「京都の美術250年の夢」京都市京セラ美術館へ

京都市美術館は、1933年(昭和8年)に東京都美術館に次ぎ日本で2番目に鉄骨鉄筋コンクリート2階建ての帝冠様式建築の本館が建設され開館しました。2020年(令和2年)リニューアルに伴い京セラが命名権を取得し、京都市京セラ美術館として3月21日にリニューアルオープンの予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大、及びそれに伴う緊急事態宣言発令の影響により解除後の5月26日まで延期されオープンした訳です。

入館するには予約が必要ですが、予約優先で予約なしでも入館できるようです。それでも10月13日(火)に予約して京都市京セラ美術館に車で向かい、駐車場は二条通り沿いにある京セラ美術館の北側に止めました。事前に電話して確認すると21台しか止められないと聞きましたが、やっぱり平日ですのでガラガラでしたね

CIMG3085.jpgCIMG3087.jpg駐車場には9時27分に入れたので、10時開館まで時間があります。そこで「平安時宮」にお参りをさせてもらいました。

CIMG3079.jpgCIMG3080.jpg写真は9時30分頃ですが、50分過ぎに戻ってくると、行列は40名ぐらいに伸びていました。

地下1階の入口を挟んで、右側が予約済みが並び、左側に予約してない人が10名ほど並びます。ざっと40名ぐらい予約済みで並んでいたように思います。そして約5分ほど待って10時になると館内に入って行きます。先ずは手指消毒し、体温をセンサーで測るようで、1人1人通ります。詳しくは書きませんが、ここのスタッフの対応は・・・もう一度教育し直した方が良いかもと思いましたね。少々でした。

IMG_9336.jpg予約はしてますが、料金はここで払います。1600円でした。HP見づらくここに来るまで分からなかったのも事実です。

IMG_9337.jpg受付はB1ですが、案内にしたがって階段を上がります。ここでもスタッフの対応に問題があって・・・

CIMG3088.jpgCIMG3090.jpg1階に上がると広々とした「中央ホール」に出ます。展示室は右手と左手にありますが、案内が無いのでどちらに行けば良いのか・・・。

CIMG3106.jpgCIMG3109.jpgCIMG3107.jpgCIMG3108.jpg入館された方も左右に散って入って行かれるので、先に窓越しに「日本庭園」を見ました。七代目小川治兵衛作庭の庭園は、最後に、ここを出てから見に行きます。

CIMG3111.jpgCIMG3112.jpgCIMG3093.jpgCIMG3099.jpgCIMG3100.jpgCIMG3094.jpgCIMG3098.jpgリニューアル工事はされましたが、1933年(昭和8年)竣工の面影は残されていて、私は絵画よりこちらに興味がありました

CIMG3103.jpgCIMG3104a.jpg庭園を見た後、写真の左側が空いていそうだし、こちらから見ていく事にしました。するとこちらは「コレクションルーム」と言って、京都市内在住の方は、別途520円が必要でした。それでは先程の1600円は・・・この謎は後程。

入ると、ダメ元で「写真撮影の有無」を尋ねました。そしたら展示室中程の「竹内栖鳳だけはOKです」と。それは楽しみです。「秋きを奏でる」「秋の景Ⅰ」と回り「竹内栖鳳の芸術」の部屋にやって来ました。

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ここのスタッフの方に、念のために確認しました。「写真はOKですよね」と。答えはもちろん「OKです」と。

CIMG3113.jpg右「年中行事」1886年(明治19年)頃の作品。左「源義家」1887年(明治20年)頃の作品です。

CIMG3118.jpg池塘浪静」1887年(明治20年)頃。鯉を円山派、萱を四条派、岩を狩野派の画法で描くことで、画壇の古い習慣を打ち破ろうとしたという作品。

CIMG3120.jpg」1911年(明治44年)の作品。長雨のあがった後、枝の上で羽づくろいする一群と飛び去ってゆく1羽の鷺が、軽妙な筆さばきで描かれています。

CIMG3122.jpg潮沙永日(ちょうさえいじつ)」1922年(大正11年)の作品。穏やかに広がる、青々とした海。左に、漁師小屋、右の松が、絶妙なバランスを執って描かれています。

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驟雨一過(しゅうういっか)」1935年(昭和10年)の作品。にわか雨が通り過ぎた一刻。柳の枝に止まった鳥は、一羽は羽繕い、一羽は一声鳴いている。溺れた鳥の羽や青く瑞々しい柳葉、湿った大気や煌めく陽光が、たっぷりと水を含ませて描かれています。

CIMG3126.jpg家鴨(未完)」1936年(昭和11年)の作品。家鴨・・・あひる・・・ですね。未完と書いてあったのは・・・これ、完成してない?

