ネット予約を始められた世界文化遺産 西芳寺 苔寺へ

「地蔵寺(竹の寺)」を急いで見て回り、それから2004年(平成16年)9月28日以来の「西芳寺(苔寺)に向かいました。前回来た時は、時間通りに開門して、皆で本堂に入り全員でお経を唱えたあと、写経を済ませた人から庭園の拝観となりました。以前から庭園だけの拝観はされていません。この日も写経は書いてあったので、事前に筆ペン(細筆)を購入し、少しだけ予行演習してきました。これも写経を書いたあと、直ぐに庭園に行くためでしたが・・・?。

IMG_7893.jpgIMG_7730.jpgIMG_7731.jpg先ずは、西芳寺川に架かる「大歇橋(だいけつきょう)」に10時20分頃に着きました。その先には「総門」がありますが、ここは出入りできません。

1977年(昭和52年)から事前申込みによる少人数参拝制となりました。それまでは、この総門から拝観者は入っていたそうです。

IMG_7732.jpgIMG_7733.jpgIMG_7734.jpgIMG_7735.jpgIMG_7736.jpg総門から西芳寺川の上流に向かって歩いて行きます。すると次に「邀月橋(ようげっきょう)」があるので、そこを渡り「衆妙門」から境内に入ります。

10時23分に門を入ると、左手に受付がありました。そこでWEB予約した際の番号を見せると名前を確認され、そこで拝観料4000円を納めます。すると記念品として西芳寺特製の筆ペンを貰いました。

IMG_7737.jpg受付で「本堂に上がって写経をし、終われば庭園に行って下さい」と言われました。前回と違うシステムに変わっているのか、コロナ禍のため変わったのか、真意は不明です。

従来どおりの往復葉書での申込みは、お一人3000円です。WEB予約は4000円ですが、直前の日程が決められる点が良いですね。ただ、拝観料の4000円は痛いです。そう度々はやっぱり行けないですね

IMG_7738.jpgIMG_7739.jpg受付を済ませたら、言われたとおり「本堂」に向かいます。驚いたことに、既に多くの方が本堂で写経されている姿が見えました。

IMG_7740.jpgIMG_7741.jpgIMG_7742.jpgIMG_7743.jpg入口で案内があったとおり、本堂に入るのに「休憩所」の横を回り込んで入ります。このとき10時25分でしたが、既に写経を終えて庭園に向かわれる方とすれ違いました。

IMG_7744.jpg何時に入られたのか考えていたら「宗務所」の玄関前に着きました。ここから靴を脱いで入ります。既に20名から30名ぐらいの靴が、そこにありました。

IMG_7745.jpg玄関を入ると、右手に朱印の受付がありました。2004年(平成16年)に来た時と同じですね。入ると写経用紙をいただき早速写経にとりかかりました。

こちらでは、延命十句観音経の写経です。薄く書かれた経文をなぞって書くので簡単です。それと事前に筆ペン(細筆)を用意しておいたのも良かったです。

IMG_7746.jpg書き終わると、本堂前にお供えしお参りしました。ご本尊は、阿弥陀如来が祀られていました。この本堂は、1969年(昭和44年)に再建されたもので、西来堂(さいらいどう)と言います。なお、堂内は撮影禁止でした。

IMG_7747.jpgIMG_7748.jpg庭園に行く前に、先に本堂前の「蓮の花」を見に行きました。案内では古代の蓮の花とありましたが、見頃は少し先のようです。

IMG_7750.jpgIMG_7751.jpgIMG_7752.jpg蓮の花をみたあと、いよいよ庭園に入ります。庭園は方丈の横から入りますが、既に10名程度先に入られてますね。

IMG_7753.jpgIMG_7754.jpgIMG_7755.jpgIMG_7756.jpgIMG_7757.jpgそして、一面苔に覆われた庭園に入ってきました。自前の筆ペンで「写経」を早く済ませたので、まだ庭園内の人は少ないです。これからゆっくり見て行きます。

西芳寺 苔寺は臨済宗の単立寺院。山号を洪隠山(こういんざん)といいます。1994年(平成6年)には世界文化遺産に登録されました。奈良時代、第45代聖武天皇の詔により、行基菩薩が開山した古刹で、平安時代初期には弘法大師が一時住し、鎌倉時代初期には法然上人が浄土宗に改宗。浄土宗信仰の道場とした伝わります。その後、兵乱による荒廃の後、1339年(暦応2年)に第96代後醍醐天皇、室町幕府初代将軍足利尊氏の深い帰依を受けた当時の高僧であり作庭の名手でもあった夢窓國師が禅寺として再興しました。

この綺麗な苔の庭を、これから写真を撮りまくりました。時間内では何周してもかまいません。先ずは少ない拝観者の間に写真を撮って行きますが・・・つづく。

【西芳寺 苔寺】

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