第54回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 妙心寺 仏殿・浴室「明智風呂」へ
妙心寺 玉鳳院を出て、そのまま妙心寺の境内を西に進みます。ほどなくして第54回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 妙心寺 仏殿・浴室「明智風呂」の受付に着きました。
10時21分について案内にしたがって「仏殿」から先に入りました。入る前から“異変”には気づいてましたが、入ってみると・・・。
何処かのテレビ局でしょうか、堂内で撮影をされています。ガイドさんに聞くと、今日の13時30分から生放送のリハーサルをされてるようで、その中心人物を見ると、タレントのマッハ文朱さんでした。放送局はKBS京都、13時から生放送で、マッハ文朱さんは13時30分ぐらいから、急いで帰ることもありませんが、録画して見よう・・・と。それでガイドさんの話が聞けないので、先に「明智風呂」の見学に向かいました。
10時29分にこちらに来ました。明智風呂には以前、一度だけ来てますが古くていつ頃か分かりません。
妙心寺では2019年(平成31年)4月1日から拝観方法が変わりました。それ以前は、「法堂・明智風呂」でしたが、「法堂・大庫裏」に変わったため、“明智風呂”は特別拝観時しか見られなくなりました。
明智風呂は、撮影はOKでした。入るには靴を袋に入れますが、それは“仏殿”のものをそのまま使います。そして入るとガイドさんの話が始まりました。
明智風呂は、明智光秀の叔父さんにあたる密宗和尚(みっそうおしょう)は、妙心寺の塔頭寺院であった太嶺院(たいれいいん)の僧でした。その和尚が、光秀の菩提を弔うために建てたのが浴室で、通称「明智風呂」と呼ばれています。
入口には、この浴室を建設するにあてられた檀家さんの位牌が安置されています。かなり古いので文字は掠れていますが・・・。
入口の上には、掠れて見えませんが「跋陀婆羅尊者」(ばったばらそんじゃ)が描かれています。お風呂を守る仏様ですね。
反時計回りで右側から奥に進むと畳の部屋が見えてきます。ここは「脱衣場」で僧侶の方は大きな布に新しい下着を入れて、ここで広げられるので、風呂に敷く・・・風呂敷となったようです。
僧侶は、浴衣(よくえ)に着替えて、こちらに来られます。そして中に入られ“すのこ”に座られ、座禅をされ下から蒸気が吹き上がり入浴されたようです。
そして手前が「洗い場」で、真ん中に向かって傾斜しています。中には排水溝が設けてありました。和尚さんは、ここで桶三杯までで体を清められました。
後ろには「明智光秀辞世の句 順逆無二門 大道徹心源 五十五年夢 覚来帰一元」」があります。この浴場を建てられたのは、逆賊の汚名を洗い流したい・・・そんな意味もあったかも知れません。諸説ありますが・・・。
ここは1927年(昭和2年)まで使われてました。光秀の命日のみ「開浴」の札がかかり、それ以外は「施浴」の札がかかりました。
次に、左奥に進みます。先ずは案内にしたがって建物の外を見ると「井戸」があります。その井戸で水を汲み上げて・・・。
井戸で汲み上げた水を水溜に貯めて、それを竈釜で湯を沸かす訳です。できたら下に降りてみたかったけど・・・。
前にいつ頃入ったかも覚えてなかったので、ガイドさんの話で充分楽しむことができました。ほぼ私だけでしたのでゆっくり見せてもらいました。
明智風呂を出て、蟇股を撮りました。ガイドさんに「帰りに見て帰って」と言われたので。特に何か特徴があったのかなぁ
そして、先程仏殿でリハーサルをされていたマッハ文朱さんが明智風呂まで来られてました。お隣はKBS京都の森谷 威夫. (もりたに たけお)アナアンサーです。
リハーサルでは先に明智風呂でしたが、本番では仏殿が先でした。服装もリハーサルとは違ってました。番組名は「きらきん! あんな風呂やこんな風呂も!冬の銭湯特集」で、帰ってから録画して後程ゆっくり見せてもらいました。
次に「仏殿」に戻ってみると、今度は京都定期観光バスの団体さんが入っています。今度は団体さんの話が終わるのを待つことになりました。
仏殿は、通常表が開いているので内部は見られます。内部には入れませんが、そこから通常はお参りするわけです。このたび初めて仏殿内部が公開されるので来て見ました。内部の写真は外から自由に撮れます。しかしこの特別拝観では撮影禁止でした。それなら看板の写真を使います。
内部の中央には釈迦三尊が祀られており、中央には「釈迦如来坐像」、右には釈迦の一番弟子であった「迦葉尊者(かしょそんじゃ)」が、左には、釈迦の身の回りの世話をした「阿難尊者(あなんそんじゃ)」が祀られていました。
この仏殿は、重要文化財に指定されていて、1337年(建武4年)の南北朝時代に創建された妙心寺の本堂にあたる仏殿は江戸時代の1830年(文政13年)に再建されました。
次に、堂内の右側に移動すると、そこには「明智光秀の位牌」が安置されています。NHK大河ドラマ「麒麟が来る」で明智光秀が主人公になったからでしょうタイムリーな公開だと思います。明智光秀の命日が6月14日ということで、ここの過去帳に戒名が記載れさてるとか。次に左側に移動すると宝冠を被った臨済義玄禅師が祀られており、周りには天皇の位牌も安置されていました。
ここには仏殿に10時21分に入って、明智風呂に行き、再び仏殿に戻って、ここを11時00分に出てきました。ここから車を止めている駐車場に向かう途中にある玉鳳院の前を通ると、京都定期観光バスの団体さんが入って行かれました。先程の団体さんとは別だと思います。スタンプラリーのスタンプも溜まったので、多分“雲龍”をいただきにいくでしょう。今日は、ここだけで帰りました。
