史跡名勝庭園のある妙心寺塔頭 桂春院へ
大心院のあと、妙心寺の境内を東から西へと一周するつもりでしたが、妙心寺塔頭 桂春院の前を通ったら、何気なく抹茶とお菓子をいただこうと思い入ってみました。
9時56分に「山門」前に着きました。2020年(令和2年)4月6日に桜を見に入って以来です。


山門を入って左手の「庫裏」から入ります。入ると右手に「拝観受付所」があって、拝観料400円とお茶席代500円を納めます。
お寺の方から「お茶は拝観終わってからにされますか?」と聞かれたので、その通りでお願いし堂内に入って行きました。なお、ここで手指消毒をしますが、同時に体温も測れる優れものでした
。それでは桂春院には、3つの異なる庭園が楽しめますが、最初の見る庭園は・・・?。

「清浄(しょうじょう)の庭」です。写真手前の井筒から紀州の奇岩・巨石を直立に配した枯瀧の石組で、流れ出る川を表現しているとか。

ここが「茶席」です。拝観後に、ここでお菓子をいただくので、先に進みます。

書院から茶室「既白庵(きはくあん)」に至る露地庭園が「侘の庭」です。小堀遠州の高弟と伝わる玉淵坊(ぎょくえんぼう)の作庭と伝わります。


次が「方丈(本堂)」の東側にある斜面を巧みに利用した「思惟の庭(しいのにわ)」です。左右の築山に十六羅漢石、中央の礎石を座禅石に見立てた庭園です。


3つの異なる庭園の最後は、「方丈(本堂)」南側にある「真如の庭」で、ここにはキリシマツツジが咲いていました。方丈南側の崖に躑躅の大刈り込みで覆われ、1㍍以上も低い平坦地に皐・霧島躑躅・馬酔木が植っています。
次は、方丈内を見ていきます。最初の部屋にある「床の間」の彫刻は「釈迦如来、多宝如来二仏併坐像」で、佐々木宗瑛 謹刻と書いてありました。
次の間の襖絵は、狩野山雪筆「芦原に落雁」と「雪竹に茅屋の図」でした。本物かどうか真意は分かりません。

仏間正面の襖絵は狩野山雪筆「金碧松三日月」です。左右の襖絵は狩野山雪筆「山水、枯木に鴉 芦に泊まり船」と書いてありました。ただ、前に訪問したときは、室内は撮影禁止でしたが解禁されたのでしょうね。
最後の間には、狩野山雪筆「老松に滝根笹の図」ですが、現在修復作業中だそうです。

ここでスリッパに履き替えて、方丈から庭に降りて行きました。以前に比べ、スリッパが履き心地良くなってましたね。







今日はスリッパを履いて、裏庭の行ける所まで行ってみると・・・「方丈(本堂)」東側の「思惟の庭(しいのにわ)」に出てきました。まさか、ここまで行けるとは思ってもみなかったです
。


再び「方丈(本堂)」に上がる前に、キリシマツツジを撮りました。方丈南側の崖を躑躅の大刈り込みで覆い、その向こうは一段低くなって、楓の樹木に覆われています。




再び「茶席」に戻ってきたら、お菓子が運ばれて来ました。ここのお菓子は鼓月さんのものです。
この茶席の奥、この襖の奥に秘密の茶室「既白庵(きはくあん)」があって、2016年(平成28年)4月23日の「春の京都禅寺一斉拝観」で見せて貰いました。


帰りも「清浄(しょうじょう)の庭」を通って、庫裏から外に出て来ました。山門には10時17分に出て来ましたが、この間には誰も来られ無かったです。
このあと妙心寺の石畳の境内を北門まで行き、そこから下って行き、大庫裏の横を通って大心院近くの東海庵まで歩きました。ほぼ境内を一周したことになります。

このあと、ゆっくり歩いて10時33分に「妙心寺第二駐車場」まで戻り、出て行きました。
ここの庭園は綺麗で、最近では2020年(令和2年)4月6日に行ってますし、茶室の特別公開があった2016年(平成28年)4月23日、見事な紅葉が見られたりして、私はここの庭園が好きで、また時間をおいて訪問したいと思います。
【妙心寺塔頭 桂春院】





お寺の方から「お茶は拝観終わってからにされますか?」と聞かれたので、その通りでお願いし堂内に入って行きました。なお、ここで手指消毒をしますが、同時に体温も測れる優れものでした









































このあと妙心寺の石畳の境内を北門まで行き、そこから下って行き、大庫裏の横を通って大心院近くの東海庵まで歩きました。ほぼ境内を一周したことになります。


ここの庭園は綺麗で、最近では2020年(令和2年)4月6日に行ってますし、茶室の特別公開があった2016年(平成28年)4月23日、見事な紅葉が見られたりして、私はここの庭園が好きで、また時間をおいて訪問したいと思います。
【妙心寺塔頭 桂春院】
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