京都御苑 中立売休憩所へ

京都御所 宮廷文化の紹介」(令和3年春)の参観の続きですが、天気が良かったわりには、例年に比べ参観者は少ないなぁ・・・と感じながら巡っていました。通所参観に変更となったこともあるかと思いますが、それにしても少ないなぁ・・・と。

御常御殿の前に広がる「御内庭(ごないてい)」を見て来ましたが、今度は「御常御殿(おつねごでん)」の内部を見ていきます。

IMG_3730.jpgIMG_3734.jpg清涼殿内に設けられていた常御所が、1590年(天正18年)から天皇の住まいとなった所です。

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内部の襖絵を少しばかり垣間見えます。こちらは「曲水()」(岡本克彦筆)です。3月3日に行われた曲水宴の様子を描いたものです。

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こちらは「陸王納曽利図」(原在照筆)で、舞楽のうち、中国北斉の王が勇壮な面を付けて軍を率いて戦に勝利したという故事に因んだ絵です。

南面には上段・中段・下段を備えて儀式や対面の場としても使われました。内部は、神器を納める「剣璽の間」、「御寝の間」等15室からなっています。

IMG_3750.jpgIMG_3751.jpgIMG_3753.jpgその南面にやって来ました。この時期は咲いてないので分からないかも知れませんが、向かって右に「白梅」、左に「紅梅」が咲きます。2018年(平成30年)3月3日に来た時は、咲いている白梅・紅梅を見ることが出来ました。

IMG_3755.jpgIMG_3757.jpgIMG_3756.jpg最後が「御三間(おみま)」です。七夕や盂蘭盆会など内向きの行事に使われた所です。

1709年(宝永6年)に御常御殿の一部が独立したもので、七夕などの内向きの行事に使用され、1860年(万延元年)に、祐宮(さちのみや)(後の明治天皇)が八歳の時、成長を願う儀式「深曽木の儀(ふかそぎのぎ)」がここで行われました。

IMG_3758.jpgIMG_3761.jpgIMG_3762.jpg9時55分頃に、参観コースから出てきました。家族は初めてのようで喜んでくれましたし、私も久し振りの京都御所を楽しめました。

IMG_3770.jpg何度か、ここの「休憩所」には入ってますが、見事に椅子がありません。新型コロナウイルスの感染予防からでしょう。

10時過ぎに「清所門」から出て行きました。約1時間かけて、ゆっくり鑑賞させてもらいましたし、以前のような団体行動ではないので、自分のペースで回れるのが何より良いです。次に「京都御苑 中立売休憩所」に向かいました。

IMG_3777.jpgIMG_3790.jpgIMG_3789.jpgIMG_3787.jpg事前に調べてて、リニューアルされたようなことが書いてあったので、当初の予定どおり寄ってみました。

IMG_3784.jpgIMG_3778.jpgIMG_3779.jpgIMG_3781.jpgここで食事も出来ますが、まだ時間が早かったので「グリーンティ」(放香堂茶師10段監修・400円)をいただきました。

空いていたので、ソーシャルディスタンス・・・家族で、テーブル毎に座って、好きな物をいただいた次第です。ここはセルフでしたね。

IMG_3785.jpg帰りに家族は、いろいろ買い物してました。我が家も少しばかり買いましたが・・・それと「幕の内弁当」も買って帰りました。

IMG_3791.jpgIMG_3794.jpgIMG_3793.jpg休憩したあと「中立売御門」近くにある、「京都御苑 中立売駐車場」に戻りました。ご覧のようにガラガラです。

「京都御苑 中立売駐車場」で精算すると、9時3分~10時33分で、800円でした。私は、ここで帰りました。そして家に着いてからお弁当を食べたんですが・・・。

IMG_3795.jpgIMG_3797.jpgIMG_3798.jpg帰ってから「京都御苑 幕の内弁当」を暖めずに、いただきました。凄く美味しかったです

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IMG_3813.jpgIMG_3814.jpg私が買って帰ったのは、若菜屋さんの「栗子点心(りぃつてんしん)」でした。天津栗を栗納豆に仕上げましたもので、一粒ずつかわいらしいおひねりにしてあります。

お弁当もお菓子も美味しかったです。リニューアルされ、お店もいろいろあるので、また京都御苑に行った際には寄りたいと思えましたね。

【京都御苑 中立売休憩所】

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