有名な「床モミジ」を見に 岩倉 実相院門跡へ

貴船神社を出て、次に今日の目的地である大原に向かうところ、まだ時間が早かったこともあって、岩倉 実相院門跡に寄って行くことにしまた。前回は、夏の猛暑の2018年(平成30年)8月3日に来てました。

IMG_1171.jpg9時35分に、実相院門前の駐車場に着きました。ここは紅葉の時期を外せば門前の無料駐車場に止めることはできるでしょう。

IMG_1144.jpg今日は、祝日(秋分の日)のためか「四脚門」には、日本国旗が掲揚されています。友人が十数年ほど来て無いので寄ってみました。

IMG_1145.jpgIMG_1167.jpgIMG_1166.jpg四脚門の表門を入り正面に「車寄」の玄関があって、そこの左手に拝観受付所があって、拝観料500円を納めます。

ここに来たら、いつも言われることで「室内の写真は禁止です。写真は庭のみです。」と。あの有名な床モミジの写真もNGということ。ただ、こちらは写真は撮れませんが襖絵は見応えあります。

1229年(寛喜元年)近衛基通(このえもとみち)の孫、静基(じょうき)によって創建され、1411年(応永18年)に現在地に落ち着いた。寛永年間(1624~44)、足利義昭の孫にあたる足利義尊(あしかがよしたか)が入寺。その後、江戸時代に第111代・後西天皇 (ごさいてんのう)の皇子義延親王(ぎえんしんのう)が入寺。以来、宮門跡が続く。四脚門、御車寄せ、客殿などは江戸時代中期に東山天皇中宮承秋門院の旧殿を移築したものである。数少ない現存する女院御所の遺構。狩野派の襖絵を多く蔵し池泉廻遊式の庭と広大な白砂の石庭が見ごたえ十分の古刹。床に映る「床もみじ」が有名。

実相院の本尊は「花鳥の間」にある、鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王です。襖絵は狩野永敬の「花鳥図」が見られます。「七仙人の間」では、襖絵は京狩野四代目、狩野永敬の「群仙図」です。そして「滝の間」で床モミジ(床みどり)が見られるわけです。

EPSON101aa.jpg前回購入したポストカードです。ここの襖絵は狩野派・狩野永信筆によるものでした。

他に「つるの間西側」には、「群鶴図襖(狩野派)」が、「牡丹の間」では、「竹に虎図杉戸(狩野派)」が見られました。このあとは写真撮影が可能な庭園の見学です。

IMG_1146.jpgIMG_1147.jpg客殿の西側から書院との間に「池泉回遊式庭園」が広がっており、ここで初めて写真を撮りました。ここでも「シュウカイドウ(秋海棠)」が咲いてました。

IMG_1148.jpgIMG_1149.jpgIMG_1150.jpgIMG_1152.jpgIMG_1154.jpgIMG_1155.jpg秋紅葉では、ここは真っ赤に染まります。書院は通常非公開ですが、ここ最近は特別公開がありません。

IMG_1156.jpgIMG_1157.jpg次に新しい庭園を見に入ります。「こころのお庭」と呼ばれる日本国を表現した石組みと苔です。

島を囲む海に立つ三つの木製のオブジェは波を表している。表面は杉皮が施され、後ろ側に盛り土をし、その表面を白砂で覆っている。江戸時代からつづく「御庭植治」の12代・小川勝章氏監修のもと、2013年(平成25年)春から2014年(平成26年)秋にかけて市民参加により作庭されたものです。

IMG_1158.jpgIMG_1160.jpgIMG_1161.jpgIMG_1162.jpg座布団がありますが、まともに陽を受けるので暑くて座れないです。借景の比叡山は見えませんね。

IMG_1163.jpgIMG_1164.jpg庭園の東側から北側に移動して客殿に入りました。2018年(平成30年)8月3日に来た時は、暑すぎて板の間が熱くて歩けないほどでした。

IMG_1165.jpg友人が庭園を鑑賞している間に、私はビデオ鑑賞してました。正面の床モミジは写真パネルです

IMG_1168.jpgIMG_1170.jpg9時51分に、ここを出てきました。本来なら岩倉具視幽棲旧宅も近いんですけど、緊急時代宣言下で休館中でした。

次は、大原を目指します。多分、大原も涼しいでしょう

【岩倉 実相院門】

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