「是什麼」を買いに妙心寺塔頭 退蔵院へ

妙心寺塔頭 養徳院を出て次に、9月19日(日)にも訪れた妙心寺塔頭 退蔵院を目指しました。まだ2週間しかたってませんが、退蔵院のInstagramで、10月2日(土)より、「是什麽」の中身が秋バージョンへ変更と書いてありました。土日限定のため、滅多に週末に出掛けることは無いので、良い機会かなぁ・・・と思い、寄って行こうと思った次第です

IMG_1452.jpgIMG_1450.jpg土曜日の10時10分に「山門」を入りました。お墓参りに数名が入って行かれましたが、拝観者はどうでしょうか?。

IMG_1398.jpgIMG_1399.jpg拝観受付所の前に、JAFカード呈示で50円引きと書いてあります。2週間前に行った時は完全に忘れてました。カードはスマホに入れているので、スマホ画面を見せ600円を550円にして貰いました

IMG_1400.jpgIMG_1401.jpg10月2日はガイドしながらでしたが、今日は一人、のんびりと見ていきます。いつものように「袴腰大玄関」(重文)をくぐると違った光景が入ってきました。

IMG_1402.jpgいつものように「方丈(本堂)」を見ると、桜の時期しか開かない扉が開いてます。それなら当然行くしかないです。

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いつもなら方丈脇しか見られない「元信の庭」が、方丈内から見られるような案内が葉ってあります。桜の時期なら分かるですが・・・?。

IMG_1403.jpgこの方丈は、応仁の乱後、1597年(慶長2年)に再建されました。禅と剣の道には精神的な共通点があり、江戸期には宮本武蔵もここに居して修行に励んだと伝わります。ご本尊として、当院開祖である無因宗因禅師(妙心寺第三世)が祀られています。

仏間は、通常拝観と同様に入れません。ただ、桜の時期は解放されるので入ることは出来ます。そして、次の部屋に入って見ると・・・?。

IMG_1404.jpgIMG_1409.jpg桜の時期では、大勢の方が方丈内に入られるので、こんな風景は見られません。通常で解放されたのか、期間限定かは不明ですが、ゆっくり散策です。

IMG_1408.jpgIMG_1407.jpg室町時代の画聖・狩野元信が作庭したと伝わる「元信の庭」を、こうして横から見る機会が無いので新鮮ですね。

IMG_1411.jpgここを出て、通常の方丈脇からも「元信の庭」を見てみました。今日は天気が良すぎて、写真的にはイマイチな感じです。

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本物は京都国立博物に寄託されている、国宝瓢鮎図」(複製)です。日本最古の水墨画で、画僧・如拙筆と伝わるものです。小さな瓢箪で、大きな鯰をいかに捕られるかと禅問答が書かれています。

IMG_1406.jpg最後に「書院」と「方丈」の間にある庭を撮りました。ここは普段なら見られない光景ですが、通常拝観されたら別ですけど。

IMG_1410.jpgIMG_1413.jpg次に「余香苑(よこうえん)」に向かいますが、振り向いて「方丈(本堂)」を撮ってみました。向かって左の襖が開いているのが分かります。

IMG_1414.jpgIMG_1415.jpgIMG_1447.jpg方丈から「余香苑(よこうえん)」に向かいます。入口には鯰の彫刻があるので、潜ってから撮りました。

IMG_1416.jpgIMG_1417.jpg白砂の「陽の庭」を超えると、ホトトギスが咲き始めてました。暑いけど秋は確実に来ています。

IMG_1419.jpg雲一つ無い青空に「余香苑」は見事なほど綺麗です。土曜日の10時過ぎで、こんな晴天で誰も居ないのは不思議ですね。

IMG_1421.jpg四阿の近くには萩の花が綺麗に咲いてます。

IMG_1422.jpg織部灯籠」の前には、彼岸花が2週間前には咲いていたのに、今日は何も無いです。

IMG_1423.jpg誰も居ないので「水琴窟」にも寄りました。音色だけは確認させて貰いました

IMG_1424.jpgIMG_1425.jpgIMG_1426.jpgIMG_1428.jpgIMG_1429.jpg天気が良すぎるので、正面から綺麗に撮れないかと思いましたが、ご覧のように青空に綺麗な庭園が映えてます。

IMG_1430.jpgIMG_1431.jpgIMG_1433.jpg最近、天龍寺曹源池庭園でも見た「ムラサキシキブ(紫式部)」が、ここでも紫の綺麗な実を付けてました。

IMG_1434.jpgIMG_1436.jpgIMG_1437.jpg最後に瓢箪池を優雅に泳ぐ錦鯉を撮りました。ここでは鯉の餌やりは無いようです。

IMG_1438.jpgIMG_1440.jpg今日は、土曜日です。茶席大休庵」も営業されてますが入りません。

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今日、ここへ来た目的である売店に行き「是什麼」(これなんぞ)を買いました。中にドライフルーツが入ってて、これは食べてからのお楽しみです

IMG_1444.jpgIMG_1445.jpgIMG_1446.jpg帰りに、黒砂の「陰の庭」を通ります。2週間前にも咲いていた花が、まだ咲いてます。

IMG_1449.jpgIMG_1451.jpg10時23分に山門から出て行きました。それで妙心寺第二駐車場に戻り帰った次第です。

IMG_1458.jpg是什麼」のお菓子は、老舗の老松さんが作られており大変美味しいです。お菓子にも瓢箪と鯰が描かれており、ドライフルーツはレーズンでした。

ここに来て知ったことで、退蔵院では2021年(令和3年)10月1日~2022年(令和4年)3月15日まで、通年で「一日1組限定 精進料理ランチ付きお部屋貸切プラン」を始められました。通常は非公開の隠れ茶室や方丈内部などを説明付で見られたり、料理は、妙心寺御用達・精進料理「阿じろ」より特別メニューをいただけるとあって、私には魅力があるので、現在検討中です

【妙心寺塔頭 退蔵院】

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