洛北の新緑、紅葉の名所として知られる古知谷 阿弥陀寺へ

帰命山 蓮華寺を出て若狭街道を北上し、大原の里に入りました。ただ車は大原三千院を通過し、若い頃先輩に連れて行って貰った「京都大原パブリックコース」も通過したら、標識は何も出てませんが山側の側道に左折します。こちらが若狭街道の旧道なんです。京都バスはこちらを通ります。何度も通ってる友人ならで、ほどなくすると今日の目的地である「古知谷 阿弥陀寺」に着きました。

2020年(令和2年)12月20日に来たんですが、その日は雪が舞っていたためか、元々冬期は閉鎖されていたのか知りませんが門が閉まってて入れませんでした。それで本日、リベンジで来た訳です。

IMG_1264.jpgIMG_1261.jpg古知谷 阿弥陀寺の入口には竜宮門風の「山門」があって、その横に駐車場がありますが、ここから歩いて登るのは酷なことで、車で登って行きます。

IMG_1204.jpgIMG_1205.jpg上には車を止めるスペースが数台しかありません。もし塞がっていたら再び降りるしかないでしょう。今日は友人の車が止められる1台だけスペースありました。

下の駐車場から上の駐車場までの道のりは大変狭いです。私らが登って行ったとき、上から1台降りて来られ離合に苦労しましたし、帰りの下りの時は、2台も擦れ違うことに・・・友人の運転技術のたまものです。

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この樹齢800年の楓の古木は、京都市天然記念物に指定されています。大原の里10名木「古知谷のカエデ」と書いてありました。

IMG_1209.jpgIMG_1210.jpg最後は、この狭い石段を登ります。なお、正面に見えているのが書院で、崖にセリ出ている懸崖造りで建っているが「瑞雲閣」です。

石段を登り切ると、右手に「拝観受付所」があって、拝観料500円と御朱印代300円を納めます。朱印は帰りに受け取るシステムでした。

IMG_1213.jpgIMG_1218.jpg堂内に入るのは後回しにし、先に「本堂」の外観を撮りました。後程、堂内に入ってお参りします。

IMG_1215.jpgこちらが、下から見た懸崖造りで建っている茶室瑞雲閣」で、非公開でした。入れても怖いですね

IMG_1219.jpgIMG_1221.jpgIMG_1222.jpgIMG_1224.jpg最初に「書院」に入ります。特別公開でも無いので何も無いので、ここはあっさり通過です。(特別公開時には寺宝が展示される場合もあります)

IMG_1226.jpgIMG_1229.jpg5月中旬にはこの前庭に九輪草が咲くそうで、京都府の準絶滅危惧種に指定されています。赤紫、ピンク、白、黄色など、600株が可憐な花を咲かせます。

IMG_1227.jpgIMG_1228.jpgIMG_1230.jpgIMG_1232.jpg渡り廊下を通って、次に「弾誓上人石廟」に入りました。入ると奥に岩の洞穴があって、そこに御廟がおかれてます。そして案内を読んで驚きました。

この奥にある岩屋は、ここで修行されていた僧侶により掘られたもので、正面に置かれている石館は信者の人達によって収められたものです。開基弾誓上人は穀断ち塩断ちの末、松の実、松の皮を食べ体質を樹脂質化して後念仏三昧をもって生きながら石窟の二重の石館の中に入り念仏の声が聞こえなくなった時、空気穴を密閉し現在でも「ミイラ佛」として端坐合掌の相で安置されています。

IMG_1236.jpgこの案内文を読んでショックを受けました。このあと本堂に向かったですが、途中にあった宝物館を見損ねてしまいました

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本堂の正面は弾誓上人自作像が安置されており、両耳の後ろには上人の頭髪が今も残されています。そして右側に安置されているのは重要文化財に指定されている阿弥陀如来坐像です。

古知谷光明山(こちだにこうみょうざん)と号する浄土宗 知恩院派の寺である。1609年(慶長14年)弾誓(たんぜい)上人によって創建された如法(にょほう)念仏の道場である。上人は、尾張国(愛知県)に生まれ、九歳で出家し、諸国行脚ののち、当地に一宇を建立し、1613年(慶長18年)62歳の時、即身成仏となり没した。上人の遺骸(ミイラ佛)は、石棺に納められ、今も本堂の奥の開山窟に安置されている。本堂には、重文の阿弥陀如来座像及び本尊弾誓上人像は、上人が自ら刻んだといい、自分の髪を植えたので「植髪の像」と呼ばれ、安産守護の信仰を集める。宝物館には、上人の所持品及び大聖寺、有栖川、閑院などの各官家より賜った貴重な品々を展示している。

IMG_1244.jpgIMG_1245.jpg大原の山中に、このようなお寺があったとは知らなかったし来て見て良かったです。知ったのは九輪草でしたが、咲く時期を間違えてました

IMG_1246.jpgIMG_1248.jpgIMG_1249.jpg本堂から書院に戻り、玄関から出て行きました。上にも多くの車が止まってましたが、多分彼岸の中日のため墓参なんでしょう。

IMG_1217.jpgIMG_1250.jpgIMG_1251.jpgIMG_1252.jpgIMG_1254.jpgIMG_1256.jpg本堂から書院を通って外に出ました。それで本堂に奥まで行ってみましたが、何か工事されてました。鐘楼や石仏群なんかありそうでしたが、近づけないので・・・?。

IMG_1253.jpg本当裏には、何故か駕籠が吊されてます。由緒書きには有栖川宮・閑院宮両祈願所と書いてあったので、その関連でしょうか?。

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10時57分に、拝観受付所で朱印帳を受取り、降りて行きました。今日も貴船からよく歩いています。もう疲れました

11時6分に、竜宮門風の山門前を通って旧若狭道を通って帰りました。今日は、大原で寄って行く所があるので、そちらに向かいます。

【古知谷 阿弥陀寺】

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