世界文化遺産 教王護国寺(東寺)「秋期特別公開」へ
3連休を利用して2年振りに帰って来た東京の家族も、9月20日(月・祝)には東京へ帰ります。前日に「京都駅まで送って」と頼まれたこともあって、世界文化遺産 教王護国寺(東寺)に寄ってから京都駅へ送るコースで実家を出発。通い慣れた東寺ですが、3月30日(火)に満開の桜を見に来て以来ですし、京都生まれの東京の家族は、「行ったことが無い」らしいです
。
やっぱり3連休ですね、駐車場には多くの車が止まっています。係の方より2時間までと聞きましたが、2時間も止めたら新幹線に乗り遅れてしまうので心配無用です
。
「拝観受付所」で、共通券の話しを聞いたのでそれにしました。本日から「秋期特別公開」(9月20日~10月29日)が始まり、「金堂・講堂、宝物館、観智院」が共通で1000円でした。
私は、何度か行っているので東寺だけでも良かったけど、観智院も見せたかったので、それにしました。それに宝物館も今日から開いたので、ちょうど良かったかも知れません。
入ると「不二桜」と国宝五重塔を撮りました。数年前にカラスの害で枝がイマイチになりましたが、来年はどうでしょうか。
樹齢135年の紅枝垂れ桜です。名前の「不二桜」は、弘法大師空海の"不二のおしえ"から命名されました。
瓢箪池越しの五重塔ですが、紅葉ライトアップは、それはそれは見事な紅葉と五重塔が見られました。


境内の東南角に国宝「五重塔」が建っています。この日は初層公開日で無かったのが残念でしたね。日本一の高さ・・・木造塔で、54.8㍍は実感してもらえかと思います。
五重塔の前にある「瓢箪池」を東側から回り込んで、正面から五重塔を捉えたら良かったですが、時間の都合で次へと向かいます。


次に向かったのが国宝「金堂」です。東寺の見所は実は仏像なんですね。堂内は撮影禁止で、2014年(平成26年)に貰ったポストカードから。(現在もあるかどうかは不明
)
堂内の中央には、重要文化財の「薬師如来坐像」、その台座には「十二神将」が祀られています。また左右に脇侍の「日光菩立薩」「月光菩立薩」が安置されており、ともに重要文化財に指定されています。2015年東寺秋季特別公開で、灌頂院にて「十二神将のすべて」と題し、1体づつ360°見られたことを思い出しました。

次に金堂の北側にある重要文化財に指定されている「講堂」に入ります。こちらの仏像郡は圧巻です
。
講堂は仏像による立体曼荼羅の空間です。須弥壇中央に、重要文化財に指定されている「大日如来坐像」を中心にした「五智如来」(阿閦(あしゅく)菩薩、宝生(ほうしょう)菩薩、阿弥陀菩薩、不空成就(ふくうじょうじゅ)菩薩が。西にすべて国宝の「五大明王」(中央に不動明王を中心に、降三世明王(ごうざんぜみょうおう)、軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)、大威徳明王、金剛夜叉明王を安置。東に、すべて国宝の「五大菩薩」(中央に金剛波羅蜜多菩薩を中尊とし、金剛薩埵菩薩、金剛宝菩薩、金剛法菩薩、金剛業菩薩が安置されています。堂内の四方には、すべて国宝の「持国天立像」「梵天坐像」「多聞天」(東側)、「増長天立像」「帝釈天半跏像」「広目天」(西側)を安置。
共通券を買ったので、三箇所回るのため10時21分に「金堂・講堂」エリアを出て行きました。
有料エリアに出たら、向かいの「食堂」に寄りました。ここは無料で入れます。堂内には「第15回 観瀾斎作品展」をやっていたので、見せて貰いました。
食堂は、1930年(昭和5年)12月21日に火災に遭い焼失。本尊の千手観音菩薩立像は破損しましたが焼失は免れ大修理の結果、現在は宝物館で安置されています。3㍍を越す四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)も焼失し、破損したお姿で現在のご本尊「十一面観音菩薩」を守護しています。

