天空の眺望が楽しめる善峯寺 「奥之院薬師堂」へ

三鈷寺を出て、山門から下り、善峯寺の北門から再び参道に戻りました。北門を入って直ぐの右手に細い石段があって、多分「釈迦堂」に通じるものと思い登って見ました。

CIMG6730.jpg予想通り「釈迦堂」の裏手に無事に出ることが出来ました。正面を見ると堂内に入れるようなので、靴を脱いで上がります。

釈迦堂の本尊釈迦如来は源算上人御作と伝わり、1885年(明治18年)の建立です。腰痛神経痛に霊験あらたかなお釈迦さまとして信仰されています。

CIMG6732.jpg合掌姿のお釈迦様は、ここより2㌔離れた釈迦岳(海抜650㍍)に安置されてました。昔から険しい山を登り御利益を得られたといいます。その後、1880年(明治13年)に下山され、1885年(明治18年)にお堂が出来ました。

CIMG6735.jpgCIMG6736.jpgCIMG6737.jpgCIMG6738.jpgCIMG6739.jpgCIMG6740.jpgこの「釈迦堂」のエリアは、広かったです。ここまで登って来られる人は少ないので2組ぐらいでしたね。

CIMG6741.jpgここに「高野槇(こうやまき)」がありました。悠仁親王(ひさひとしんのう)のお印です。悠仁親王は、第125代天皇の孫で、第126代天皇の甥にあたります。

CIMG6742.jpgこの「釈迦堂」から、まだまだ上を目指します。ここから登りはきつくなりますが頑張りました

CIMG6743.jpg善峯寺の奥之院を目指しますが、その前に「稲荷社」がありました。正一位稲荷大明神が祀られていました。

CIMG6744.jpgCIMG6746.jpgCIMG6748.jpg振り向けば「開山堂」や「白山 桜あじさい苑」が、小さく見えています。ここまで登って来ましたが、まだまだです

CIMG6749.jpgCIMG6750.jpg奥之院に行く前に「けいしょう殿」に寄りました。この前にベンチがあって、ここからの見晴らしは素晴らしいです。ただ柵が無いので高所恐怖症の人は足が竦むでしょう。私は大丈夫です

1987年(昭和62年、花山法皇西国札所中興一千年を記念して建立されました。

CIMG6751.jpgCIMG6752.jpg前に遮る物が無いので、ここに座って暫く絶景を眺めていました。このあと奥に進みます。

CIMG6753.jpgCIMG6754.jpgCIMG6755.jpg最後の一踏ん張りで石段を上がると「善峯寺奥之院 薬師堂」が正面にありました。

本尊は薬師如来、1701年(元禄14年)建立です。1988年(昭和63年)現在の地に移築しました。桂昌院出生の由緒により出世薬師如来と云われています。

IMG_0350 (1).jpgここが善峯寺で見られる眺望の最も高い所です。遠くは比叡山の奥にある比良山から東山三十六峰、大和葛城山まで「絶無の勝地」と言われてきたそうです。本当に絶景ですね。

CIMG6756.jpgCIMG6757.jpgCIMG6759.jpgCIMG6760.jpgCIMG6762.jpgCIMG6764.jpgお堂の奥には「蓮華寿院旧跡庭」があって、池の水は凍り付いてます。ただ厚さは薄かったですね、友人が触ってたから分かりました

源算上人は『妙法蓮華経』を一字三礼と6ヶ年無言の行によって写経されました。その地に蓮華寿院を建立されます。この旧跡は現在の薬師堂西側の地にあって、観性法橋、慈鎮和尚が住されて以降、道覚、慈道、尊円、尊道各親王が住まわれたことから「御所屋敷」と呼ばれました。

CIMG6763.jpgCIMG6765.jpgCIMG6766.jpg順路にしたがって、今度は下って行きます。途中に「御陵」がありましたが寄りませんでした。そこには、「青蓮院親王御陵」と功績ある祖師の御墓があるそうです。

CIMG6767.jpgCIMG6768.jpgCIMG6769.jpg行きに通過した「稲荷社」の近くに、池があってここも凍り付いてます。ここで滝業するのでしょうか?滝の水も凍ってました。

CIMG6771.jpgCIMG6774.jpgCIMG6775.jpgほどなく降りてくると「阿弥陀堂」に出ますが、残念ながら工事中のため姿が見えません。本尊は宝冠阿弥陀如来、1673年(寛文13年)の建立です。

CIMG6776.jpgCIMG6777.jpgこのとき右手に「本坊」の入口がありましたが、通常非公開です。ただ10月に「シュウメイギク」が開花しているときは、前庭が無料で公開されるようです。

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最後に「鐘楼堂(つりがね堂)」です。行きでは人が多かったので、ここは後回しにしたので帰りに寄りました。

1686年(貞享3年)桂昌により建立。徳川幕府5代将軍・徳川綱吉の厄年にあたり寄進され、「厄除けの鐘」と伝わります。

CIMG6787.jpgCIMG6788.jpg広大な寺域でしたが、ほぼ回ることが出来ました。この後、いよいよ本堂に行ってお参りと御朱印をいただきます。

CIMG6789.jpgCIMG6790.jpg本堂前の「手水舎」です。標高が300㍍ぐらいの高所にあるので、相当冷え込んだのでしょう、ここも凍り付いてました。

IMG_0361 (1).jpg「観音堂(本堂)」は、西国三十三ヵ所札所の納経所もあるので、常に人が多いです。本尊の十一面千手観音菩薩像が祀られている厨子は閉まってました。

1692年(元禄5年)の建立。桂昌院の寄進により再建された入母屋造のお堂です。本尊千手観音は仁弘法師御作で、西国三十三所観音霊場の第二十番札所の本尊です。脇本尊千手観音は源算上人御作で、京都洛西観音霊場の第一番の本尊です。

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久し振りに来たので御朱印もいただきました。私は並ばずに貰えて良かったですが、納経所には2人で書かれているので、そんなに待たずに済みそうです。ただ団体さんが来られたら別ですけど

IMG_0359 (1).jpgCIMG6671.jpg本堂に向かって右側には、小さな洞があって寄って見ましたが詳細は不明です。あと「弘法大師像」もありました。

13時頃に駐車場まで戻って来ました。何度か来てる善峯寺でしたけど、写真が1枚も残って無いのは以外でした。今日は成人式で休日でもあるので、これで帰路に着きました。

【善峯寺 奥之院薬師堂】

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