明智光秀の兵火によって全坊焼失した神蔵寺へ

獨鈷抛山 千手寺を出て、ほぼ南に進みと以前行った事がある、「大石酒造」や「稗田野神社」、「宮本屋」の前を通りました。いずれも2016年(平成28年)の訪問でしたが懐かしかったですね。

宮本屋」前を通り過ぎると、車は左手に曲がり西に山側に進み少しばかり登った先に目的地はありました。ここは秋の紅葉が綺麗な「神蔵寺(じんぞうじ)」で、私も友人も初訪問です。

CIMG6961.jpgCIMG6962.jpgCIMG6963.jpg駐車場は無料で、次に山内川に架かる朱塗りの「神蔵寺橋」を渡りますが、その前に入山料300円を、この箱に入れました。小銭を持ってて良かったです

CIMG6959.jpgCIMG6957.jpgCIMG6928.jpgCIMG6955.jpg「神蔵寺橋」を渡り右手の石段を上がり「山門」をくぐります。ここに来た目的は、明智光秀ゆにゆかりがあったからです。

鎌倉時代には僧房の数、28を数える大寺であったが、1573年(天正3年)に明智光秀の兵火によって焼失したと伝わる。しかし、このとき本尊と両菩薩を菰につつんで山の奥へ隠したと伝わる。また、源頼政ゆかりの寺でもある。

CIMG6929.jpgCIMG6930.jpg「山門」をくぐると、正面に「本堂」、右手に「庫裏」があって、こちらは帰りに朱印があるかも知れないので寄る予定です。

CIMG6932.jpgCIMG6933.jpg本堂下の石段横には「手水舎」があって、目を洗うと良くなると伝えられる霊水です。

CIMG6934.jpgCIMG6935.jpgそして、ゆっくり石段を上がると正面に「本堂」が見えました。その本堂の前庭は綺麗にされていましたね

天台宗開祖の伝教大師最澄により790年(延暦9年)に朝日山の麓に開かれた古い歴史を持つお寺です。正暦年間(990~995)には伽藍塔頭は26寺院も擁していた大寺院でした。源氏一門の崇敬深く源頼光、源頼政も帰依。1180年(治承4年)頼政が挙兵(以仁王の挙兵)に乗り出し神蔵寺の増兵と三井寺の増兵も加担したが、平家軍に敗れ所領没収、神蔵寺も荒廃してしまいました。その後、第87代四条天皇の御代、1235年(嘉禎元年)天台宗の達玄僧都により復興し、再び隆盛を誇ったが、1575年(天正3年)に織田信長の命により明智光秀が丹波平定のため神社仏閣など残さず焼き払った。ただ神蔵寺信者の機転で本尊などの焼失は免れました。その後、江戸時代の1679年(延宝7年)丹波亀山城主松平忠昭は、臨済宗妙心寺派のの僧高隠玄厚和尚を招いて寺門は再興され、現在に至っています。寺宝として、国の重要文化財に指定されている薬師如来坐像や、日光菩薩、月光菩薩をはじめ貴重な仏像、図絵など文化財も豊富で隆盛を誇った往時がしのばれます。背後の朝日山は 豊かな自然の森に包まれ、ふれあいの谷川、遊歩道、梅林園など整備も進められています。

CIMG6936.jpgCIMG6937.jpgこの時、本堂に上がれるとは思ってもいませんでした。石段を上がると左手に鎮守社でしょう「八幡大菩薩」が祀られていました。

CIMG6939.jpg本堂前にある「手水社」は霊水として名高いらしいです。また、本堂を見ると下駄箱とスリッパが用意されてました。それなら入っていいんだなぁ・・・と思い、靴を脱いで堂内に入りました。 

CIMG6941.jpgCIMG6942.jpgCIMG6944.jpg堂内に入ると、内陣に「釈迦如来坐像」が祀られています。しかし寺宝である国の重要文化財に指定されている薬師如来坐像や、日光菩薩、月光菩薩を見当たりません。

CIMG6940.jpgCIMG6945.jpgCIMG6946.jpg本堂を出て左に「薬師堂」への案内が出ていました。多分、そちらに祀られているのでしょう、早速向かいます。

CIMG6948.jpgCIMG6947.jpgこちらが「薬師堂」です。ただ鍵がかかって内部には入れません。ガラス越しに日光菩薩と月光菩薩は見えました。ただ薬師如来坐像は厨子の中でしたね。

CIMG6949.jpg「薬師堂」から見た「本堂」裏手です。こちらかも入れるかどうかは分かりません。ここから行きにスルーした庫裏に向かいます。

CIMG6931.jpgCIMG6950.jpgCIMG6951.jpg庫裏」を入ると、寺務所があって書き置きの朱印が置いてあります。ただ開いていたので呼鈴を押すと奥から出て来られたので御朱印を書いていただきました。

CIMG6952.jpgCIMG6954.jpgCIMG6960.jpgCIMG6964.jpgCIMG6965.jpg13時11分に駐車場に戻って来ました。行きは1台しか止まってなかったのに、帰りは4台も止まってました。ただ境内は空いていたので、何処へ・・・です

次が最後の目的地で京都市寄りにあります。ここから国道9号線に戻り、老ノ坂の方向に向いて走っていると、2019年(令和元年)12月にオープンした「銀座に志かわ 亀岡店」の前を通ったので友人に寄ってくれるようにお願いしました。

IMG_0624.jpgこの店舗の前が駐車場で数台は止められるでしょう。店内も空いていたので二袋買って帰りました。

高級食パンで有名な、「銀座に志かわ」と「乃が美」がありますが、家族は「乃が美」派です。私はどちらかと言うと「銀座に志かわ」かなぁ・・・。少し寄り道しましたが、国道9号線に戻って次へと向かいました。

【神蔵寺】




【銀座に志かわ 亀岡店】

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