京都洛西の名庭 世界文化遺産 西芳寺 苔寺へ
「西芳寺(苔寺)では、従来の往復葉書での拝観予約を、6月からWEB予約を始められました。ただ往復葉書では拝観料3000円が、WEB予約では4000円となります。ただでさえ高額の拝観料ですが、久しく行って無かったこともあって、4日前に予約し来て見たわけです。拝観内容は、以前と同様に庭園見学の前に写経を行いますが、全員で集まってお経を唱え一斉に写経する・・・のと違い自由に行動できようになりましたね。私は、延命十句観音経の写経を自前の筆ペンを使って早々に書き終え、それを本堂に納めお参りを済ませてから庭園に向かいました。
庭園は、夢想国師自ら作庭し、枯山水石組みの上段の庭と、心の字を形どる黄金池を中心とした池泉回遊式の下段の庭から成る。当時から既に天下の名園として名高く、足利義満や義政をはじめ、西芳寺を訪れて坐禅に励んだ者も多く、後に開山される金閣寺や銀閣寺など、室町時代を代表する庭園の原型になったといわれています。35000㎡に達する庭園は、国の特別名勝及び史跡に指定されており、よく昔の面影を伝える名庭とうたわれている。120余種の青苔に一面が覆われ、広く「苔寺」の名で親しまれている。
10時34分頃に庭園に入ってきました。前途したとおり10数名の方が先に入られてますが、まだまだ空いてます。綺麗な苔庭を見ながら黄金池を反時計回りで巡ります。
歩き始めると、右手の奥に「少庵亭」が見えて来ましたが、これ以上は近づくことはできません。
この日予約したのは、雨を期待したからです。ただ週間天気予報が外れて雨はありませんでした。降ったら苔が綺麗だったんじゃないかなぁ・・・と。
綺麗な苔を見ながら進むと前途した「少庵亭」に近づいたので、望遠で撮ったみました。少庵亭は多分、千少庵だと思います。詳しくは後程。
その先の門は、「中門」です。予約拝観が始まる前は、この門から出入りしていたのでしょう・・・多分。
ここで、遠くに茶室「湘南亭」(重要文化財)が見えてきました。前回、ここで家族写真を撮ったので覚えています。
この茶室を観察すると、屋根は杮葺き、池に面して入母屋造を形成する。北に張り出した月見台が特徴で、月見台北の黄金池には「朝日の清水」という泉が湧いてるそうです。
茶室「湘南亭」(重要文化財)は、豊臣時代に千利休の養子にして女婿の千少庵(せんのしょうあん)が桃山時代に建築したもので、明治維新の際に岩倉具視が一時隠棲し、幕府の難を逃れました。
苑路を進むと、多分この辺りでしょう「朝日の清水」が沸いているとされる所は・・・?。
一面、苔に覆われた庭園を写真を撮りながら苑路を歩いていると、次に黄金池に浮かぶ「長島(霞形中島)」が見えて来ました。
この時、何気なく撮った写真を調べたら、長島にある「三尊石組」でした。左右の石は「立てる」というより伏せた姿になっています。今は、苔に覆われて良く見えないですね。
次に、「長島(霞形中島)」に架かる木橋までやって来ました。木立の間から見る苔むした木橋も綺麗ですね。
写真では見えてませんが、この黄金池に多くのオタマジャクシが居ました。すでに後ろ足は出てましたが、大きかったです。市内では見ることがないので、暫く様子を見てました。
この大きな石の向こうには「鶴島」が見えています。島といっても、石組みのようですが・・・。
ここまで来ると、「夕日ヶ島」に架かる木橋が見えています。それと、この辺りから苔の種類が変わったように思えました。(120種類もあるので当然かなぁ)
その向かいに「潭北亭」があって、陶芸家の真清水蔵六(ましみずぞうろく)が1928年(昭和3年)に寄進した茶室で、丸窓から見る黄金池は風情があるそうです。
ここから「夕日ヶ島」にある「鎮守堂」が見えました。さきほど、鶴島の奥にも見えてしまたね。
黄金池の東側から北側に入ると、前方に舟が見えます。ただ船着場では無いようです。このあと、黄金池から離れます。
