法然上人二十五霊場 第20番 浄土宗西山深草派 誓願寺へ

2月27日(木)は、先月に予約していた「京都ウンタースペシャル2020」のお店に行くため外出しました。いつもなら、そのお店に合わせて、何箇所か回りますが新型コロナウイルスがやっぱり怖いので、出来る限りの用心をして出掛けることにしました。先ず、なるべく人混みを避けるため、JR嵯峨嵐山駅を始発する電車に乗り、二条駅で下車し地下鉄東西線に乗り換えます。地下鉄では市役所前駅まで乗車し、そこから地上にでると、目の前が本能寺で少しだけ寄っていきました。そこから新京極通りを南へ歩いて行きますが、やっぱり人出は少ないように思えました・・・が、ただガラガラではありません。けっこう外国人観光客も多かったですし、東洋人もいなくはありません。そして以前訪れていた、洛陽三十三所観音霊場 第二番札所 新京極 誓願寺の前を通ったので寄っていこうと思いついた次第です。

IMG_1562.jpg繁華街にある新京極通り沿いに「山門」があって、久し振りにここをくぐります。なお、向かって左・・・北側にある石柱には、正面に「迷子みちしるべ」、右側に「教しゆる方」、左側に「さがす方」と彫ってあります。

この日は、変な天気で、空は晴れているのに雨が降っています。家を出るときもそうでした。この日から冬型の気圧配置が強まり、日本海側から雨雲が流れ込んできたようで、雪にならなくて良かったけど、まさか雨降りとは・・・天気予報も大外れでしたね。新京極通りはアーケードがあるので濡れませんが、山門をくぐるときは急ぎます。濡れてしまうから・・・。

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山門の左手に「手水舎」がありますが、雨が降っているので、先に堂内に入るため階段を上がります。

IMG_1565.jpg表門からも見えている、ここのご本尊は巨大です。入ると誰も居ないかと思いきや、外国人観光客が2名来てました。ここは以前来たときも撮影OKでしたし、この日もそうでねた、私が撮り出すと、外国人観光客も撮られてました。

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ここは浄土宗の寺院ですので、ご本尊は阿弥陀如来坐像です。元々のご本尊は度々の火災で焼失、1869年(明治2年)の神仏分離令により、石清水八幡宮の八幡神に、御本地仏として安置されていたものをこちらに移されたようです。

次に、2006年(平成18年)6月に「洛陽三十三所観音霊」の御朱印をいただきに訪れてたときにお参りした、弘法大師作と伝わる「十一面観音菩薩」をお参りします。

IMG_1568.jpgIMG_1569.jpgかつて、新京極に「一言堂」のご本尊でしたが、明治初年に廃寺となったため、一言観音は、誓願寺茶所を経て、こちらに安置されるようになりました。

IMG_1570.jpgIMG_1575.jpg次に堂内の左側に移動します。そこには左から「記主 顯意(けんい)道教上人」「流祖 西山證空(せいざんしょうくう)国師」「派祖 圓空立信(えんくうりゅうしん)上人」が安置されてました。

IMG_1576.jpg11時29分に、堂内を出ていきました。空は晴れていますが、相変わらず雨が降り続いています。冬型の気圧配置になったので寒いです。

IMG_1578.jpgIMG_1579.jpg外国人観光客は、まだ熱心に写真を撮ってるので、私は先に出ました。出る前に堂内北側にある「鐘楼」を撮りました。立入はこれ以上は行けません。

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本堂の右側には「法然上人二十五霊場 第20番」と書かれた石柱と奥には「北向地蔵堂」がありました。ただ雨が降っているので近くまで行きません。

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また、山門の南側には「扇塚」があります。この扇塚の由来について書かれていたのは、世阿弥の作と伝えられる謡曲「誓願寺」は、和泉式部と一遍上人が主な役となって誓願寺の縁起と霊験を物語ります・・・とありますが長くて・・・。

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雨が降って、スマホが濡れてしまうので、急いで山門を出ようと思いましたが、手水舎の近くにも可愛いお地蔵さんが居たので撮りました。

667年(天智天皇6年)天皇の勅願により創建。本尊の阿弥陀如来坐像はも賢問子・芥子国の作であったが、鎌倉時代初期に京都の一条小川に移転し、その後、1591年(天正19年)に豊臣秀吉の寺町整備に際して現在池に移された。その当時は京都有数の巨刹の規模を有し、表門は寺町六角に面し裏門は三条通りに北面し、境内地は6500坪に多数の伽藍を有し、18ケ寺の山内寺院を擁していた。清少納言、和泉式部、秀吉の側室・松の丸殿が帰依したことにより、女人往生の寺としても名高い。

11時31分に山門を出て、アーケードに駆け込みました。新京極通りは、もっと人通りが少ないかと思いましたが、外国人観光客も多く、また修学旅行生も目にしたので、新型コロナウイルスの影響は、ここでは感じませんでした。予約しているお店は12時からのためまだ時間はあるので、もう少し散策します。

【誓願寺】

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