日本で唯一国宝「大塔」に入れる新義真言宗 総本山 根來寺へ
金剛寺の駐車場を10時頃出発し、国道170号線を西に進みます。途中、西国三十三ヵ所四番札所「槙尾山 施福寺」に案内が出てました。懐かしいですね、過去3回ほど行ってます。車は道なりに大阪府貝塚市に入り、そこから貝塚ICより阪和自動車道に入りました。暫く道なりが続き、次に和歌山JCTから京和奈自動車に入り、岩出根来ICで高速を降りると風吹の交差点では、「根来寺1㎞」と標識が出てました。そこから県道を走ると直ぐに、新義真言宗 総本山 根來寺に10時53分に着きました。
根來寺は、初めて来ました。ここから10㌔ほど離れている、西国三十三ヵ所三番札所粉河寺には行ったことがありますが、根來寺は未訪問でした。根來寺といえば、国宝の多宝塔でしょう。ここに来るまで多宝塔と思っていたんですが、大塔と言うですね、知らなかったです。その大塔を見られたら良いなぁ・・・と、友人の勧めでやって来た次第です。
広い広い駐車場に車を止めて、案内にしたがって歩いて行くと「入山受付所」がありました。入山料は500円を納めると、拝観のコースを案内されます。
入山料を納めると、前方に綺麗な朱塗りの橋を渡ります。この辺りは「もみじ谷公園」と呼ばれているそうです。そして早く大塔を見たいと・・・急いで石段を上がって行きます。
国宝「大塔」です。正式名称は「大毘廬遮那法界体性塔(だいびるしゃなほっかいたいしょうとう)」と言います。木造の大塔で日本で唯一、国宝指定の大塔内に入ってお参りができます。
1574年(天文16年)の建立で、高さが40㍍もあります。この塔は、真言密教の教義を形の上で示したものです。。また、豊臣秀吉の紀州征伐の焼打ちから残ったものですが、その頃の戦乱の弾痕がはっきりとみられます。堂内内陣の中心には、本尊の大日如来像が安置されてました。現在のお堂は、1801年(享和元年)に再建されたものです。
国宝「大塔」から見た「大師堂」で重要文化財に指定されてます。こちらは後程お参りします。
次に「大伝法堂(重文)」に入りました。参拝順序は、こちらが先でしたが、先客が居たので後回しにしました。
根來寺の本堂にあたり、内陣には、3㍍を超えるご本尊の「金剛界大日如来坐像」脇侍に「金剛薩埵(こんごうさった)坐像」「尊勝仏頂尊(そんしょうぶっちょうそん)坐像」が祀られていました。1405年(応永12年)の建立。
金剛寺を見て来たので、同じような大きなでしたが、金箔の輝きがこちらには無かったですし、堂内も暗かったです。金剛寺も根來寺も良いものを見せて貰いました。
次が根來寺で最も古い建物である「太師堂」で、弘法大師が祀られています。1391年(明徳2年)の建立です。
時間の都合があるので「奥之院」はスルーしました。次に案内にしたがって「庭園」を見に行きます。
庭園の入口は「本坊・寺務所」の玄関から入ります。ここから「光明殿」「行者堂」「聖天堂」「名勝庭園」を拝観します。
玄関を上がると、「寺務所」があったので、御朱印をお願いしました。朱印帳は、帰りに受け取るので番号札を貰います。
入ると綺麗な「名勝庭園」が見えて来ました。友人が、「ここも庭園があるよ」と教えてくれました。ここは国宝大塔だけでは無かったです。
紀州徳川家から拝領した、「名草御殿(なぐさごてん)」に面した「書院庭園」と、光明殿南西の聖天池で構成される江戸時代の庭園です。国から名勝として指定され、書院庭園は、三段の瀧や鶴亀島を配した池泉式蓬莱庭園です。
次に「常光明真言殿(重文)」通称「光明殿」に入りました。1804年(文化元年)の建立です。
開山興教大師覚鑁のご尊像を安置し、紀州徳川家第8代藩主徳川 重倫(とくがわ しげのり)公のご母堂・清信院の発願により建立されました。左右には歴代藩主・座主の位牌を始め信徒の位牌が祀られています。
さらに奥に進むと「閼伽井」がありました。不思議なことに、いくら雨で河川が濁っても、この清水は濁らないそうです。
次のお堂は「行者堂(重文)」でした。ご本尊は、修験道の始祖・役行者を祀り、仏法興隆のための行場となっています。
最後が聖天池に浮かぶ「聖天堂(重文)」です。本尊は、聖天尊(歓喜天)を安置しています。1736年(享保21年)の建立で、この堂正面の朱塗の壇が有名な「根来塗」で室町時代から伝わっているものです。
帰りも「光明殿」を通って、紀州徳川家別邸(遺構)「名草御殿」に入りました。底から見た「光明殿」です。
入口にあった屋久杉で「抱甕(ほうおう)」と書かれています。意味は、早ばつで稲が枯死状態の様子を見て、百姓が水瓶を抱えて田圃に水を注いだ古事から素朴名暮らしをする隠者のことに使うこと。
「仏間」には、「大黒天尊像」が祀られていました。古くから左甚五郎作と伝わる霊像とされ、開運招福、福録倍増のご利益が得られます。
御殿から庭園を見ていると、面白いものを見付けました。「根来型石手水鉢」で、この手水鉢は、上の鉢に水を張ると下の鉢の部分に自然に水が出てくる珍しい手水鉢です。
帰りも、「大塔」と「大伝法堂」の前を通ると、多くの人が来られてました。団体さんでしょうか。