前回(2004年(平成16年)9月28日)の記憶では、このあと門があって石段を登る筈です。たしか「上段の庭」と呼ばれる、苔の庭と違った表情を見せてくれます。つづく。
【西芳寺 苔寺】
庭園は、夢想国師自ら作庭し、枯山水石組みの上段の庭と、心の字を形どる黄金池を中心とした池泉回遊式の下段の庭から成る。当時から既に天下の名園として名高く、足利義満や義政をはじめ、西芳寺を訪れて坐禅に励んだ者も多く、後に開山される金閣寺や銀閣寺など、室町時代を代表する庭園の原型になったといわれています。35000㎡に達する庭園は、国の特別名勝及び史跡に指定されており、よく昔の面影を伝える名庭とうたわれている。120余種の青苔に一面が覆われ、広く「苔寺」の名で親しまれている。
10時34分頃に庭園に入ってきました。前途したとおり10数名の方が先に入られてますが、まだまだ空いてます。綺麗な苔庭を見ながら黄金池を反時計回りで巡ります。
歩き始めると、右手の奥に「少庵亭」が見えて来ましたが、これ以上は近づくことはできません。
この日予約したのは、雨を期待したからです。ただ週間天気予報が外れて雨はありませんでした。降ったら苔が綺麗だったんじゃないかなぁ・・・と。
綺麗な苔を見ながら進むと前途した「少庵亭」に近づいたので、望遠で撮ったみました。少庵亭は多分、千少庵だと思います。詳しくは後程。
その先の門は、「中門」です。予約拝観が始まる前は、この門から出入りしていたのでしょう・・・多分。
ここで、遠くに茶室「湘南亭」(重要文化財)が見えてきました。前回、ここで家族写真を撮ったので覚えています。
この茶室を観察すると、屋根は杮葺き、池に面して入母屋造を形成する。北に張り出した月見台が特徴で、月見台北の黄金池には「朝日の清水」という泉が湧いてるそうです。
茶室「湘南亭」(重要文化財)は、豊臣時代に千利休の養子にして女婿の千少庵(せんのしょうあん)が桃山時代に建築したもので、明治維新の際に岩倉具視が一時隠棲し、幕府の難を逃れました。
苑路を進むと、多分この辺りでしょう「朝日の清水」が沸いているとされる所は・・・?。
一面、苔に覆われた庭園を写真を撮りながら苑路を歩いていると、次に黄金池に浮かぶ「長島(霞形中島)」が見えて来ました。
この時、何気なく撮った写真を調べたら、長島にある「三尊石組」でした。左右の石は「立てる」というより伏せた姿になっています。今は、苔に覆われて良く見えないですね。
次に、「長島(霞形中島)」に架かる木橋までやって来ました。木立の間から見る苔むした木橋も綺麗ですね。
写真では見えてませんが、この黄金池に多くのオタマジャクシが居ました。すでに後ろ足は出てましたが、大きかったです。市内では見ることがないので、暫く様子を見てました。
この大きな石の向こうには「鶴島」が見えています。島といっても、石組みのようですが・・・。
ここまで来ると、「夕日ヶ島」に架かる木橋が見えています。それと、この辺りから苔の種類が変わったように思えました。(120種類もあるので当然かなぁ)
その向かいに「潭北亭」があって、陶芸家の真清水蔵六(ましみずぞうろく)が1928年(昭和3年)に寄進した茶室で、丸窓から見る黄金池は風情があるそうです。
ここから「夕日ヶ島」にある「鎮守堂」が見えました。さきほど、鶴島の奥にも見えてしまたね。
黄金池の東側から北側に入ると、前方に舟が見えます。ただ船着場では無いようです。このあと、黄金池から離れます。
前回(2004年(平成16年)9月28日)の記憶では、このあと門があって石段を登る筈です。たしか「上段の庭」と呼ばれる、苔の庭と違った表情を見せてくれます。つづく。
【西芳寺 苔寺】
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