次に、今日から開館した「宝物館」に10時27分入りました。私は何度も来てますが、展示品は入替があるのでゆっくり見せて貰います。
この秋の公開では「東寺の星マンダラ」と題して、星や北斗法に関する曼荼羅や仏画、仏像などに焦点を当て、重要文化財密教図像や北斗曼荼羅などが展示されており、ゆっくり鑑賞させて貰いました。そして2階ホールでは・・・?。
先の食堂で知ったことで、重要文化財に指定されている、高さ6㍍もの「千手観音菩薩立像」(木造漆箔・平安時代)は圧巻です。前途したとおり火災に遭いながら修復され蘇ったですね。他に元は羅城門楼上に置かれていた伝わる国宝「兜跋(とばつ)毘沙門天像」(唐時代)、重要文化財「地蔵菩薩立像」(平安時代)、国宝「密教法具」、重要文化財「五重小塔」(鎌倉時代)などがありました。
宝物館を10時42分に出ました。普段はもっとあっさり見るんですが、東京の家族のスピードに合わせました
。次も共通券で入れる観智院に向かいます。
【教王護国寺(東寺)】
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【東寺 宝物館】


やっぱり3連休ですね、駐車場には多くの車が止まっています。係の方より2時間までと聞きましたが、2時間も止めたら新幹線に乗り遅れてしまうので心配無用です


私は、何度か行っているので東寺だけでも良かったけど、観智院も見せたかったので、それにしました。それに宝物館も今日から開いたので、ちょうど良かったかも知れません。











堂内の中央には、重要文化財の「薬師如来坐像」、その台座には「十二神将」が祀られています。また左右に脇侍の「日光菩立薩」「月光菩立薩」が安置されており、ともに重要文化財に指定されています。2015年東寺秋季特別公開で、灌頂院にて「十二神将のすべて」と題し、1体づつ360°見られたことを思い出しました。




講堂は仏像による立体曼荼羅の空間です。須弥壇中央に、重要文化財に指定されている「大日如来坐像」を中心にした「五智如来」(阿閦(あしゅく)菩薩、宝生(ほうしょう)菩薩、阿弥陀菩薩、不空成就(ふくうじょうじゅ)菩薩が。西にすべて国宝の「五大明王」(中央に不動明王を中心に、降三世明王(ごうざんぜみょうおう)、軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)、大威徳明王、金剛夜叉明王を安置。東に、すべて国宝の「五大菩薩」(中央に金剛波羅蜜多菩薩を中尊とし、金剛薩埵菩薩、金剛宝菩薩、金剛法菩薩、金剛業菩薩が安置されています。堂内の四方には、すべて国宝の「持国天立像」「梵天坐像」「多聞天」(東側)、「増長天立像」「帝釈天半跏像」「広目天」(西側)を安置。


食堂は、1930年(昭和5年)12月21日に火災に遭い焼失。本尊の千手観音菩薩立像は破損しましたが焼失は免れ大修理の結果、現在は宝物館で安置されています。3㍍を越す四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)も焼失し、破損したお姿で現在のご本尊「十一面観音菩薩」を守護しています。


この秋の公開では「東寺の星マンダラ」と題して、星や北斗法に関する曼荼羅や仏画、仏像などに焦点を当て、重要文化財密教図像や北斗曼荼羅などが展示されており、ゆっくり鑑賞させて貰いました。そして2階ホールでは・・・?。
先の食堂で知ったことで、重要文化財に指定されている、高さ6㍍もの「千手観音菩薩立像」(木造漆箔・平安時代)は圧巻です。前途したとおり火災に遭いながら修復され蘇ったですね。他に元は羅城門楼上に置かれていた伝わる国宝「兜跋(とばつ)毘沙門天像」(唐時代)、重要文化財「地蔵菩薩立像」(平安時代)、国宝「密教法具」、重要文化財「五重小塔」(鎌倉時代)などがありました。
宝物館を10時42分に出ました。普段はもっとあっさり見るんですが、東京の家族のスピードに合わせました

【教王護国寺(東寺)】
【東寺 宝物館】
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