国宝第一号の弥勒菩薩半跏像を見に広隆寺へ
11月27日(水)は、国宝第一号の「弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)」を見たくて、太秦の広隆寺に行きました。
広隆寺の前は何度も通ってますが、ここに来るのは2014年(平成26年)11月22日以来、久し振りの訪問です。
水曜日は、母がディサービスに行くため、それを見送ったあと車で出発。広い広い広隆寺の駐車場に車を止めました。ここは拝観をすると駐車料金は無料となります。
もし駐車料金が有料なら、通勤定期がある嵐電で行くつもりでしたが事前に調べて無料と分かったので車で出掛けた次第です
。ここには9時7分に着いて“西門”から境内に入ると、外国人観光客が写真を撮っています。それを横目で見ながら“宝物殿”に向かいます。
駐車場から参道に出ると広隆寺の本堂にあたる「上宮王院太子殿」がありますが、私は先を急ぎます。
参道を北に上がると「拝観受付所」があって、そこで800円を納めます。ここで忘れずに駐車場でもらった半券に判子を押してもらいます。これで駐車場料金が無料となるわけです。
ここから先は有料エリアとなるので外国人観光客は入ってこられませんでした。それより以外と紅葉が綺麗ですね・・・2014年(平成26年)に来てるので知ってましたが
。
有料エリアに入って直ぐの右手には「弁財天」があって、この辺りの紅葉も綺麗です。

暫く歩くと左手に国宝「桂宮院」がありますが、修復工事中です。随分長いですね、公開再開を待ってます。

今日来たのは国宝「宝冠弥勒菩薩半跏思惟像」を見に来た訳で、紅葉でありませんが、ここも綺麗です。

ここで「十善戒」なるものが書いてありました。思わず読んでしまったので書き留めておきます
。
「不殺生(ふせっしょう)」生き物を殺さない。「不偸盗(ふちゅうとう)」ものを盗みません。「不邪淫(ふじゃいん)」みだらな男女の関係をしません。「不妄語(ふもうご)」嘘いつわりを言いません。「不綺語(ふきご)」たわごとを言いません。「不悪口(ふあっく)」人の悪口を言いません。「不両舌(ふりょうぜつ)」二枚舌を使いません。「不慳貪(ふけんどん)」ものをおしみ貪りません。「不瞋恚(ふしんに)」怒り憎むことをしません。「不邪見(ふじゃけん)」間違った考え方をいたしません。

それで、「新霊宝殿」にやって来ました。以前も撮影禁止でしたし、この日もそうでしょう。ここから先は写真はありません。
新霊宝殿の中央に、安置されているのが国宝第一号の「弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)」です。広隆寺創建時代のご本尊で、56億7000万年後にこの世にあらわれ、人々を救うという未来仏だそうです。
あと、国宝「不空羂索観音立像」「千手観音立像」ともに、かつて講堂に安置されていたものや、国宝「弥勒菩薩半跏像(泣き弥勒)」、重要文化財「聖徳太子半跏像」など見所が多いです。館内を3周して出て行きました。
約10分で出て来ました。館内には二組の方が入って来られ見て回られてますが、私と同じ時間で出て行かれましたね、館内は広くないからこんなもんでしょう
。
603年(推古天皇11年)に渡来系氏族の長である秦河勝が聖徳太子から仏像を賜り創建したと伝わります。また、622年(推古天皇30年)に聖徳太子が没しその供養のために創建したとも伝わります。広隆寺は、真言宗の単立寺院で、聖徳太子建立七大寺の一つとされ、京都で最古の寺です。古くは蜂岡寺・秦公寺・葛野寺などと呼ばれ、一般に太秦の太子堂として親しまれていました。


有料エリアでは「新霊宝殿」しか無いので、そこから出たら次に諸堂を見ていきます。

有料エリアを出て「上宮王院太子殿」の背後に咲いていた山茶花を撮りました。そして、その“本堂”の正面に回り込んでみます。

広隆寺の本堂にあたる「上宮王院太子殿」は、1730年(享保15年)建立。内部前方が外陣、背後にひとまわり小さい建物が内陣で、本尊は秘仏の聖徳太子立像で、毎年11月22日に開扉されます。
2014年(平成26年)に、私は行きました。普段は上がれない堂内に入り、僧侶の方が開扉される瞬間を見させて貰いました。広隆寺に行くならやっぱりこの日ですよね。