帰りも同じコースで戻りました。朱塗りの橋から見た、紀ノ川水系大谷川です。夏は新緑、秋は紅葉が楽しめます。
11時35分に駐車場に戻りました。ここから和歌山市内を目指します。それよりお昼ですね、友人が以前行ったお店に行くことしました。
【根來寺】
根來寺は、初めて来ました。ここから10㌔ほど離れている、西国三十三ヵ所三番札所粉河寺には行ったことがありますが、根來寺は未訪問でした。根來寺といえば、国宝の多宝塔でしょう。ここに来るまで多宝塔と思っていたんですが、大塔と言うですね、知らなかったです。その大塔を見られたら良いなぁ・・・と、友人の勧めでやって来た次第です。
広い広い駐車場に車を止めて、案内にしたがって歩いて行くと「入山受付所」がありました。入山料は500円を納めると、拝観のコースを案内されます。
入山料を納めると、前方に綺麗な朱塗りの橋を渡ります。この辺りは「もみじ谷公園」と呼ばれているそうです。そして早く大塔を見たいと・・・急いで石段を上がって行きます。
国宝「大塔」です。正式名称は「大毘廬遮那法界体性塔(だいびるしゃなほっかいたいしょうとう)」と言います。木造の大塔で日本で唯一、国宝指定の大塔内に入ってお参りができます。
1574年(天文16年)の建立で、高さが40㍍もあります。この塔は、真言密教の教義を形の上で示したものです。。また、豊臣秀吉の紀州征伐の焼打ちから残ったものですが、その頃の戦乱の弾痕がはっきりとみられます。堂内内陣の中心には、本尊の大日如来像が安置されてました。現在のお堂は、1801年(享和元年)に再建されたものです。
国宝「大塔」から見た「大師堂」で重要文化財に指定されてます。こちらは後程お参りします。
次に「大伝法堂(重文)」に入りました。参拝順序は、こちらが先でしたが、先客が居たので後回しにしました。
根來寺の本堂にあたり、内陣には、3㍍を超えるご本尊の「金剛界大日如来坐像」脇侍に「金剛薩埵(こんごうさった)坐像」「尊勝仏頂尊(そんしょうぶっちょうそん)坐像」が祀られていました。1405年(応永12年)の建立。
金剛寺を見て来たので、同じような大きなでしたが、金箔の輝きがこちらには無かったですし、堂内も暗かったです。金剛寺も根來寺も良いものを見せて貰いました。
次が根來寺で最も古い建物である「太師堂」で、弘法大師が祀られています。1391年(明徳2年)の建立です。
時間の都合があるので「奥之院」はスルーしました。次に案内にしたがって「庭園」を見に行きます。
庭園の入口は「本坊・寺務所」の玄関から入ります。ここから「光明殿」「行者堂」「聖天堂」「名勝庭園」を拝観します。
玄関を上がると、「寺務所」があったので、御朱印をお願いしました。朱印帳は、帰りに受け取るので番号札を貰います。
入ると綺麗な「名勝庭園」が見えて来ました。友人が、「ここも庭園があるよ」と教えてくれました。ここは国宝大塔だけでは無かったです。
紀州徳川家から拝領した、「名草御殿(なぐさごてん)」に面した「書院庭園」と、光明殿南西の聖天池で構成される江戸時代の庭園です。国から名勝として指定され、書院庭園は、三段の瀧や鶴亀島を配した池泉式蓬莱庭園です。
次に「常光明真言殿(重文)」通称「光明殿」に入りました。1804年(文化元年)の建立です。
開山興教大師覚鑁のご尊像を安置し、紀州徳川家第8代藩主徳川 重倫(とくがわ しげのり)公のご母堂・清信院の発願により建立されました。左右には歴代藩主・座主の位牌を始め信徒の位牌が祀られています。
さらに奥に進むと「閼伽井」がありました。不思議なことに、いくら雨で河川が濁っても、この清水は濁らないそうです。
次のお堂は「行者堂(重文)」でした。ご本尊は、修験道の始祖・役行者を祀り、仏法興隆のための行場となっています。
最後が聖天池に浮かぶ「聖天堂(重文)」です。本尊は、聖天尊(歓喜天)を安置しています。1736年(享保21年)の建立で、この堂正面の朱塗の壇が有名な「根来塗」で室町時代から伝わっているものです。
帰りも「光明殿」を通って、紀州徳川家別邸(遺構)「名草御殿」に入りました。底から見た「光明殿」です。
入口にあった屋久杉で「抱甕(ほうおう)」と書かれています。意味は、早ばつで稲が枯死状態の様子を見て、百姓が水瓶を抱えて田圃に水を注いだ古事から素朴名暮らしをする隠者のことに使うこと。
「仏間」には、「大黒天尊像」が祀られていました。古くから左甚五郎作と伝わる霊像とされ、開運招福、福録倍増のご利益が得られます。
御殿から庭園を見ていると、面白いものを見付けました。「根来型石手水鉢」で、この手水鉢は、上の鉢に水を張ると下の鉢の部分に自然に水が出てくる珍しい手水鉢です。
帰りも、「大塔」と「大伝法堂」の前を通ると、多くの人が来られてました。団体さんでしょうか。
帰りも同じコースで戻りました。朱塗りの橋から見た、紀ノ川水系大谷川です。夏は新緑、秋は紅葉が楽しめます。
11時35分に駐車場に戻りました。ここから和歌山市内を目指します。それよりお昼ですね、友人が以前行ったお店に行くことしました。
【根來寺】
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