第56回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 仁和寺へ
1月25日(火)は、第56回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 仁和寺に行きました。通常拝観している世界文化遺産 仁和寺 御殿で、特別公開とは寺宝だろうなぁ・・・と思っていたところ、「建物内からの観賞式であった庭園に下りて特別回遊ルートで拝観できる」と書いてあります。それなら行ってみようと思いついたわけです。
年に何回かは訪れている仁和寺で、寺宝ぐらしか目新しいものがありません。しかし、庭園に降りたことは無いので、どんな風景が見られるのか期待はありました。
9時4分に「拝観受付所」に行き、拝観料は通常800円が1000円でした。ここで、拝観ルートの案内がありました。
通常拝観と異なる拝観コースは四箇所で、それは地図を貰いましたが、何度か来てるので見ずに先を急ぎます。
拝観料を納め「本坊表門」(重要文化財)から入ります。
表門を入ると右手にある「皇族門」が開いてました。ここが「ルート1」のコースで、ここを潜るのは初めてです。
ここから庭園を回遊できるのかと思いきや、直進門前まででした。ただ、この日は大変な冷え込みで、この“板”が凍ってて、滑る滑る・・・怖っ。
ここから「勅使門」と「五重塔」を捉えました。これぐらいかなぁ珍しいかったのは・・・。
「白書院」と「宸殿」も撮りましたが、黒書院が工事中とは知らなかったです。
下が滑るので、次に「大玄関」から御殿に入りました。ここでスリッパに履き替えます。
「白書院」に入って、南庭を見ると、1月21日に京都市に警報をもたらした大雪による雪がまだ残ってます。
強い冬型の気圧配置となった21日朝、京都市は午前10時の積雪が14㌢を記録。5年ぶりの積雪10㌢超で、観測史上10位の記録となりました。京都地方気象台は21日朝、京都市と京都府亀岡市に大雪警報を出されました。
室内には、「宮園 苺 絵画展」が開催中でした。アクリルや油彩、メディウム、金箔などを用いて鮮やかな色彩で表現されてます。
こちらから「ルート2」のコースで、雨天の場合は、ここから降りることができませんが、晴れているのに柵があって降りられません。
冷え込んで、下が凍っているからでしょう。先程「ルート1」で、滑りましたから。怖かったです。特別拝観の意味が無いけど仕方ないので、諦めて次へ向かいます。ただ、2019年(令和元年)11月7日の「御殿内の宸殿檜皮葺き替え工事」で降りたことがあるので、目新しいものでは無かったです。
黒書院が工事中のため、宸殿の南側を回り込みようなコースになってます。帰りも、このコースで戻ってくるしかありません。
「北庭」にやって来ました。ひょっとしたら、この庭に降りられるのかなぁ・・・と思ったんですが、違ってました。
「下段の間」「中段の間」にも、先の「宮園 苺 絵画展」の作品がありました。価格も表示されてて、びっくりするぐらい高額でしたね。
昨年の第34期竜王戦七番勝負 第2局は、ここ「上段の間」で行われました。豊島将之竜王に藤井聡太三冠が挑んだ戦いは、10月22日と23日の2日間でした。
残念ながら「ルート3」も、下が凍っているため、立入禁止です。初めて来られた人は酷でしたね。
通常拝観ルートの「霊明殿」まで行きました。1910年(明治43年)に、薬師如来と歴代門跡の位牌を祀る持仏堂として創建されたお堂です。
ここから「ルート4」の入口が見えました。こちらは外から、あの門を入って行くので後程です。
霊明殿から宸殿を撮りました。年末にはあれだけ多くの修学旅行生が来ていたのに、観光客も減りました。この日も1組2名と擦れ違っただけでした。
「ルート4」では、ここから見える築山に建つ茶室「飛濤亭(ひとうてい)」(重文)が見られます。
この日は「黒書院」に入れました。ただ、2月7日(月)からは完全に入れなくなるようです。
こちらにも、先の大雪の名残があります。京都市の北に位置する仁和寺は多くの雪が積もったことでしょう。
9時24分に、御殿を出ました。私より先に出られた1組の方は、霊宝館にでも行かれたのでしょう。
時代劇の撮影スポットである「中門」を入ります。
中門を入って左手にある御室桜苑の中を通ります。通常、桜の時期以外は閉鎖されている所ですが、今日は通ります。
そのまま西に進むと土手がありますが、この土手は御室桜満開時に、御室桜と五重塔をセットで撮れるので人気スポットになです。
突き当たりに門があるので、ここが「ルート4」の入口です。チケットを見せるのかなぁ・・・と思いましたが、ここには誰も居ませんでした。