その東側にある小さなお堂が「太秦殿」です。由緒書きでは太秦明神(秦河勝)、漢織女(あやはとりめ)、呉秦女(くれはとりめ)が祀られてるみたいです。

「上宮王院太子殿」(本堂)の前には「水屋」があって、その先の紅葉が綺麗です。せっかく来たので楼門まで行ってみます。

次が重要文化財に指定されてる「講堂」(赤堂)ですが、何故かロープが貼ってあり、近づくことができません。
1165年(永万元年)に再建された京洛最古再興の建築。堂内には、国宝の阿弥陀如来坐像(平安時代作)、重要文化財の地蔵菩薩坐像、同じく重要文化財の虚空蔵菩薩坐像が祀られています。
楼門近くまで来ると西側に「薬師堂」かあります。平安時代の神仏習合が偲ばれる天部形の薬師如来立像や、阿弥陀三尊立像、不動明王、弘法大師像などが祀られています。


三条通りに面して建つ「南大門(仁王門)」ですが、嵐電や車の行き来が多いので、正面からの撮影は断念。1702年(元禄15年)建立。両脇には室町時代の造立の仁王像が安置されてました。
前途したとおり、三条通りを渡らず再び、南大門から境内に入ります。嵐電太秦駅から多くの人が降りて来られましたが、ここはスルーして映画村に向かわれたようです
。

境内を再び入り、次に西側(左手)を見ます。最初は“薬師堂”で、次が「能楽堂」がありました。
次のお堂が「地蔵堂」です。“腹帯地蔵”と呼ばれる安全祈願の大きな地蔵菩薩坐像が安置されています。




最後にもう一度、「水屋」と「上宮王院太子殿」に寄りました。お堂の前に立派な灯籠が二基ありましたが、詳しいことは分かりません。
時計の針が9時36分になったところで、境内の西門から駐車場に向かいました。ここは2014年(平成26年)11月22日に来たように、11月22日に再訪したいです。
駐車場に戻ると、遠くで清掃中だった係の方が走って来られ、由緒書きのスタンプを確認されます。このスタンプで駐車料金が無料となって、ここを出て帰りました。
【広隆寺】

広隆寺の前は何度も通ってますが、ここに来るのは2014年(平成26年)11月22日以来、久し振りの訪問です。

もし駐車料金が有料なら、通勤定期がある嵐電で行くつもりでしたが事前に調べて無料と分かったので車で出掛けた次第です













「不殺生(ふせっしょう)」生き物を殺さない。「不偸盗(ふちゅうとう)」ものを盗みません。「不邪淫(ふじゃいん)」みだらな男女の関係をしません。「不妄語(ふもうご)」嘘いつわりを言いません。「不綺語(ふきご)」たわごとを言いません。「不悪口(ふあっく)」人の悪口を言いません。「不両舌(ふりょうぜつ)」二枚舌を使いません。「不慳貪(ふけんどん)」ものをおしみ貪りません。「不瞋恚(ふしんに)」怒り憎むことをしません。「不邪見(ふじゃけん)」間違った考え方をいたしません。


新霊宝殿の中央に、安置されているのが国宝第一号の「弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)」です。広隆寺創建時代のご本尊で、56億7000万年後にこの世にあらわれ、人々を救うという未来仏だそうです。
あと、国宝「不空羂索観音立像」「千手観音立像」ともに、かつて講堂に安置されていたものや、国宝「弥勒菩薩半跏像(泣き弥勒)」、重要文化財「聖徳太子半跏像」など見所が多いです。館内を3周して出て行きました。


603年(推古天皇11年)に渡来系氏族の長である秦河勝が聖徳太子から仏像を賜り創建したと伝わります。また、622年(推古天皇30年)に聖徳太子が没しその供養のために創建したとも伝わります。広隆寺は、真言宗の単立寺院で、聖徳太子建立七大寺の一つとされ、京都で最古の寺です。古くは蜂岡寺・秦公寺・葛野寺などと呼ばれ、一般に太秦の太子堂として親しまれていました。







2014年(平成26年)に、私は行きました。普段は上がれない堂内に入り、僧侶の方が開扉される瞬間を見させて貰いました。広隆寺に行くならやっぱりこの日ですよね。






1165年(永万元年)に再建された京洛最古再興の建築。堂内には、国宝の阿弥陀如来坐像(平安時代作)、重要文化財の地蔵菩薩坐像、同じく重要文化財の虚空蔵菩薩坐像が祀られています。















駐車場に戻ると、遠くで清掃中だった係の方が走って来られ、由緒書きのスタンプを確認されます。このスタンプで駐車料金が無料となって、ここを出て帰りました。
【広隆寺】
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