中根金作が作庭した余香苑がある妙心寺塔頭 退蔵院へ

朝に、車折神社に寄って所要を済ませたあと、車で出発し妙心寺第二駐車場に10時30分頃止めました。今日は、京の冬の旅でスタンプラリーのスタンプを集めたことで、ここで特典を受けるためにやって来た次第です。それで特典のある某所は11時から開くので、それまであと30分も時間があまっています。そこで妙心寺の塔頭寺院でも寄って行こうと思いつきました。

新型コロナウイルスの影響で、京都市内でも博物館・美術館を始め、寺や神社の行事なんか中止され観光客は減ってると、新聞やテレビで報道されていますが、妙心寺の第一駐車場は団体専用で、観光バスが4台も止まっていました。そのうち2台は京都定期観光バスでした。

IMG_1704.jpg妙心寺の境内には「南総門」から入りました。先程、京都定期観光バスの団体さんがバスから降りて来られましたが、10名弱でしたね、少ないなぁ・・・が感想でした

南総門から直接向かったのが、妙心寺塔頭 退蔵院でした。ここの庭園が綺麗で、過去何度か来ていますが、20分ばかり拝観して時間をつぶそうと「山門」まで行きました。

IMG_1705.jpgIMG_1706.jpgここは見事な枝垂れ桜があって、この時期には多くの人が押し寄せるので拝観コースが一方通行になります。その看板が早くも出てました。

IMG_1707.jpgIMG_1709.jpgIMG_1710.jpg山門を入って右手に「拝観受付所」があるので、そこで500円を納めます。中では朱印帳が何冊か置いてあって、一生懸命に書いておられたので、数名の方が拝観されてるのでしょう。

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何度も来てるので拝観コースは知っています。受付を済ませて「観世音菩薩」の前を通って、奥に進むと、唐破風造りの「袴腰(はかまごし)大玄関」があります。 1966年(昭和41年)に国の重要文化財に指定されました。

IMG_1717.jpgIMG_1715.jpgIMG_1714.jpg大玄関をくぐると、そこには「本堂」があって、の時期には内部に入って「元信の庭」を堂内から見られます。

EPSON084.jpg本堂前には、国宝『瓢鮎図』のレプリカがあります。本物は以前京都国立博物館で寄託されていますが、2014年(平成26年)9月17日、京都国立博物館 平成知新館のオープン記念としてみました。

IMG_1718.jpgIMG_1719.jpg「本堂」と「元信の庭」をあっさりと見て、次に「余香苑」に向かいます。先ずは入口にある門を注目すると、上には「鯰の彫刻」があるんです。

IMG_1720.jpgIMG_1721.jpgIMG_1722.jpg門をくぐると白砂の「陽の庭」(左)と黒砂の「陰の庭」(右)があって、の時期には、見事な枝垂れ桜が見られます。

IMG_1726.jpgこの先をゆっくり歩いていくと、昭和の作庭家である中根金作氏が手がけた「余香苑」を見ることができます。

IMG_1727.jpgIMG_1724.jpgここから藤棚に2名の拝観者がいましたが出て行かれたので少し待ちました。ラッキーなことに誰も居ない庭園を撮ることができました。

IMG_1751.jpgそこから急いで、藤棚まで行きます。途中の“水琴窟”や「土産物店」は通過して、今度は下から庭園を見上げてみます。

IMG_1729.jpgIMG_1732.jpg下に降りてくると藤棚があって座って庭を見ることができます。毎年5月の連休頃には綺麗なが咲き誇るので必見です

IMG_1733.jpgここの由緒書きに使われる写真は、ここからです。向こうから人も出て来られなかったので綺麗な庭園の写真を撮ることができました。

IMG_1734.jpgIMG_1735.jpgIMG_1739.jpgIMG_1738.jpgここには紅葉の時も来てますが、あまり知られてないようですが紅葉も綺麗でお勧めです

IMG_1746.jpgIMG_1742.jpgIMG_1745.jpg次の予定があるので、そんなにゆっくりしなくて、茶席大休庵」の前を通るとサンシュの花が綺麗に咲いていました。

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帰るに売店によって、「是什麼(これなんぞ)」と書かれたお菓子を買いました。瓢鮎図にちなんだ瓢箪と鯰をあしらった半生菓子で京の老舗「老松」さんのお菓子をお土産に買って帰りました。

面白ネーミィングに惹かれて買いました。私も一個いただきましたが、美味しかったですね、さすがに老松さんのお菓子です。

IMG_1749.jpg行きは、人が居たので帰りに「水琴窟」に寄りました。何度か来て聞いてますが、やっぱり寄ってしまいます。

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帰りは「陰の庭」を通って、「受付所」の前を通って、10時54分に「山門」から出て行きました。

帰りも南総門から境内を出て、今日の目的地に向かいました。余談ですが、非公開の塔頭「龍泉菴」の前をとおったら多分、時代劇の撮影でしょうね中は見えませんでしたが何か撮影されてるようでした。

【妙心寺塔頭 退蔵院】

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