世界文化遺産 龍安寺「石庭」へ

第55回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 龍安寺 蔵六庵・「芭蕉図」を見たあと、次に龍安寺の通常拝観を見ていきます。特別拝観から石庭を見てみると思わず「空いてるなぁ」とつぶやきました。(Twitterやってません) コロナ禍の前は外国人観光客が、何列も横に並んで座って石庭を鑑賞されていたからです。今は十数名の方が座って鑑賞されています。

IMG_2137.jpgIMG_2139.jpg石庭から見える紅枝垂れ桜は咲いてません。ここの桜は平安神宮の神苑にある紅枝垂れ桜と同じ品種のため、おそ遅咲きですね。

IMG_2148.jpgIMG_2145.jpgIMG_2143.jpgIMG_2145.jpgIMG_2149.jpgIMG_2150.jpg謎を秘めた「石庭」と言われ、ここには大小15個の石がありますが、数えても15個は分からないと思います。15個探すのも面白いものです。

この石庭の作庭者が不明のため、どのような意図で配置されたか分かりません。それを考えながらゆっくり縁側に腰を下ろして石庭を眺めるそうです。この日は空いていたので、ゆっくり鑑賞できました

IMG_2144.jpgIMG_2140.jpgIMG_2141.jpgIMG_2158.jpg堂内を見るのも忘れません。ここの襖絵は「臥龍梅(がりょうばい)」で、皐月鶴翁画伯の作品だそうです。皐月靏翁は、明治~大正~昭和に京都で活躍した南画家です。

IMG_2151.jpgこちらが通常非公開の「仏殿」です。1797年(寛政9年)に焼失後、約200年ぶりの1981年(昭和56年)に再建されました。

龍安寺は、妙心寺の境外塔頭寺院で臨済宗妙心寺派です。本尊は釈迦如来ですが、私は見たことがありません。この仏殿にも祀られていないので方丈の仏間に祀られているものと思います。

IMG_2153.jpg方丈裏には、「知足の蹲踞」がありますが、先程本物を見た訳で、こちらはレプリカです。ただ、殆どの方が素通りされました・・・感心無いみたいです。

IMG_2155.jpgIMG_2157.jpgここにも「龍安寺垣」があって、そこには日本最古の「侘助椿」が綺麗に咲いていました。豊太閤朝鮮伝来と書かれていましたね。

IMG_2160.jpg10時19分に庫裏から外に出て来ました。ここには桜林があるので「鏡容池」を一周します。

IMG_2164.jpgIMG_2165.jpgこちらは「勅使門」です。ここから石庭に入れますが高貴の方しか出入りできません。最近ではエリザベス女王が入られました。

IMG_2166.jpgIMG_2168.jpgこちらの石段を上がった先に「桜苑」がありますが、納骨堂とパコダの前を通ります。

IMG_2169.jpgIMG_2170.jpgIMG_2171.jpgIMG_2173.jpgIMG_2174.jpg新聞の開花情報では「見頃近し」でしたが、来て見るとイマイチでしたね。遅咲きの梅や椿を撮って出て行きました。

IMG_2175.jpgIMG_2176.jpgIMG_2177.jpgIMG_2180.jpgIMG_2181.jpgIMG_2182.jpgIMG_2183.jpgIMG_2184.jpg鏡容池」の周りには、桜の他に「雪柳」や「木瓜」も綺麗に咲いてます。普段は空いてますが、ここも数組の方が歩いて行かれました。

IMG_2186.jpgIMG_2187.jpgIMG_2190.jpg途中に「水分石(みくまりいし)」が見えています。これは池の水位を測るために置かれた石だそうです。

IMG_2191.jpgIMG_2193.jpgIMG_2194.jpgIMG_2195.jpgIMG_2196.jpg鏡容池」の一周し「山門」まで戻ってくると、遠くに白鳥が居るのが見えました。ズームして撮りましたが、ここで飼われているのか、まもなく北方に帰ってしまうのか・・・?。

IMG_2199.jpgIMG_2202.jpgIMG_2203.jpgIMG_2205.jpgIMG_2206.jpg帰りに「お休み処 龍安寺 菜の花」によって、「みたらし団子」を食べました。床几で食べていると、2組の方が同じ物を注文されましたね

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「みたらし団子」を食べ終わったら、第二駐車場に戻りました。途中には「モクレン」「雪柳」や「ソメイヨシノ」は駐車場では満開、見事でした。

10時55分頃に、ここを出て行きました。龍安寺もこれから枝垂れ桜が咲いてくるので、ここも見頃は近いかと思います。今年の冬が大変寒さが厳しく、寒気が去ったあと急激に暖かくなったので、今年の桜の開花は記録的に早いですね。

【龍安寺 桜苑】

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