この写真は門を出る時に撮ったものです。門を入ると左手に行くコースなんですけど、私は見落として・・・真っ直ぐ行ってしまいました。
真っ直ぐに、先程まで居た「霊明殿」が見えたので、そっちに行ってしまった訳です。この時間では誰も居なかったので、狭い苑路一方通行にされていたのでしょう。
ここまで来ると七代目小川治兵衛作の「北庭」が見えました。
そして、ようやく茶室「飛濤亭(ひとうてい)」(重文)が見えて来ました。最後に、小さな橋を渡りますが、これが怖かったですね。
「飛濤亭」前から「北庭」と「宸殿」を撮りました。ここから見る光景は初めてですね。
茶室「飛濤亭(ひとうてい)」(重文)は撮影禁止でした。ただ貴人口が開けられており、中まで覗けて良かったです。こちらは蹲踞でしょうか。
このポストカードは、2014年(平成26年)3月28日の会報「京の茶室」公演と世界遺産「仁和寺」文化財特別鑑賞で貰ったものか買ったものです。(覚えてない・・・)
帰りは、係の方に聞いて、本来の行きのコースで帰って行きました。
飛濤亭は第119代光格天皇遺愛の席と伝わる茶室です。天皇の茶室であることから躙り口のかわりに貴人口が設けられています。1937年(昭和12年)に重要文化財に指定されました。茶席は四畳半、続いて板の間に水屋が造られ、北側には長炉をつ勝手と土間があります。
滅多に入ることが出来ないエリアのため、じっくり鑑賞し出て行きました。
このあと、次の予定があるので、金堂や五重塔には寄らずに仁和寺を出て行くことに。先客の方とは霊宝館から出てこられ勅使門前で会いました。境内図を見てたので、ルート4を探されていたのかも。
9時42分に仁王門を出ました。予定より5分ほど早かったけど、これから次の目的地に向かいます。ちなみに京都観光協会のHPの紹介は、次のように書いてありました。
真言宗御室派の総本山で、世界文化遺産。代々皇室から住職を迎えた門跡寺院で、日本画家・原在泉や堂本印象の襖絵が残る「宸殿」「白書院」「黒書院」など「御殿」と呼ばれる建物群は、回廊で結ばれ御所に似た風情を漂わせる。今冬、七代目小川治兵衛作の「北庭」と白砂敷きの「南庭」からなる「仁和寺御所庭園」が、2021年3月に国の名勝に指定されたことを記念し、建物内からの観賞式であった庭園に下りて特別回遊ルートで拝観できる。築山に建つ茶室「飛濤亭」などもみどころ。
庭に降りられる・・・は微妙ですし、黒書院は工事中で入れないし・・・少しガッカリしたのは事実です。
【仁和寺 飛濤亭】
年に何回かは訪れている仁和寺で、寺宝ぐらしか目新しいものがありません。しかし、庭園に降りたことは無いので、どんな風景が見られるのか期待はありました。
9時4分に「拝観受付所」に行き、拝観料は通常800円が1000円でした。ここで、拝観ルートの案内がありました。
通常拝観と異なる拝観コースは四箇所で、それは地図を貰いましたが、何度か来てるので見ずに先を急ぎます。
拝観料を納め「本坊表門」(重要文化財)から入ります。
表門を入ると右手にある「皇族門」が開いてました。ここが「ルート1」のコースで、ここを潜るのは初めてです。
ここから庭園を回遊できるのかと思いきや、直進門前まででした。ただ、この日は大変な冷え込みで、この“板”が凍ってて、滑る滑る・・・怖っ。
ここから「勅使門」と「五重塔」を捉えました。これぐらいかなぁ珍しいかったのは・・・。
「白書院」と「宸殿」も撮りましたが、黒書院が工事中とは知らなかったです。
下が滑るので、次に「大玄関」から御殿に入りました。ここでスリッパに履き替えます。
「白書院」に入って、南庭を見ると、1月21日に京都市に警報をもたらした大雪による雪がまだ残ってます。
強い冬型の気圧配置となった21日朝、京都市は午前10時の積雪が14㌢を記録。5年ぶりの積雪10㌢超で、観測史上10位の記録となりました。京都地方気象台は21日朝、京都市と京都府亀岡市に大雪警報を出されました。
室内には、「宮園 苺 絵画展」が開催中でした。アクリルや油彩、メディウム、金箔などを用いて鮮やかな色彩で表現されてます。
こちらから「ルート2」のコースで、雨天の場合は、ここから降りることができませんが、晴れているのに柵があって降りられません。
冷え込んで、下が凍っているからでしょう。先程「ルート1」で、滑りましたから。怖かったです。特別拝観の意味が無いけど仕方ないので、諦めて次へ向かいます。ただ、2019年(令和元年)11月7日の「御殿内の宸殿檜皮葺き替え工事」で降りたことがあるので、目新しいものでは無かったです。
