第55回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 龍安寺 蔵六庵・「芭蕉図」へ
3月22日(月)は、1都3県に出されていた緊急事態宣言が解除された最初の平日でした。京都市は、この日から飲食店などに対する午後9時までの営業時間の短縮要請が解除されました。桜もまもなく満開となるぐらい春爛漫と言いたいところ、この日は寒の戻りで寒かったです。そんな寒いなか、第55回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 龍安寺 蔵六庵・「芭蕉図」に行きました。
龍安寺は8時00分から開門してますが、「京の冬の旅」は10時からですが、龍安寺は9時00分です。朝に所用があったので9時50分頃に龍安寺の第二駐車場に車を止めましたが、既に多くの車が止まってました。
車を止めて、少し急ぎ足で「山門」までやって来ました。この前に、「拝観受付所」があるので500円を納めます。後程「京の冬の旅」の拝観料400円は必要ですが、何処に受付があるのかなぁ?
余談ですが、この山門に張り紙が貼ってあって・・・拝観受付所で拝観料を納めないと、ここから先には行ってはいけない・・・と言うことです。ここを通っても呼び止められることはありませんが、ただ石庭には入れません、拝観券をチェックされるからです。
拝観受付から砂利道の参道を歩いて、石段に架かる「龍安寺垣」を見ながら、石庭の入口である「庫裏」に9時55分に着きました。
私は石庭は後回しにして、先に「京の冬の旅」の受付に行き、拝観料400円を納めます。入口から入る前に先ずは検温をされ手指消毒をしてから進みました。
この特別公開は、通常非公開の茶室「蔵六庵」と、明治期まで方丈を飾っていた襖絵の特別公開がメインです。ただ「蔵六庵」は、2013年(平成25年)12月8日に見たことがあります。また、襖絵については、2019年(平成31年)4月8日で見てますが、茶室をメインに見たかったので来てました。
2019年(平成31年)1月10日~(令和元年)6月10日まで「芭蕉図」(9面)が方丈内にて特別公開されました。撮影はフラッシュは禁止でしたが基本OKで、たくさん写真は撮りました。ただ今回の公開では禁止でしたね。ただ間近で見られましたが。
「芭蕉図」(9面)は、桃山時代の狩野派か海北派の筆によるものとされ、かつて方丈内を飾っていたもの。明治の廃仏毀釈による寺の困窮のため全て流失してましい、それ以来126年ぶり2008年(平成20年)に買い戻しにより、龍安寺に戻ってきたものです。
次に特別公開の茶室を案内されますが、茶室に行く前に見逃してはいけないものが「蹲踞」です。ガイドさんは案内されましたが、皆さん感心ないみたいで・・・?。
普段、見られる蹲踞は、この蹲踞のレブリカです。私は2013年(平成25年)12月8日以来、見るのは2度目です。
蔵六庵の露地庭園にある蹲踞は、水戸光圀公寄進の「知足の蹲踞」です。「吾(われ)唯(ただ)足(たるを)知(しる)」の禅語の格言を謎徳に図案したものと言われいます。
「芭蕉図」と「知足の蹲踞」を見た後は、「蔵六庵」です。ここもガイドさんの案内がありました。
2013年(平成25年)12月8日の時は、茶室内に入れましたが、立入禁止でした。ただ前回と同様撮影はOKです。
前回と同様に入れるものと思い込んで、入って行くとガイドさんに止められました。ただ空いていたので写真はゆっくり撮れました。
四畳半の茶席「蔵六庵(ぞうろくあん)」は、千宗旦(せんのそうたん)門下の茶人・ 僖首座(きしゅそ)の好みと伝えられ、もとは龍安寺塔頭の西源寺にあったが明治中頃に移築された。「蔵六」とは、頭・尾・両手・両足の「六を蔵(おさ)める」(甲羅に隠す)ことから"亀"を意味し、仏教的には、六は"六根"(眼・耳・鼻・舌・身・意)をさし「蔵六」は、「六根を清浄におさめる」の意となる。
茶室を覗くと、四畳一間で中板が設けられており、そこに炉をきってお釜を置くようになっています。
茶室の南側には、点前畳み南の壁に掛障子の窓があり、その裏の水屋洞庫の棚に置いた灯りで茶室内を照らすことができます。
茶室を、違う入口からも覗いてみました。ガイドさんに案内された欄間の富士山はしっかり見ました。
すっかり忘れていた茶室をしっかり見た後は、最後の部屋でガイドさんから説明を受けました。こちらも撮影禁止のため2019年(平成31年)4月8日公開時の写真を使いました。
かつて方丈の中央「仏間」に描かれていた「群仙図(ぐんせんず)」(4面)です。仙人が理想郷で教えているようすが描かれてます。
方丈の手前にあった襖絵で「琴棋書画図(きんきしょがず)」(2面)だけ、アメリカのメトロポリタン美術館から戻ってきました。
最後の襖絵を見ると、普段見ることがない中庭を見ながら案内にしたがって歩いて行くと、元の入口に出てきます。
これで「第55回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開」部分は、終わりました。次は通常拝観を見ていきます。ただ、石庭から見える桜は、まったく咲いてませんね。つづく。
【龍安寺 蔵六庵】
龍安寺は8時00分から開門してますが、「京の冬の旅」は10時からですが、龍安寺は9時00分です。朝に所用があったので9時50分頃に龍安寺の第二駐車場に車を止めましたが、既に多くの車が止まってました。
車を止めて、少し急ぎ足で「山門」までやって来ました。この前に、「拝観受付所」があるので500円を納めます。後程「京の冬の旅」の拝観料400円は必要ですが、何処に受付があるのかなぁ?
