・・・・不定期
拝観時間・・・昼の部10時~16時 夜の部18時~20時
拝観料・・・・800円(小学生以下無料)
キュレーター:中川 直幸
再び寺之内通りに出て、次に東に向かいます。今日は何件か回る予定にしているので足早に次へと向かいました。
【妙蓮寺】
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