【妙心寺 仏殿】
10時21分について案内にしたがって「仏殿」から先に入りました。入る前から“異変”には気づいてましたが、入ってみると・・・。
何処かのテレビ局でしょうか、堂内で撮影をされています。ガイドさんに聞くと、今日の13時30分から生放送のリハーサルをされてるようで、その中心人物を見ると、タレントのマッハ文朱さんでした。放送局はKBS京都、13時から生放送で、マッハ文朱さんは13時30分ぐらいから、急いで帰ることもありませんが、録画して見よう・・・と。それでガイドさんの話が聞けないので、先に「明智風呂」の見学に向かいました。
10時29分にこちらに来ました。明智風呂には以前、一度だけ来てますが古くていつ頃か分かりません。
妙心寺では2019年(平成31年)4月1日から拝観方法が変わりました。それ以前は、「法堂・明智風呂」でしたが、「法堂・大庫裏」に変わったため、“明智風呂”は特別拝観時しか見られなくなりました。
明智風呂は、撮影はOKでした。入るには靴を袋に入れますが、それは“仏殿”のものをそのまま使います。そして入るとガイドさんの話が始まりました。
明智風呂は、明智光秀の叔父さんにあたる密宗和尚(みっそうおしょう)は、妙心寺の塔頭寺院であった太嶺院(たいれいいん)の僧でした。その和尚が、光秀の菩提を弔うために建てたのが浴室で、通称「明智風呂」と呼ばれています。
入口には、この浴室を建設するにあてられた檀家さんの位牌が安置されています。かなり古いので文字は掠れていますが・・・。
入口の上には、掠れて見えませんが「跋陀婆羅尊者」(ばったばらそんじゃ)が描かれています。お風呂を守る仏様ですね。
反時計回りで右側から奥に進むと畳の部屋が見えてきます。ここは「脱衣場」で僧侶の方は大きな布に新しい下着を入れて、ここで広げられるので、風呂に敷く・・・風呂敷となったようです。
僧侶は、浴衣(よくえ)に着替えて、こちらに来られます。そして中に入られ“すのこ”に座られ、座禅をされ下から蒸気が吹き上がり入浴されたようです。
そして手前が「洗い場」で、真ん中に向かって傾斜しています。中には排水溝が設けてありました。和尚さんは、ここで桶三杯までで体を清められました。
後ろには「明智光秀辞世の句 順逆無二門 大道徹心源 五十五年夢 覚来帰一元」」があります。この浴場を建てられたのは、逆賊の汚名を洗い流したい・・・そんな意味もあったかも知れません。諸説ありますが・・・。
ここは1927年(昭和2年)まで使われてました。光秀の命日のみ「開浴」の札がかかり、それ以外は「施浴」の札がかかりました。
次に、左奥に進みます。先ずは案内にしたがって建物の外を見ると「井戸」があります。その井戸で水を汲み上げて・・・。
井戸で汲み上げた水を水溜に貯めて、それを竈釜で湯を沸かす訳です。できたら下に降りてみたかったけど・・・。
前にいつ頃入ったかも覚えてなかったので、ガイドさんの話で充分楽しむことができました。ほぼ私だけでしたのでゆっくり見せてもらいました。
明智風呂を出て、蟇股を撮りました。ガイドさんに「帰りに見て帰って」と言われたので。特に何か特徴があったのかなぁ
そして、先程仏殿でリハーサルをされていたマッハ文朱さんが明智風呂まで来られてました。お隣はKBS京都の森谷 威夫. (もりたに たけお)アナアンサーです。
リハーサルでは先に明智風呂でしたが、本番では仏殿が先でした。服装もリハーサルとは違ってました。番組名は「きらきん! あんな風呂やこんな風呂も!冬の銭湯特集」で、帰ってから録画して後程ゆっくり見せてもらいました。
次に「仏殿」に戻ってみると、今度は京都定期観光バスの団体さんが入っています。今度は団体さんの話が終わるのを待つことになりました。
仏殿は、通常表が開いているので内部は見られます。内部には入れませんが、そこから通常はお参りするわけです。このたび初めて仏殿内部が公開されるので来て見ました。内部の写真は外から自由に撮れます。しかしこの特別拝観では撮影禁止でした。それなら看板の写真を使います。
内部の中央には釈迦三尊が祀られており、中央には「釈迦如来坐像」、右には釈迦の一番弟子であった「迦葉尊者(かしょそんじゃ)」が、左には、釈迦の身の回りの世話をした「阿難尊者(あなんそんじゃ)」が祀られていました。
この仏殿は、重要文化財に指定されていて、1337年(建武4年)の南北朝時代に創建された妙心寺の本堂にあたる仏殿は江戸時代の1830年(文政13年)に再建されました。
次に、堂内の右側に移動すると、そこには「明智光秀の位牌」が安置されています。NHK大河ドラマ「麒麟が来る」で明智光秀が主人公になったからでしょうタイムリーな公開だと思います。明智光秀の命日が6月14日ということで、ここの過去帳に戒名が記載れさてるとか。次に左側に移動すると宝冠を被った臨済義玄禅師が祀られており、周りには天皇の位牌も安置されていました。
ここには仏殿に10時21分に入って、明智風呂に行き、再び仏殿に戻って、ここを11時00分に出てきました。ここから車を止めている駐車場に向かう途中にある玉鳳院の前を通ると、京都定期観光バスの団体さんが入って行かれました。先程の団体さんとは別だと思います。スタンプラリーのスタンプも溜まったので、多分“雲龍”をいただきにいくでしょう。今日は、ここだけで帰りました。
【妙心寺 仏殿】
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