黒書院が工事中のため、宸殿の南側を回り込みようなコースになってます。帰りも、このコースで戻ってくるしかありません。
「北庭」にやって来ました。ひょっとしたら、この庭に降りられるのかなぁ・・・と思ったんですが、違ってました。
「下段の間」「中段の間」にも、先の「宮園 苺 絵画展」の作品がありました。価格も表示されてて、びっくりするぐらい高額でしたね。
昨年の第34期竜王戦七番勝負 第2局は、ここ「上段の間」で行われました。豊島将之竜王に藤井聡太三冠が挑んだ戦いは、10月22日と23日の2日間でした。
残念ながら「ルート3」も、下が凍っているため、立入禁止です。初めて来られた人は酷でしたね。
通常拝観ルートの「霊明殿」まで行きました。1910年(明治43年)に、薬師如来と歴代門跡の位牌を祀る持仏堂として創建されたお堂です。
ここから「ルート4」の入口が見えました。こちらは外から、あの門を入って行くので後程です。
霊明殿から宸殿を撮りました。年末にはあれだけ多くの修学旅行生が来ていたのに、観光客も減りました。この日も1組2名と擦れ違っただけでした。
「ルート4」では、ここから見える築山に建つ茶室「飛濤亭(ひとうてい)」(重文)が見られます。
この日は「黒書院」に入れました。ただ、2月7日(月)からは完全に入れなくなるようです。
こちらにも、先の大雪の名残があります。京都市の北に位置する仁和寺は多くの雪が積もったことでしょう。
9時24分に、御殿を出ました。私より先に出られた1組の方は、霊宝館にでも行かれたのでしょう。
時代劇の撮影スポットである「中門」を入ります。
中門を入って左手にある御室桜苑の中を通ります。通常、桜の時期以外は閉鎖されている所ですが、今日は通ります。
そのまま西に進むと土手がありますが、この土手は御室桜満開時に、御室桜と五重塔をセットで撮れるので人気スポットになです。
突き当たりに門があるので、ここが「ルート4」の入口です。チケットを見せるのかなぁ・・・と思いましたが、ここには誰も居ませんでした。
この写真は門を出る時に撮ったものです。門を入ると左手に行くコースなんですけど、私は見落として・・・真っ直ぐ行ってしまいました。
真っ直ぐに、先程まで居た「霊明殿」が見えたので、そっちに行ってしまった訳です。この時間では誰も居なかったので、狭い苑路一方通行にされていたのでしょう。
ここまで来ると七代目小川治兵衛作の「北庭」が見えました。
そして、ようやく茶室「飛濤亭(ひとうてい)」(重文)が見えて来ました。最後に、小さな橋を渡りますが、これが怖かったですね。
「飛濤亭」前から「北庭」と「宸殿」を撮りました。ここから見る光景は初めてですね。
茶室「飛濤亭(ひとうてい)」(重文)は撮影禁止でした。ただ貴人口が開けられており、中まで覗けて良かったです。こちらは蹲踞でしょうか。
このポストカードは、2014年(平成26年)3月28日の会報「京の茶室」公演と世界遺産「仁和寺」文化財特別鑑賞で貰ったものか買ったものです。(覚えてない・・・)
帰りは、係の方に聞いて、本来の行きのコースで帰って行きました。
飛濤亭は第119代光格天皇遺愛の席と伝わる茶室です。天皇の茶室であることから躙り口のかわりに貴人口が設けられています。1937年(昭和12年)に重要文化財に指定されました。茶席は四畳半、続いて板の間に水屋が造られ、北側には長炉をつ勝手と土間があります。
滅多に入ることが出来ないエリアのため、じっくり鑑賞し出て行きました。
このあと、次の予定があるので、金堂や五重塔には寄らずに仁和寺を出て行くことに。先客の方とは霊宝館から出てこられ勅使門前で会いました。境内図を見てたので、ルート4を探されていたのかも。
9時42分に仁王門を出ました。予定より5分ほど早かったけど、これから次の目的地に向かいます。ちなみに京都観光協会のHPの紹介は、次のように書いてありました。
真言宗御室派の総本山で、世界文化遺産。代々皇室から住職を迎えた門跡寺院で、日本画家・原在泉や堂本印象の襖絵が残る「宸殿」「白書院」「黒書院」など「御殿」と呼ばれる建物群は、回廊で結ばれ御所に似た風情を漂わせる。今冬、七代目小川治兵衛作の「北庭」と白砂敷きの「南庭」からなる「仁和寺御所庭園」が、2021年3月に国の名勝に指定されたことを記念し、建物内からの観賞式であった庭園に下りて特別回遊ルートで拝観できる。築山に建つ茶室「飛濤亭」などもみどころ。
庭に降りられる・・・は微妙ですし、黒書院は工事中で入れないし・・・少しガッカリしたのは事実です。
【仁和寺 飛濤亭】
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