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渓流(未完)」昭和初期の作品。こちらも未完と書いてありました。充分、完成していると素人では思ってしまいます。

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こちらも同じ「渓流(未完)」昭和初期の作品でした。見間違えたのかと思い、再度確認した次第です。

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清閑」1935年(昭和10年)頃の作品。眠りこけてる犬が可愛く描かれていますね

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冬瓜にねずみ」制作年代不明。冬瓜(とうがん)の上に、可愛く描かれたネズミ。本物を見たから誰しも逃げ出すのにね

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うな辺」192年(昭和元年)頃の作品。「隣村の鯛網白し八日月」という栖鳳自作の句の中の「鯛」の字のみを絵で表しています。

CIMG3139.jpgこの展示室の最後が「水村」で、1934年(昭和9年)の作品でした。このコレクションルームは別途有料のため空いてました。

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この「コレクションルーム」の中間にさしかかると、創建当時の姿が見られます。2階にも上がれる階段がありましたが・・・行ってません。

ここで、南回廊の中庭「天の中庭」に出られることが分かりました。以前は使われて無かったようですが、竣工当時の姿が見られるので自動扉から入りました。

CIMG3144.jpgCIMG3145.jpgCIMG3147.jpgCIMG3149.jpg再び戻って来られるか不安でしたが、誰も居ない「天の中庭」を散策しました。心配していた自動扉は開きました

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B1から上がってきたとき、案内が無かったので分からなかったが、こちらが今回の展示室入口でした。タイトルは「京都の美術250年の夢」で、さっそく入ってみます。

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入口を抜けると、北回廊の中庭「光の広間」に出ます。収蔵作品の展示スペース、ワークショップなどあって、ここから展示室に入りました。

展示室内は撮影禁止でした。ただ、館内は大勢の人が見られているので、かなり密でしたね。先にコレクションルームに入ったので、混雑に混ざってしまいました。1階をざっと見たら、再び「光の広間」に戻ってきます。そして案内にしたがって2階に上がって、ここの展示室もざっと見ました。

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2階にも創建当時の姿があったので空いている隙を狙い、写真に収めました。以前の京都市美術館のことは良く覚えてませんが・・・。

CIMG3165.jpg最初に入ったB1に戻ってきました。ここには「カフェ」もありましたが満席でした。「ショップ」からガラス越しに外を見ています。ここに降りてくるスロープが分かりますね。

先程、館内から見た「日本庭園」に行くのにスタッフの方に聞きました。教えてくれるんですが、ここのスタッフさん・・・愛想が無いですよね。館内では妻と別行動をとったので、帰ってから妻も同じことを言ってました。分からないので聞いても指を指すだけ・・・と

IMG_9338.jpg京都市京セラ美術館の南側を回り込んで、東側にある「日本庭園」に行けるようです。この日の天気は最高に良かったです。

CIMG3168.jpgCIMG3170.jpg「京都市京セラ美術館」の東側に広がる「日本庭園」は、七代目小川治兵衛が作庭ししまた。その庭園内には「ガラスの茶室」が・・・

IMG_9342.jpgIMG_9341.jpg日本庭園の池に設けられた「硝子茶室 聞鳥庵(モンドリアン)」は、現代美術家杉本博司さんの作品の一つ。この茶室は2014年(平成26年)のベルサイユ宮殿での杉本の展覧会時に最初に公開されたものです。

来年の1月頃まで展示される予定で、ここは無料で見られます。この茶室披(びら)きの時に、自身が正客となり、茶道武者小路千家家元後嗣の千宗屋さんと一席を楽しまれ光景がニュース映像で流れました。

CIMG3173.jpg最後に「京都市京セラ美術館」を見てみると多くの人がガラス越しで「日本庭園」を見ています。ここからも出られますが、再び入ることは出来ないので、正面に回り込む必要があります。

次に、ここからすぐ近くのお店を予約していたので、駐車場に戻り精算します。9時27分入庫、11時1分出庫で900円でした。

【京都市京セラ美術館】

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