「大本山 圓満院」琵琶湖にほど近い皇室とゆかりのある門跡寺院へ

「比叡山ドライブウェイ」を田の谷峠料金所を9時44分に出て行き、そのまま滋賀県大津市に入りました。目的は岩間寺でしたが、三井寺の前を通るので寄って行くことにしてくれました。三井寺の門前に駐車場があって500円です。ただ、友人が三井寺近くの大本山 圓満院に墓があるので、そちらに止めると駐車料金が要らないのでと言うことで、円満院に寄って行くことになりました。

IMG_5022.jpgIMG_4983.jpgIMG_4982.jpg私は円満院は初めて来ました。諸事情について友人が教えてくれしたので、これから友人の案内のもと拝観します。

圓満院の歴史は。987年(寛和3年)第62代村上天皇の第三皇子悟円親王により創立された天台宗の門跡寺院です。三井三門跡の一つであり、開基当時は平等院と呼ばれていました。藤原道長が宇治に建てた別荘をその子藤原頼道の時代に寺院にするよう命令が下され、平等院(後の圓満院)の明尊大僧正によって完成しました。悟円親王の子永円親王が初代院主となり、三井平等院の名前を宇治に譲り、現在の宇治平等院の初めとなっています。一方三井平等院は明尊大僧正によって圓満院と命名され、悟円親王をはじめとして歴代皇族の入室する門跡寺院となりました。

IMG_5023.jpg門を入った右手に「護摩堂」がありますが、ここはスルーさせて貰います。

IMG_4979.jpg車を置いて最初に見るのが重要文化財に指定されている「宸殿」です。白砂が敷き詰められた庭園は立入禁止です。「大玄関」は、天皇陛下が行幸された場合のみ開けられるそうです。

IMG_4954.jpgIMG_4978.jpgIMG_4977.jpg拝観については友人にお任せして、私は後ろをついて行くだけです。

IMG_4957.jpgIMG_4958.jpg最初に渡り廊下を通って「本堂」に入ってお参りします。

IMG_4959.jpgIMG_4962.jpg後程向かいますが、本堂から見た「宸殿」です。1619年(元和5年)江戸幕府第2代将軍徳川秀忠の息女息女徳川和子(まさこ)が第108代後水尾天皇の后として正式に御所に入る際に建てられました。その後、1647年(正保4年)に京都御所より譲り受けた建物です。

IMG_4963.jpg内陣の中央に本尊の不動明王立像が祀られています。案内には歴代天皇の位牌を安置とありました。

IMG_4964.jpg宸殿に降りてきて「本堂」を見ています。

IMG_4965.jpgIMG_4966.jpg宸殿内見られます。こちらは「玉座」ですね。後水尾天皇が座した玉座を配した「玉座の間」の天井は、特別な造りの格天井だそうです。

IMG_4968.jpgIMG_4969.jpgIMG_4970.jpgこちらは京都の伝統的な遊び「投扇興(とうせんきょう)」ですね。

IMG_4971.jpg襖絵は、個人的な見解ですが、写真のように思えました。真意はわかりません。次に庭園を見ます。

IMG_4973.jpgIMG_4974.jpgIMG_4975.jpgIMG_4976.jpg宸殿の南側に広がる庭園は、室町時代の相阿弥の作と言われ池泉鑑賞式のお庭です。1647年(正保4年)頃の作庭。1934年(昭和9年)12月国の名勝、史跡に指定されました。

友人の案内の元に見学させて貰いました。このあと、三井寺に歩いて向かいます。

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