余談ですが、この山門に張り紙が貼ってあって・・・拝観受付所で拝観料を納めないと、ここから先には行ってはいけない・・・と言うことです。ここを通っても呼び止められることはありませんが、ただ石庭には入れません、拝観券をチェックされるからです。
拝観受付から砂利道の参道を歩いて、石段に架かる「龍安寺垣」を見ながら、石庭の入口である「庫裏」に9時55分に着きました。
私は石庭は後回しにして、先に「京の冬の旅」の受付に行き、拝観料400円を納めます。入口から入る前に先ずは検温をされ手指消毒をしてから進みました。
この特別公開は、通常非公開の茶室「蔵六庵」と、明治期まで方丈を飾っていた襖絵の特別公開がメインです。ただ「蔵六庵」は、2013年(平成25年)12月8日に見たことがあります。また、襖絵については、2019年(平成31年)4月8日で見てますが、茶室をメインに見たかったので来てました。
2019年(平成31年)1月10日~(令和元年)6月10日まで「芭蕉図」(9面)が方丈内にて特別公開されました。撮影はフラッシュは禁止でしたが基本OKで、たくさん写真は撮りました。ただ今回の公開では禁止でしたね。ただ間近で見られましたが。
「芭蕉図」(9面)は、桃山時代の狩野派か海北派の筆によるものとされ、かつて方丈内を飾っていたもの。明治の廃仏毀釈による寺の困窮のため全て流失してましい、それ以来126年ぶり2008年(平成20年)に買い戻しにより、龍安寺に戻ってきたものです。
次に特別公開の茶室を案内されますが、茶室に行く前に見逃してはいけないものが「蹲踞」です。ガイドさんは案内されましたが、皆さん感心ないみたいで・・・?。
普段、見られる蹲踞は、この蹲踞のレブリカです。私は2013年(平成25年)12月8日以来、見るのは2度目です。
蔵六庵の露地庭園にある蹲踞は、水戸光圀公寄進の「知足の蹲踞」です。「吾(われ)唯(ただ)足(たるを)知(しる)」の禅語の格言を謎徳に図案したものと言われいます。
「芭蕉図」と「知足の蹲踞」を見た後は、「蔵六庵」です。ここもガイドさんの案内がありました。
2013年(平成25年)12月8日の時は、茶室内に入れましたが、立入禁止でした。ただ前回と同様撮影はOKです。
前回と同様に入れるものと思い込んで、入って行くとガイドさんに止められました。ただ空いていたので写真はゆっくり撮れました。
四畳半の茶席「蔵六庵(ぞうろくあん)」は、千宗旦(せんのそうたん)門下の茶人・ 僖首座(きしゅそ)の好みと伝えられ、もとは龍安寺塔頭の西源寺にあったが明治中頃に移築された。「蔵六」とは、頭・尾・両手・両足の「六を蔵(おさ)める」(甲羅に隠す)ことから"亀"を意味し、仏教的には、六は"六根"(眼・耳・鼻・舌・身・意)をさし「蔵六」は、「六根を清浄におさめる」の意となる。
茶室を覗くと、四畳一間で中板が設けられており、そこに炉をきってお釜を置くようになっています。
茶室の南側には、点前畳み南の壁に掛障子の窓があり、その裏の水屋洞庫の棚に置いた灯りで茶室内を照らすことができます。
茶室を、違う入口からも覗いてみました。ガイドさんに案内された欄間の富士山はしっかり見ました。
すっかり忘れていた茶室をしっかり見た後は、最後の部屋でガイドさんから説明を受けました。こちらも撮影禁止のため2019年(平成31年)4月8日公開時の写真を使いました。
かつて方丈の中央「仏間」に描かれていた「群仙図(ぐんせんず)」(4面)です。仙人が理想郷で教えているようすが描かれてます。
方丈の手前にあった襖絵で「琴棋書画図(きんきしょがず)」(2面)だけ、アメリカのメトロポリタン美術館から戻ってきました。
最後の襖絵を見ると、普段見ることがない中庭を見ながら案内にしたがって歩いて行くと、元の入口に出てきます。
これで「第55回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開」部分は、終わりました。次は通常拝観を見ていきます。ただ、石庭から見える桜は、まったく咲いてませんね。つづく。
【龍安寺 蔵六庵】
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