妙心寺塔頭 長慶院「藤の庭」特別公開へ

４月１５日(金)は、昨夜から雨が残り、小雨降り続くなか家を出て、京都市バスに乗り妙心寺塔頭 長慶院に向かいました。長慶院は非公開寺院なんですが、藤の花が見頃となる３日間だけ公開されます。今年は４月１４日(木)～１６日(土)の３日間でした。

参考まで、昨年は４月８日～４月１０日、２０１９年は４月１８日～４月２０日で、藤の花が見頃となる時期が異なるので、公開時期も早かったり遅かったりで、昨年は桜の開花も記録的に早かったので、藤の花も早かったわけです。毎年、行ってみようと思いつつ、忘れてて気がついた時には終わってる・・・が続いていました。ここは周知をFacebookでされているので、フォローしてました。昨日は松尾大社の山吹を優先したので、行く日を平日の、この日に決めた訳ですが、天候がイマイチで、前途したとおり小雨が降り続いていて、それなら空いているかなぁ・・・と？。

長慶院は１６００年(慶長５年)、妙心寺７１世東漸宗震を開祖とし杉原くまを開基として創建された臨済宗妙心寺派の塔頭です。杉原くまの父は杉原定利、母は朝日殿。兄に木下家定、妹にねね(高台院、豊臣秀吉室)とやや(長生院、浅野長政室)がいる。１６２４年(寛永元年)８月に、豊国廟の社僧・梵舜のもとに高台院とともに祈祷の礼を届けたことが文献に見える最後の記述で、同月死去。戒名は長慶院殿寮嶽寿保大姉。妙心寺に肖像画や遺品が残る。例年４月２０日前後に客殿前の庭に藤がきれいに咲きます。その頃３日間ほどは特別公開されます。

妙心寺バス停から、妙心寺の総門から境内に入り石畳の参道を傘を差して歩きます。長慶院は妙心寺境内の北東角にあるので結構歩きました。

９時４８分に｢山門｣に着きました。この門は伏見城の東門の移築だそうです。

１０時から公開と書いてあったけど、少し早く開けられるのかなぁ・・・と思って早く来たのに、門は開いてますが扉は閉まったまま。私の前に６名が並んでいます。この時間で７番目に来た訳です。まさか行列なんか予想もしてなかったので驚きと、あと１２分も待つのか・・・。

これは帰りに撮った写真です。山門から玄関までの参道に、白色の藤の花が咲いてました。雨に濡れて綺麗です。

これは帰りに撮ったので扉は開いてますが、ここが開いたのは１０時ちょうどでした。私は７番目ですが、私の後ろにも並ばれていたので、開門時には１０名を超えていたでしょう。

玄関入ると、検温です。そのあと手指消毒して靴を脱いで上がりました。お寺の方に拝観料を伺うと、「志納でお賽銭箱に入れてください」と。小銭を用意してきたので入れました。

初めて来たので、要領は分かりませんが、先に入られた方に付いて行くと・・・？。

先ずは｢客殿｣に入ります。先に入られた方が横一列で写真を撮られていたので、私も｢藤の庭｣の藤の花を撮りました。

藤の芳醇な香りが漂うので、前に行って写真を撮りたいところ我慢です。

痺れを切らして前方に出て、｢藤の庭｣を撮りました。向かって左に紫の藤の花、右に白色の藤の花が咲いてましたが、ピークは過ぎつつあるようです。

次に｢本堂｣か｢書院｣か分かりませんが、ここにはご本尊｢東方薬師如来像｣が祀られていたので、お参りを済ませ藤の撮影です。

こちらからは客殿のガラスに反射する藤の花が綺麗です。

次に、客殿の右側に移動して藤の花を撮りました。

こちらがお賽銭箱の奥にある｢仏間｣です。

ここにご住職さんが座られていたので、書き置きの御朱印２種いただきました。ついでに先着２０名の和菓子も注文。

和菓子は私が最初でした。案内には亀屋重久製、藤の金団でした。これに煎茶がついて６００円でした。

ここに座ってお菓子をいただきました。大変美味しかったです。皆さん写真を撮られているのが少々恥ずかしかったけど。

堂内は狭いので、人が増えてきたら混んできます。２０分頃には朱印に並ばれていました。

もう出て行くつもりで庭を見ると、藤の花が散り始めてますね。昨日がピークだったじゃないかなぁ。

２０分過ぎに、ここを出て行きました。出て行ったのは私で２番目ぐらいでしょうか、出て行かれないので堂内は、これからますます混雑するでしょうね。

公開は、明日１６日(土)までの予定でしたが、１６日Facebookを更新され１７日(日)まで延長されました。「ただ藤の花が見頃過ぎを了承してください」と書いてありましたが・・・。

友人が、１７日のお昼過ぎに行ったら、凄く混雑してて、広い畳みの部屋は座る所も無いほどだったようです。

帰りも妙心寺前バス停から帰路に着きました。雨は止まずに降り続いています。

藤の花綺麗でした。来年も予定が合えば再訪します。

【妙心寺塔頭 長慶院】